安倍晋三首相が早速、野党からの加計疑惑や森友学園疑惑の追及から逃げようとしています。そもそも国会の質問時間が野党8、与党2」程度となったのは、民主党が今の自民党のように衆議院の300議席以上を確保して与党だった2009年〜2012年の時に野党だった自由民主党からの強い要望で暗黙のルールになったそうです。自分たちが与党に返り咲き、加計学園や森友学園の質問をされるのが嫌だから質問時間を議席数に応じて配分しろというのは、国民をなめているとしか思えません。
会社では偉い人が社員向けに話しをした後の質疑応答がありますが、事前に質問する人も内容も決めている”与党質問”が相場です。不規則に手を挙げてもたいていは司会者が「では社長は次の予定があるので」などと打ち切って当ててもらえません。このようにいわゆる”与党質問”はほとんどが聞くに値しないくだらない内容で、形式的なものなのです。
こうした状況は民主的な投票で経営や人事が決まるわけではない民間企業は仕方ないとしても、民主主義の土台である国会の質問がシャンシャンの与党質問ばかりになったら、国会で議論する意味がありません。市民も報道機関も猛反発すべきです。
(大政翼賛会のようになってしまうのか。写真は10月21日の選挙戦最終日にアキバで安倍首相が「リベンジ」演説した時の様子=ブログ筆者撮影)
TBS動画)“質疑時間”で与野党対立、国会に求められる役割は?(30日 18時00分)
日テレ動画)国会質問時間 与党配分増を検討 野党抗議(2017年10月30日 21:57)
日経)衆院質疑時間、配分巡り与野党が攻防 (2017/10/31 2:00)
時事)安倍首相、質疑時間の配分見直し指示=自民「魔の3回生」が拡大要望
毎日)自民が質問時間増を要求 追及回避狙い 野党は反発(2017年10月30日 22時11分)
立憲民主党の枝野幸男代表は30日の党会合で「首相は『選挙の後も謙虚に』という言葉を繰り返しているが、そうした姿勢とは全く違う」と発言。
共産党の小池晃書記局長も記者会見で「国会は政府の翼賛機関になってしまう」と訴えました。
会社では偉い人が社員向けに話しをした後の質疑応答がありますが、事前に質問する人も内容も決めている”与党質問”が相場です。不規則に手を挙げてもたいていは司会者が「では社長は次の予定があるので」などと打ち切って当ててもらえません。このようにいわゆる”与党質問”はほとんどが聞くに値しないくだらない内容で、形式的なものなのです。
こうした状況は民主的な投票で経営や人事が決まるわけではない民間企業は仕方ないとしても、民主主義の土台である国会の質問がシャンシャンの与党質問ばかりになったら、国会で議論する意味がありません。市民も報道機関も猛反発すべきです。
(大政翼賛会のようになってしまうのか。写真は10月21日の選挙戦最終日にアキバで安倍首相が「リベンジ」演説した時の様子=ブログ筆者撮影)
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立憲民主党の枝野幸男代表は30日の党会合で「首相は『選挙の後も謙虚に』という言葉を繰り返しているが、そうした姿勢とは全く違う」と発言。
共産党の小池晃書記局長も記者会見で「国会は政府の翼賛機関になってしまう」と訴えました。