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「あるものをない」という国家や行政はおかしい、と国家100年の計から立ち上がった前川前次官に「官僚たちの夏」をミタ

加計逃げ安倍首相、野党の質問時間短縮を画策 「丁寧な説明」のウソ

2017-10-31 10:26:31 | 日記
安倍晋三首相が早速、野党からの加計疑惑や森友学園疑惑の追及から逃げようとしています。そもそも国会の質問時間が野党8、与党2」程度となったのは、民主党が今の自民党のように衆議院の300議席以上を確保して与党だった2009年〜2012年の時に野党だった自由民主党からの強い要望で暗黙のルールになったそうです。自分たちが与党に返り咲き、加計学園や森友学園の質問をされるのが嫌だから質問時間を議席数に応じて配分しろというのは、国民をなめているとしか思えません。
会社では偉い人が社員向けに話しをした後の質疑応答がありますが、事前に質問する人も内容も決めている”与党質問”が相場です。不規則に手を挙げてもたいていは司会者が「では社長は次の予定があるので」などと打ち切って当ててもらえません。このようにいわゆる”与党質問”はほとんどが聞くに値しないくだらない内容で、形式的なものなのです。
こうした状況は民主的な投票で経営や人事が決まるわけではない民間企業は仕方ないとしても、民主主義の土台である国会の質問がシャンシャンの与党質問ばかりになったら、国会で議論する意味がありません。市民も報道機関も猛反発すべきです。


(大政翼賛会のようになってしまうのか。写真は10月21日の選挙戦最終日にアキバで安倍首相が「リベンジ」演説した時の様子=ブログ筆者撮影)

TBS動画)“質疑時間”で与野党対立、国会に求められる役割は?(30日 18時00分)
日テレ動画)国会質問時間 与党配分増を検討 野党抗議(2017年10月30日 21:57)
日経)衆院質疑時間、配分巡り与野党が攻防 (2017/10/31 2:00)
時事)安倍首相、質疑時間の配分見直し指示=自民「魔の3回生」が拡大要望
毎日)自民が質問時間増を要求 追及回避狙い 野党は反発(2017年10月30日 22時11分)

立憲民主党の枝野幸男代表は30日の党会合で「首相は『選挙の後も謙虚に』という言葉を繰り返しているが、そうした姿勢とは全く違う」と発言。
共産党の小池晃書記局長も記者会見で「国会は政府の翼賛機関になってしまう」と訴えました。

加計「生物化学兵器研究施設か」 世界的宇宙物理学者、池内了氏が指摘

2017-10-30 08:46:08 | 日記
世界的な宇宙物理学者として知られる元国立天文台理論天文学研究系教授が、加計学園の獣医学部が軍学共同と関連した「生物化学兵器の研究」の拠点になる可能性があるのではないかと指摘しています。池内氏は宇宙論はもとより、科学の啓蒙家として数々の著作を世に送り出しており、当ブログ執筆者も10代の頃に何冊か読みました。現在は科学者として科学の平和利用を提唱する立ち位置の方のようで、加計問題は専門外ではありますが、学問が軍事利用に買われようとしていると警鐘を鳴らす論考には説得力があります。

BLOGOS)著名宇宙物理学者、池内了)加計学園問題と新たな軍学共同 マスコミも書いていない仮説なので信用されないかもしれないが、以下を読んで判断されたい。

TBS報道特集の4月の番組で防衛装備庁が「安全保障技術研究推進制度」として自衛隊の武器・戦車・戦闘機などの防衛装備品につながる大学の研究に助成する制度を2015年度からはじめ、予算額が3億円→6億円→110億円と2017年度は一気に20倍に膨らんだことを明らかにしていました。批判をかわすために、多くが「デュアルユース」と呼ばれる軍民両方に使える技術を支援しているのがミソで、助成を受けた研究者は純粋な基礎研究の科学技術予算が減らされる中で、自分の泥臭い研究を地道に続けるためにやむなく助成金をもらったという、やるせない気持ちをにじませていました。いわば、軍事費で学問が買われているわけです。日本学術会議では67年前の総会で「戦争を目的とする科学の研究には、今後、絶対に従わない我々の固い決意を表明する」という軍事研究は絶対に行わないという誓いをしていたそうです。またベトナム戦争時にも改めて同じ決意が表明されたそうで、今年2月の総会でも学問の軍事利用について議論が紛糾したそうです。当ブログ執筆者は番組を生で観ていましたが、動画が下記サイトにアップされていました。まだご覧になっていない方はぜひ、ご覧ください。

動画)報道特集170408・科学者の軍事研究


(写真はTBS:報道特集より)

↓調べたら、学術会議の直後にいろいろ報じられていました。
NHK)科学者は軍事研究にどう向き合うか」(時論公論)(2017年03月27日 (月)、水野 倫之 解説委員)
毎日)学術会議、新声明案 軍事研究、抑止に限界 「学問の自由」で介入けん制(毎日新聞2017年3月8日)

アメリカは巨大な軍事費があり、ロボット研究などは巨大な軍事費で賄われているのは事実です。中央という概念がないインターネット技術も元は中央の制御センターに爆弾が落とされても全体のネットワークが損なわれない仕組みとして開発され、冷戦後の90年代に民生に転換されたことはよく知られています。科学技術の研究が、歴史上、ものによっては資金に糸目をつけない軍事費によって進められてきた側面があることは否定できません。しかし、日本は戦争の反省から戦前と同じ道を歩まないと誓ったはずです。

納税拒否)長官罷免に2万人署名、森友疑惑の佐川宣寿・国税庁長官

2017-10-29 13:25:30 | 日記
東大の醍醐聰名誉教授を中心とする「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が集めていた佐川宣寿・国税庁長官の罷免を求める署名が2万人を超え、このほど財務省と国税庁に署名が提出されました。

(写真も日刊ゲンダイ)

森友学園は開校予定の小学校を「安倍晋三記念小学校」の校名にする構想があったそうです。幼稚園の園児に教育勅語を唱和させていた教育方針の学園で、安倍首相の昭恵夫人が応援していました。同学園に対して財務省(近畿財務局)は小学校用に国有地を8億円ポンと値引きし、首相のお友達に財務省の役人が”忖度”したと疑われています。8億円値引きの最終責任者だった佐川理財局長(当時)は国会で『確認することを控えさせていただく』などと徹底して何も答えないことで安倍首相を守り、その答弁に対する論功行賞として国税庁長官に栄転したとみられています。記者からの質問や批判を恐れる佐川長官は7月の就任からいまだに就任記者会見すら開けていません
10月1日放映のTBSの朝の討論番組「時事放談」に登場した片山善博・元総務大臣は「私も若い頃に税務署長をしましたが、税務署の現場の職員は国民に常に「領収書を出してください」、「きちんと説明してください」と要請しているんですよ。しかし、その税務署組織の一番のトップが世の中に向かって説明できない状況では、国民から「じゃあおたくのトップはどうなんだ」と返されると、返す言葉がない。現場はとてもツライと思いますよ」(注:ブログ筆者が視聴した時の発言の趣旨。詳細の文言は異なると思います)と徴税現場に同情していました。

日刊ゲンダイ)署名2万筆以上に モリカケ疑惑の佐川長官に2回目罷免(2017年10月25日)
朝日)佐川国税庁長官らを告発 森友問題めぐり、市民団体(根津弥2017年10月16日13時15分)

佐川長官もおそらく、若い頃は青雲の志に燃え、広く国民や国家のために役人にになったのであって、こんな世間の晒し者になりたくて役人になったわけではないはず。ある意味で安倍1強の被害者です。前川さんのように自分の信じる道を進み、市民の英雄になるか。1度しかない人生を生涯、逃げ隠れして「ダメな人」で終わるのか、岐路に立たされています。

【市民が税務調査を受けたときの決めの3文】
1『確認することを控えさせていただく』
2.『短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステムになってございます』
3.『諸般の事情』



加計「報道リスク避ける」 獣医学部可否、11月に判断 朝日新聞

2017-10-28 00:57:37 | 日記
加計学園の獣医学部を認可するかどうかが11月10日に判断が下されることが決まったと各紙が報じています。

朝日)「報道リスク避ける」加計の獣医学部可否、11月に判断(2017年10月27日17時44分)

NHK)加計学園獣医学部新設 来月10日に認可の判断へ(10月27日 12時54分)

日テレ)「加計学園」11月10日に認可判断へ(2017年10月27日 14:14)

日経)加計学園の答申、11月前半に 文科相「慎重に審議」(2017/10/27 12:35)

選挙に勝ったからと言って、首相のお友達である加計孝太郎氏が理事長を務める加計学園の獣医学部新設の疑惑が晴れると思ったら大間違い。新聞各紙は社説でくぎを刺しています。
毎日)森友・加計学園問題、終わっていない 新聞27社が社説でくぎ刺す(2017年10月26日)
福井新聞)国会の役割と責任 森友、加計問題を解明せよ(2017年10月27日 午前7時30分)

市民は集会を開いて抗議を誓っています。
中日新聞)「衆院解散で幕引き許さない」 森友、加計問題で集会(2017年10月26日 21時25分)

「文書がない」、「記録にない」、「記憶にない」、「再調査しない」で逃げ切れると思ったら大間違い。
衆院選への忖度?加計問題、あるはずの文書が「不存在」、開示する文書も衆院選後に―内閣府(志葉玲、フリージャーナリスト)


前川喜平氏が夜間中学で教える理由(アエラ)

2017-10-27 22:05:23 | 日記
「あるものをないことにはできない」。加計学園の獣医学部の新設をめぐる「総理のご意向」文書について、菅官房長官が「怪文書」呼ばわりしてなかったことにしようとしたことに国民のために立ち上がった前川喜平さん。今は夜間中学でボランティアで教えていらっしゃいます。詳細はアエラで前川さんがなぜ夜間中学で教えるのか、夜間中学の現状と問題点が詳細にまとめられていますので、ぜひ、熟読ください。
AERA)前文科事務次官・前川喜平さんが“夜間中学”で教える理由(野村昌二2017.10.27 16:00AERA)

(写真は報道特集に出演時のテレビ画面)
昔、夜間中学の人間模様を描いた山田洋次監督の「学校」(1993年、松竹)を観て感激しましたが、前川さんは西田俊行さん演じる黒井先生です。
これが本当の教育だと思います。アエラの記事によれば、夜間学校は1966年に行政管理長(現総務省)が早期廃止勧告を出したため、存続の危機に直面しましたが、現場の教師たちが「夜間中学の火を消すな」と奔走し、細々と続いてきたそうです。1990年代前半に観た「学校」はそんな状況下での映画だったのですね。転機は最近で、2014年4月に超党派の「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」(会長・馳浩自民党衆院議員)が発足したのがきっかけで、法整備につながったそうです。プロレスラー出身の馳浩さんはいいことをなさっているのですね。自民党も1強の権力が強すぎておかしなことになっているだけで、1人1人の活動を吟味すれば、優れた政治家は多くいるのかもしれません。教育は国民のためのものであり、加計学園の金儲けのための食い物ではありません。