12月に入ってから、考えてもいなかった事態が起きて慌しくしています。自分の人生が洗濯物のように右へ左へぐるぐる回っています。落ち着きようにも落ち着けません。このささやかなブログも年内の更新はこれが最後です。よいおとしをお迎えください。
12月に入ってから、考えてもいなかった事態が起きて慌しくしています。自分の人生が洗濯物のように右へ左へぐるぐる回っています。落ち着きようにも落ち着けません。このささやかなブログも年内の更新はこれが最後です。よいおとしをお迎えください。
東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で絶賛開催中だった特別展、「鳥獣戯画がやってきた!」が本日でフィナーレです。
展示入れ替えがあったので、前期に一回、そして昨日夜に再び足を運びました。大変な混みようであったことに加えて、ちょっと私生活が大変な局面を迎えつつあるので、悠長に絵画鑑賞などしていられないという精神状態もあって、見に行ったという事実を作ったに過ぎない、という感じになってしまいました。残念。
鳥獣戯画は大変ポピュラーですから誰もが知っているところのものですが、改めて観るとその面白さに驚かされます。軽やかな筆致で描かれたこっけいでユーモアあふれる世界、生き生きと描かれているキャラクター、日本の漫画やアニメーションの原点がここにあるという感じです。
美術なぞ興味が無い方でも十二分に楽しめるのではないでしょうか。と、いっても今日で終わってしまうのですけど。
http://www.suntory.co.jp/sma/
b: Dzumbus Funk / BOBAN MARKOVIC ORKESTAR
もう冬です。イラストをつけている時間がありませんが、少しずつブログを再開していこうと思っています。
転職活動でなかなか意識が集中できません。しかしなにもしないでいると不安に包まれがちになってしまいます。こんな時はひたすらインプットです。つとめて映画を観たりしています。
先日、転職の面接を受けたあと、なにか空虚な気持ちを抱えたまま、有楽町のイトシアへと向かい、シネカノンで「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」という映画を観てきました。
舞台となっているハンガリーの首都ブダペストは、私にとって思い出の地です。
二年前の冬、私はブダペストで9日間を過ごしました。ひたすら歩き回っていました。色々なものを見て、色々なことを思いました。ですからこの映画はどうしても観ておきたかったのです。
すばらしい映画でした。あれだけ迫力のある映像が、ブダペストで撮影されたことも驚きでした。市民や行政の全面的なバックアップがあったのだと思います。1956年のハンガリー動乱から50年の節目の年に、この映画がマジャール語で撮られた意義は私が思う以上に大きいのだと思います。
エンドロールの最中で、感極まってしまいました。哀しい結末、ブダペストの思い出、現在の不安定な自分の心境が入り混じって、泣かずにはいられませんでした。映画館であんなに涙を流したのは初めてのことでした。
v: 5000マイル / Rie fu