負け犬の遠吠え the underground

恋話 音楽 コスメ etc ある女の戯言

KREVAとOL

2004年12月27日 00時29分04秒 | HIPHOP☆R&B
クリスマスが過ぎて2004年もあとわずか
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

中にはもうお休みの人もチラホラ。
イヤ、ほんとに羨まC~です。

ちなみに千瑠は30日までお仕事。
現在まだ、年賀状書き終わってマセン!
忙しくて後回しにしていたらこんなことに・・・。
というワケで、今日は年賀状書きまくりマス。
他の仕事は全部シカトして!

んで、今日はHIPHOPネタです。

今年の10月に我が家もSKYパーフェクトTVに参入。
特に音楽専用チャンネルはアーティストのビデオクリップが見れるので、
音楽好きの私としては嬉しいかぎり!

そんで、毎日毎日楽しんでいくうちに、とても良さげな曲を発見。

KREVAの「ひとりじゃないのよ」という曲だ。

KREVAはKICK THE CAN CREWのラッパーの一人なのだが、
KICKのミーハーな空気が苦手で、KICK時代はまったく注目していなかった。
(KICKは現在活動休止中)

KICK誰それ?って人も

「あがってんの~♪ さがってんの~♪ みんなハッキリいっとけ~♪」

って「マルシェ」という曲のフレーズは知ってるのでは?

それでも解らんって人は勝手にぐぐって調べてチョーダイ☆

それが、なぜソロになって注目したか?
KREVAのトラックセンスがすばらしいからである。

HIPHOPの特色でもあるはっきりしたキックとスネアをベースに
心地よいメロウなメロディのループがのっかっている。

特にKREVAが作り出すメロディとベースの音階センスは抜群で、
自信の高めの声のラップと相性が良く聞いていて気持ちがいい。

この「ひとりじゃないのよ」のトラックは私の中で久々のヒットだ。
(邦楽HIPHOPで・・)

前作の「音色」もさっそくチェックしてみたのだが、
このトラックもかなり絶品であった。

KREVAのトラックが私のツボを踏みまくったので、
その後11月3日に発売されたアルバム「新人クレバ」は発売日当日にGET。

ただこんなお気に入りのKREVAのトラックにも一つ残念なことがある。
それは 「リリック(歌詞)の内容」だ。

いまいちリリックに共感できない部分が多かった。

シングルカットされている「ひとりじゃないのよ」のリリックで

「言葉 音がオレの武器だ 好きな奴らと切磋琢磨し 必ず結果だす」

という部分がある。

コレ 一般OLの私にはピンとこない。

一般的に、学校卒業して就職して仕事してるっていう人が多いと思うのだが、
すごいイヤな上司や部下がいたりとか何かしらの人間関係で悩む時って
誰でもあるじゃないですか。

(え~ ないって人は・・アンタ幸せモンダヨ)

どんなにイヤな奴でも、上司であれば一緒にやっていくしかないし、
そして、どんなに小憎たらしい部下がいても自分が上司であれば色々と
世話(教育)をしなければならない。

私がもし「○△さんと仕事するのイヤですぅ~」なんて
上司に言った日にはスリーパーホールドで落とされる可能性は大きい。

まぁ、この例えは極端すぎるケドモ・・・

多くの社会人は「好きな奴らとツルんでられたら苦労はないよなぁ」って
ところは少なからずあるんじゃないか。

でも、それを我慢してる分、企業人はある程度の「保証」っていうのが
あるんだよね。

毎月決まった労働時間で決まったお給料。(例外も有り)
そんなもの、KREVAは保証されていないであろう。

「好きな奴らと切磋琢磨して結果出す」ことができる人って、
それなりのリスクをしょってるじゃないかなーナンテ思っちゃったりするんですよ。

「今日はこうだけど、明日はわかんない」 みたいな。

千瑠もアーティストやデザイナーと仕事すること多いんだけど、
どんなに非人道的なこと言ってても「才能やセンス」がある人って
許されること多いんだよね。

例えば・・・

自動販売機しかない場所なので缶コーヒー出したら

「え~ 私 スタバのコヒーしか飲まないのよね」 

「(怒!!) ハーイ じゃ スタバですぐ用意しますネ♪」

とか。

こんなの日常茶飯事だし。
いい人もいるけどね~ わがままな人も多い~。

そんなこんなで、一般OLの私としてはKREVA「ひとりじゃないのよ」の
リリックは全然共感できなかったしだいである。

まぁ、比較的に邦楽HIPHOPのリリックって「俺様系」が多いので
しょーがないかもしれないけどサ。

そして、アルバム全体のレビューといたしましては・・・

「バランスが悪い!!」

かなり期待してたので「がっかり」しました。
1曲1曲のクオリティーは高いのかもしれないが、全体のバランスが悪い為、
それぞれの「良さ」が殺されてしまってるのかもしれない。

昔、DJの友人に
「アルバムやミックステープは全体の流れやバランスが大切」
と言われたことがあったのだが、その言葉を痛感した一枚であった。

それに、あのジャケのセンスもどうかと思いますよ KREVAサン・・・