人生は一回きりしかないから、悔いのないように生きていかなくてはいけない。生まれてきた環境も時代の流れも、それはすべての人に必ず与えられる制御不能な条件でしかないのだから、それを理由に自らの不運を恨んだり、誰かのせいにしたところで仕方のないことである。それが正しい考え方なんだろうとは思うが、それはまたせつなすぎるほどに正し過ぎる。もう取り返しがつかないことは分かっていながら、自らの過去を悔やんでみたことがない人はいないだろうし、もし今でなければと嘆いてみたことがない人もいないだろうと思う。勉強も仕事も、そして出会いも、神様はいつも試練を与えることが楽しみかのように運命を作り上げていく。だから悔いのないように生きていくなんていうことは、もともと達成不能な目標でしかないと諦めの心境で日々を過ごしていくことになる。銀のスプーンをくわえて生まれてきたわけではないけれど、いつ命を落とすか分からないほど不幸な境遇で育ってきたわけでもない。それなのに、未だにそんなことを考えて眠れない夜がある。理由はよく分かっている。目の前にあるのは確かなのにつかまえきれないあの子の面影が瞼の裏から消えないから。
そんな時はお決まりのように、中島みゆきの歌が頭の中でリフレインする。
○横恋慕
長い髪を 三つ編みにしていた頃に
めぐり逢えればよかった
彼女より もう少し早く
たぶん だめね
それでも 時の流れさえ 見放す
私の思いを
伝えてから 消えたい
○この世に二人だけ
二人だけ この世に残し
死に絶えてしまえばいいと
心ならずも願ってしまうけど
それでもあなたは 私を選ばない
強い雨が心を叩く。まとわりつくような雨が心を濡らす。夜の雨にはそんな力があるような気がする。人が梅雨を嫌うのは、体にではなく心にダメージを与えるからなのではないだろうか。そんなことをまた口ずさみながら考えてみる。
もうこんな時間になってしまったけれど、夜明けになればまた気分も変わるだろう。止まない雨はないし、明けない夜はない。そう思っていれば、眠りに落ちることもできるかもしれない。だからあと少しだけ、つれづれに夜とつきあっていくことにしよう。朝が来れば、また絶望でも希望でもない日常がやってくるのだから。
そんな時はお決まりのように、中島みゆきの歌が頭の中でリフレインする。
○横恋慕
長い髪を 三つ編みにしていた頃に
めぐり逢えればよかった
彼女より もう少し早く
たぶん だめね
それでも 時の流れさえ 見放す
私の思いを
伝えてから 消えたい
○この世に二人だけ
二人だけ この世に残し
死に絶えてしまえばいいと
心ならずも願ってしまうけど
それでもあなたは 私を選ばない
強い雨が心を叩く。まとわりつくような雨が心を濡らす。夜の雨にはそんな力があるような気がする。人が梅雨を嫌うのは、体にではなく心にダメージを与えるからなのではないだろうか。そんなことをまた口ずさみながら考えてみる。
もうこんな時間になってしまったけれど、夜明けになればまた気分も変わるだろう。止まない雨はないし、明けない夜はない。そう思っていれば、眠りに落ちることもできるかもしれない。だからあと少しだけ、つれづれに夜とつきあっていくことにしよう。朝が来れば、また絶望でも希望でもない日常がやってくるのだから。
いつか聞いてみたいお話ですねえ
みなさんの心の底にある何かを思い出させたようですね。
不思議なものです。
わたしは時々、決まって見る夢があります。
シチュエーションはその時々で違うけど、
結局、わたしは ひとりの人を探しまわる夢です。
そんなことを思い出してしまいました。。。
淡いあの頃の思い出が蘇ってきます。
あぁ~・・・
パパさんの文才にはかなわないなぁ・・・
気持ちをコントロールするいいセリフを手に入れましたね。
いい表現ですねえ。
大空を飛ばせてあげたいなあ。
代筆してもらった様な
ぐっとくる、この気持ちどうしてくれますか?
「予測できないことは対処しようがない」というセリフです。
私はそれを思うと「あの時何もしなかった自分」をようやく許せることができて、気分が軽くなります。
だって、どんなに一生懸命生きていようと、真摯に過ごしていようと、誰だって予測できないことには対処しようがないんだもの。
思い出して考える必要はあるけれど、思い出して後悔してもしかたないかなぁ・・・と思う最近です。
年を重ねるほど
そんな想いが強くなります。
残りの人生を好きなように生きたいけれど
やはり、それはできなくて。
でも、こころは自由だから
時々こころだけ、空を飛ばしてやります。