goo blog サービス終了のお知らせ 

maffnaff living

世界のどこかでこっそり生きているマフナフのちょっぴり孤独で気ままな生活をご紹介します。

たとえそれが芸術だとしても

2007年04月04日 | 日々徒然

先日、運良く平日休みが出来たので国立新美術館へと行ってきました。オープンして間もないですから、きっと休日は芋を洗うが如き混みようだろうと思っていたので、この棚ぼたの一日を活用しないわけにはいきませんでした。

しかし当日はすこぶる体調が悪く、風邪でもひいたのではないかという様でした。けれども気をはいて、しっかりと厚着をして出掛けました。

その日は春を通り越したような暖かな陽気で、私は汗をにじませながら信濃町からのろのろと歩いて国立新美術館を目指しました。

現在、国立新美術館では「異邦人たちのパリ 1900-2005」と題してパリのポンピドー・センター所蔵作品による開館記念展を催しています。ちなみにこの国立新美術館は自前の所蔵品を持たないという新しい形式の美術館です。

着いたのはちょうどお昼頃でした。平日だというのに春休みに入っていたせいか、なかなかの混みようです。とても快適に芸術鑑賞などできる状態ではありませんでした。(もちろん新しい美術館ですから、展示室自体はかなり快適に設計されているようでしたが)

おまけに頭がかんかんします。しんどくて感応度がすこぶる低下しています。

せっかくポンピドーの珠玉の名品たちが目の前に並んでいるというのに、ちっとも楽しくありません。もちろん素晴らしい作品もあり、キスリングの「若いポーランド女性」という作品のビビッドな色彩にはハッとさせられたりしました。でも結果的に流し見程度で会場を出てしまいました。

売店で買って飲み干したリンゴジュースがとてもおいしかったです。

たとえそれが芸術だとしても、観る側の準備が出来ていないとどうしようもない。今回はちょっと残念なことでした。


v: Rein Dans Les Poches / Mitsou with Lajos Kathy Horvath and with Bratsch

たまにはじっくりと

2007年04月01日 | 日々徒然

ぽつねんとして考えごとをするのもよいですが、たまにはじっくりとイラストでも描きながら考えごとをするのもよいかもしれません。ふらふらと迷走している気持ちがおちつきます。


v: Nobody Cares For Me / The Be Good Tanyas

かりんとう大王あらわる

2007年03月31日 | 日々徒然

だれしも自身の状態を測るバロメーターをお持ちのことと思います。

私の場合、先日ご紹介いたしました「あめだま四天王」の勢力もひとつのバロメーターです。更に同じ系列で、負の具合を測るバロメーターが存在します。

それが「かりんとう大王」です。

なぜだか、心身に抱えるストレスが極度に増してくると(あっという間に増してしまうのですが)、かりんとうが食べたくて仕方がなくなるのです。別にアイスクリームだってビスケットだってケーキだってよいじゃないかと思うのですが、問答無用でかりんとうなのです。

かりんとうはとても美味しいものだと思います。その反面、食べ物として身体には相当によろしくないとも思っています。普段は後者の考えが勝っています。しかしストレスが増してくると両者がせめぎあい、結果、前者が後者を圧倒します。

早い話がやけ食いです。

今夜もぼりぼりとかりんとう大王を一袋おなかにおさめて、やれやれと頭をかいているところです。

まだブログを更新するくらいの余裕があるのでよいですが、「かりんとう大王」の登場は私にとって要注意警報なので、少し気をつけたいと思います。


b: Forró de Mané Vito / Quinteto Violado

あめだま四天王

2007年03月25日 | 日々徒然

人ならだれしも「あめだま四天王」を持っていることと思います。

私の場合、「ニッキ飴」「ハッカ飴」「大根生姜飴」「黒飴」の四つが、あめだま四天王です。(ちなみに黒飴では那智黒が最高です)次点で「ごま塩飴」「ウェルタース オリジナル」を挙げたいです。

幼少の頃は口に入れるとしゅわしゅわするソーダ飴や、チェルシーなどが圧倒的に好みでしたが、大人になり味覚が変化すると共に、四天王が勢力を強めてきました。

どうしてこうした好みが形成されたのか考えてみますと、私の場合、それは母親からの遺伝ではないかと思います。

母はよくニッキ飴なぞをなめています。幼少の頃、私は(どうしてあんなひどいにおいがするものを食べるんだろう)と信じられない思いでそんな母親を眺めていました。

それが今では毎日ぺろぺろニッキ飴を口にするしまつです。血の力は偉大です。

しかし日常生活の中であめだま四天王が勢力を増してきている時は注意が必要です(私の場合ですが)。生活のリズムが狂いだしたり、ストレスが増加してくると、私は無性に甘いものやジャンクな食べ物を口にしたくなります。自然と、あめだま四天王がかわるがわる私の口の中で踊ることになります。

最近はあめだま四天王が次々と消費されていきます。早く生活を落ち着かせて、あめだま四天王とは適度なおつきあいにしたいなと思う今日この頃です。


v: Ulla Pirttijärvi / Gadja Nilla


遠野へ行きたい

2007年03月19日 | 日々徒然

柳田国男の「遠野物語」を読みました。

遠野物語は読むべきものとわかっていながら、どうしても読み切ることが出来ない不思議な書物でした。過去に何度も手にしたことはあります。しかし、難しいわけでもないし、とても短いものなのですが、読み始めると呪いでもかけられたかのようにへなへなと読む力を失ってしまうのでした。

それが今回は実に楽しく読みきることができました。それが何より嬉しいことでした。

遠野へは三回ほど旅をしたことがあります。「遠野物語」というなにか幻想的なイメージだけにひかれて、旅の途中で立ち寄ったのが始まりです。けれどもどうしても本は読めないで、それなのに時々、無性に遠野へ行きたくなって、二度三度と旅を重ねました。遠野には周期的に私をひきつける引力のようなものがあります。

今回「遠野物語」を味わったことで、どうやらその引力がはたらき始めたようです。
もし今度遠野へ行く時には、自転車を持っていって遠野近辺一帯を走り回ってみたいものです。


v: Gum Collector / Dona Rosa