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前田喜芳ホームページへようこそ。自慢のコシヒカリ直売も行っております。

富山県黒部市で農業を営んでいます。自慢のコシヒカリをお召し上がり下さい。24年、酒米を使った日本酒「玉椿」が完成しました

【2012年5月】はがきサイズの近況報告

2012年05月23日 | はがきサイズの近況報告
2012年5月22日

おかわりありませんか

稲作地帯のこの時期の風景はなんと言っても田植え。
営農組合でも12日から植え始め20日に終了しました。

今年は計画通り酒米にも挑戦したく、早稲と晩生の品種を植えました。
コシヒカリと比較してどのような生育をするのか楽しみです。
蔵元からの品質に対する要求は厳しく、1等以上に仕上げて欲しいとのことで緊張しています。 
暮れに土作りの対策はしてありますので天候を祈るばかりですが。

今日、恒例の小学5年生の田植えを指導しました。 
今回は27名全員が未経験でした。

農村地帯といっても個々の農家はすべて機械で植えますし、たんぼを大規模農家に預けたり、集落営農に集約したりとますます子供たちには田植えを経験する機会はありませんね。
裸足で田んぼに触れたり、苗を植えたりさせることも大切だと思います。

さて今後の農作業は大豆の種まき、大麦の刈取りと麦後に大豆の種まき、ニラの定植と春作業は続きます。
晴れ間にやりたい作業なので入梅との時間の戦いになります。      

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
〒938-0001 富山県黒部市荒俣98-1
TEL 0765-57-0868
090-2127-9278
FAX 0765-57-0868
mail maeda@ma.mrr.jp
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/maedakiyoshi
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【2012年3月】はがきサイズの近況報告

2012年03月23日 | はがきサイズの近況報告
2012年3月20日

お変わりありませんか。

先日営農組合の総会を無事終え、昨年度より増収、増益となりました。
コメが多収で単価も上がったのが大きな要因です。
農協の職員が販売にがんばってくれたことが高価格になったと思いますが、東日本の災害によるコメの減収も影響しているかもしれません。
同じ生産者として複雑な心境です。

ただ、おそらく10年後位には日本の最先端の農業地帯になると予想しています。
今までも実力はありましたから。

組合の動きでは秋に黒部市産業経済奨励賞を受賞しました。 
更に励めというエールでしょうか。

コシヒカリによる日本酒が出来上がりました。
地元の商工振興会が企画して組合産のコメを地元の造り酒屋が商品化したものです。
名前は「玉椿」(たまつばき)。

700本限定。
大吟醸でフルーティな香り。
ワインのような口当たりです。

総会後の懇親会で試飲用に出したところ、ペロッと2升空きました。
いつもなら1升も持て余すのに。 

今年は酒米も栽培します。   

前田 喜芳

TEL 0765-57-0868
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【2012年2月】はがきサイズの近況報告

2012年02月26日 | はがきサイズの近況報告
2012年2月20日

お変わりありませんか

だらだらと降雪の続く冬でした。
週末にも降るとの予報ですがもう峠は越えました。

3月に入っても数回は降りますから冬は抜けたわけではありませんが雪での混乱はもうないものと予想しています。
市は除雪費用を追加したとのことですがその心配も薄らいでいくでしょうね。

TPPの件は交渉内容がよくわからなくてコメントのしようもないのですが矢面に立っているのが農業分野ですが農業生産者でありながらうっかりしていた事実がありました。

国内の農業算出額は世界で5位なのだそうです。 

年、8兆円の売り上げで中国、アメリカ、インド、ブラジルに次ぐとのこと。
自給率がカロリーベースで40%ですから生産額も比例して、順位は低いと思っていました。

カロリーベースですから野菜や果物はカロリーが低いし、自家用や親戚への贈答用コメ、家庭菜園の野菜などは含まれていませんから自給率はもっと高いはずですがそれにしても農産物の価格が高いのですね。
低く抑えようとしても人件費、資材、等々生産費は簡単に下がりません。 

生産者としては一層「安心、安全」な生産に取り組むことになります。

前田喜芳

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前田 喜芳  (まえだきよし)
〒938-0001 富山県黒部市荒俣98-1
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【2012年1月】はがきサイズの近況報告

2012年02月26日 | はがきサイズの近況報告
2012年1月21日

お変わりありませんか

本年もよろしくお願いいたします

今冬は珍しく12月中旬から雪がかなり降りました。
どうも里雪型だったようで海岸地帯でもともと降雪が少ない我家の近辺でも、除雪車が動きました。
年内の除雪は何年ぶりだろうか。

今年の大豆は収穫土壇場の台風で品質がガタンと落ちてしまいました。
播種後は天候に恵まれ旺盛に生育し、開花後や真夏も順調に乗り切っていたと思いましたし、 種実もだんだんと膨らみ、そんな時に強風に見舞われ、葉が障害を受けてしまったようです。
実は本来の丸みはなく、やや扁平になってしまって等級が落ちました。
それでも収量は平年並みを確保していたから不幸中の幸いと言わなければなりません。

今シーズンの大豆栽培課題は大麦跡地での播種精度や収量、品質です。
麦の刈り取り後の大豆播種は麦わらが邪魔して種がうまく蒔けないのですが、。
作業機を工夫して精度よく蒔けましたし、収量もまあまあだし、根の量が多かったし、で栽培体系が確立されそうです。

次年度は更に省力化と安定栽培を目指すことになります。       

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
〒938-0001 富山県黒部市荒俣98-1
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12月はがきサイズの近況報告

2011年12月31日 | はがきサイズの近況報告
2011年12月18日

お変わりありませんか

今年の栽培を振り返りますと稲は多収でしたし、ここ2~3年来品質が安定してきたように感じています。

20年ほど前から、籾に小粒の赤い斑点を発見して、原因と対策を探ったのですがよくわからず、堆肥の散布でしのいできました。
そのうち基盤整備が始まり、そのことは土を動かすことでもあり、根の環境が変わり、稲がどう育つか期待しました。
工事直後は赤い斑点が消えていたのですが数年もすると同じような現象が出ました。
対策もよくわからないまま、急いで堆肥施設を作り、散布態勢を整えました。 これは腐植土を増やしたい、との思いもあったからです。
その頃から転作大豆にも力が入り、土壌改良材の多投、深耕をする作業体系になり、また稲の生育後半までたっぷり水を供給する稲作りが推進されました。
赤い斑点には堆肥、土壌改良材、深耕、水管理の何が良かったのか、よくわかりませんが今後もこの作業を続ければ赤い斑点は出ないだろうし、そういう生理障害が出なければコメの味はさらに美味しくなるものと期待しています。

稲に関してはそんな1年でした。


 前田喜芳
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11月はがきサイズの近況報告

2011年12月31日 | はがきサイズの近況報告
2011年11月20日

お変わりありませんか

稲刈りは晴れたり、降ったりと例年のような天候の中で、10月上旬、順調に終了しました。
大豆、ニラの収穫も10月いっぱいで終了し、大麦の播種は10月13日に終えました。

稲や大豆の詳しい収量はまだわかりませんがコンバインで刈り取り中の手ごたえはよかったようです。

大麦が例年と違う生育をしています。
昨年と同じような栽培方法なのにどうしたのだろう。 
平均気温が高いのか、初めて使う除草剤が雑草を抑えているのか、不明ですが旺盛に育っています。

TPP参加が決まってしまいました。
「わが国は貿易立国である」ことは押えていますが影響が出る産業分野はあるようです。
コメの場合は国産の需要は現在の1割と農水省は試算していますがコメ作りが出来なくなった水田はどのようになるのか、想像がつきません。 
新聞社の世論調査によるとコメの自由化後も国産米を食べるとの回答が89%だとのことだが、価格は確実に下がりますね。 

故郷や国土をペンペン草の荒地にしてはなりませんが、さてどうしましょう。
10年間の猶予があるとのことですが。                

前田 喜芳
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【2011年10月】はがきサイズの近況報告

2011年10月17日 | はがきサイズの近況報告
2011年10月15日

お変わりありませんか

それまでの好天が嘘のようで、稲刈りが始まると雨模様の空になりました。
毎年、稲刈りは天候との競争で、慣れてはいるのですが。

稲刈り前に米に関して二つの出来事がありました。

一つは近くの老舗旅館からコシヒカリの注文が入りました。

当組合産は地権者や町内のみなさんの保有米以外は農協への出荷だけでした。
突然の商談だったので「食味は大丈夫か心配」と謙遜して言うと、女将は「ご飯の炊き方はプロよ、たんぼはいい出来でしたね」で成立。
生育も観察していたのですね。

もう一つ。
コシヒカリで日本酒を造ることになりました。

地元の商工振興会が企画して地元の造り酒屋と商品化することになりました。
酒米でないのに、と心配でしたが酒米より歩留まりが悪いだけで、日本酒は出来るそうです。
酒造元は地域興しになるなら全面的に協力します、と頼もしい経営判断。
商工振興会は酒の名前を公募し、醸造工程にも関わりたい、とのこと。

来年は試験栽培も兼ねて酒米に挑戦することになりそうです。 

前田 喜芳

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前田 喜芳 (まえだきよし)
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【2011年8月】はがきサイズの近況報告

2011年08月21日 | はがきサイズの近況報告
2011年8月20日

お変わりありませんか。

梅雨明けが10日も早く、そして暑い日の連続の日々でしたが最近少し涼しくなり、過ごしやすくなりました。
まあ一時の陽気で残暑がまたやってくると思いますがコシヒカリの生育には良い気候だと思います。

この時期はいつも話題に取り上げますが籾の高温障害が気になります。
春から丹精こめて育てても玄米に障害が出てはがっかりですから。
今月いっぱい、夜温が下がるといいのですが。

コシヒカリにとって8月は節目の1ヶ月になります。
開花、受粉、籾の形成となりますが先程の高温や自然界に存在する重金属カドミュウムの吸収防御も必要です。
カドミ対策には水張りで対応します。
田面と空気を遮断するとカドミの吸収を抑えるそうで、今月いっぱいこまめな水管理に追われています。

茨城で米から微量放射能が検出されたと発表がありましたが富山県や黒部農協でも念のため検査をやることになっています。
カドミなら水管理で制御できますがセシウムはどうできますか。   

前田 喜芳
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【2011年7月】はがきサイズの近況報告

2011年07月29日 | はがきサイズの近況報告
2011年7月20日

お変わりありませんか。

梅雨明けが10日ほど早まりました。
稲の早生の品種を栽培していた過去では雨が気になっていたものです。
ちょうど開花期にあたりますので受粉に影響するのでやきもきしたものです。

現在の主力は中生のコシヒカリですので8月上旬が開花期になります。
例年ですとその頃の雨は少なく、むしろ開花期後の高温が籾の障害を誘発しますので空を見上げているのですが早い梅雨明けが8月に雨をもってこないといいのですが。

先日、地元の小学3年生27名がニラの見学にやってきました。
挨拶も早々に「ニラ、大嫌いな人」の質問に誰も反応しませんでしたが
でも大好きな子供もいませんよね。

こちらが栽培や選別の説明をし、児童からの質疑もあり、薄皮を剥き、袋詰めも体験させました。 説明より体験のほうが楽しいのですかね。
大騒ぎして身体を動かしていました。

その日の夕方、父兄から早速反応がありました。
「お土産にもらったニラは生でかじりたい。これからも時々ニラ料理を作って欲しい。」
ひと時の体験がニラへの愛着になったのでしょうか。       

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)

【2011年6月】はがきサイズの近況報告

2011年06月26日 | はがきサイズの近況報告
2011年6月19日

お変わりありませんか。

15日に大豆の種まきを終えました。
この時点で長い春作業にようやく目途がつきました。

雪解けが始まった時から稲の育苗、田植え、麦刈り、大豆の播種と追いかけられるような毎日でした。
5月下旬には予想もしない雨降りに惑わされましたが全体には良好な天候に恵まれました。
各作物のテーマと対策をそれぞれ検証してみますと、稲の乾田直播(かんでんじかまき)は3年目になりますがようやく作業と生育の目途がたってきました。
出芽不良、雑草対策が決めてのようです。

大麦は2年目でしたが生育不良の原因の一つが雑草であることに気づきました。
次回は排水、雑草対策を徹底したいものです。

大麦刈り取り後の大豆の播種も心配事でした。
麦稈(ばっかん:麦ワラ)の処理がまずいと大豆播種機に引っかかり、播種精度が低下します。
プラウ(鋤)で耕起することで解決できました。

ニラの薄皮取り(茎葉処理)も悩みでした。
メーカーが水圧を利用するねぎの薄皮取り機をニラ用に改造、試作してくれました。
どの程度使えますか。

ビックリグミが完熟です。   

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)