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前田喜芳ホームページへようこそ。自慢のコシヒカリ直売も行っております。

富山県黒部市で農業を営んでいます。自慢のコシヒカリをお召し上がり下さい。24年、酒米を使った日本酒「玉椿」が完成しました

Fw:はがきサイズの近況報告

2013年03月23日 | はがきサイズの近況報告
2013年3月20日 お変わりありませんか 気温の低かった冬でしたが3月に入り急に暖かくなり始めました。 YKKに勤務する長男が今月3日、アメリカ工場に転勤になりました。 家族は6月に向かうとのこと、早く生活に慣れてほしいものです。 ここ数日前から麦がぐんと伸びています。 近隣農家のどの麦畑を見ても、濃い緑で肥料が効いているのがわかります。 このまま順調に生長してほしいものです。 TPPへの参加表明がなされました。 農業関連の損失額は3兆円とのこと。 とは言っても関税の完全撤廃までには10年くらいの猶予がありそう、との情報もあり時間稼ぎができそうです。 それまでにどう準備するか。 稲作の低コスト化と高品質生産の追及をこれまで以上に取り組むことと、思います。 流通対策では、政府は攻めの農産物輸出と言いますがどうも実感が涌きません。 商社や農協がやってくれても、こちらの収益に繋がりますか。 いずれにしても農地が雑草で覆われないように、守らなければなりません。 営農組合を引き続き預かることになりました。
梅が満開です。       前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
〒938-0001 富山県黒部市荒俣98-1
TEL 0765-57-0868
090-2127-9278
FAX 0765-57-0868
mail maeda@ma.mrr.jp
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/maedakiyoshi
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Fw:はがきサイズの近況報告

2013年02月26日 | はがきサイズの近況報告
2013年2月21日 お変わりありませんか 当地の今年の冬は降雪期間が平年並み、積雪量は少なく、しかし気温は低かったように感じました。 平野部での積雪が少ないのは歓迎ですが、真夏の用水量の確保を思うと、黒四ダム一帯は多いに越したことはありません。 栽培中の麦に話題を絞りますが、寒さに強いのが、改めて実感しました。 日光に遮られる積雪には弱いとのことですが寒風、雨、雪に晒されて葉先が縮れていても茎は少しずつ伸長しています。 逞しいものです。 ビール麦で一つ、ほっとしているのは暮れに出穂がありませんでした。 この品種、顕著なのが、播種時期が早すぎると年内に花芽分化するとのこと。 温度差に敏感なのでしょうか。 10月下旬に播種するよう県の指導でしたが天候を予想して10月16日にしました。 気温の高い秋になり気を揉みましたがなんとか免れたようです。 10月中旬は天候が安定しており、それ以降は雨が多くなり、麦の播種には適しません。 播種日の目途がつきました。 梅が少し膨らんできました。 前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
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はがきサイズの近況報告

2013年01月23日 | はがきサイズの近況報告
2013年1月20日

お変わりありませんか。
本年もよろしくお願いいたします。

これまでの今冬の特徴は12月早々に降雪があり、気温が低いのですがドカ雪にはなりません。 
このような雪の降り方は歓迎です。
大麦、ビール麦とも、根雪には弱いのです。
40日間太陽光線に当たらないと枯死してしまいます。
当地では地下水位が高く、冬季は海からの風が吹くために、積雪が1週間以上も地表を覆うことは比較的少なく、冬の裏作対策である麦の栽培には恵まれていますがそれでも根雪が気になります。

今期の最大の関心事はビール麦の生育状況。
市内にある第三セクターの「宇奈月麦酒館」から受託生産として初めて取り組みました。
ビール麦品種は特に根雪に弱いので海岸地帯の当地に、期待が大きいとのことです。
現在、六条麦と比較してややひ弱な生育ぶり。
収量も少ないそうです。
因みに六条麦の当営農組合の単収は23年産が110kg、24年300kg、当面の目標は450kgを目指していますが今回はどうなりますか。

県の指導では排水対策が肝心とのことですが地下水をどう始末しましょうか。 

前田喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
〒938-0001 富山県黒部市荒俣98-1
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私の夢

2013年01月01日 | はがきサイズの近況報告
※富山県立大学同窓会機関紙、千瓢より転載

 65歳になって今更、と少し抵抗もあるのだが、照れながら述べてみます。

 現在、地元黒部市で営農組合を預かっているが、夢は、管理する農地を肥沃な地力等の土壌に変え、次代に引き継ぐことだ。作物がたわわに実る大地、数字をあげれば、平均反収で稲は600㎏、大麦600㎏、大豆400㎏、もちろん、最高品質でなければならない。
 どうしても土壌に拘ってしまうのは、45年前の大学でのことが忘れられないからだ。
 2年生になると特別研究(ゼミ)がある。稲と土壌のことに関心があったので希望したのだが、担当する先生がおられないとのこと。しかし、足立原貫助教授からの「僕が指導する。来なさい。」で、ようやく研究室が決まった。
 余談になるがこのゼミで影響を受け、のちに「農業開発技術者協会」、「廃村で農業」、「人と土の大学」、「山崎賞」、「草刈り十字軍」、「中国で農業技術協力」等々に関わっていくことになるとは、夢にも思っていない。
 ゼミでは、我が家や県内数ヵ所から水田土壌を集め、キャンパス内に板枠でミニ圃場を作り、稲の苗を植えた。収穫した米やわらを分析した結果、宮下鉄蔵先生から、「君の土は腐植質が少ない地力だから、化学肥料を追肥に上手に使いなさい。」と助言をいただいた。この「腐植質が少ない」は、その後いつも気になっていた。
 20年も前のことだろうか。預かった一枚の稲田に変化を発見した。秋になり、刈取り前の田んぼが一面、薄いが赤っぽく見える。よく観察するとモミの表面に赤いぶつぶつがあり、それが原因だった。玄米にすると症状は見えないのだが、ごはんの味は水っぽかった。今にして思えば、鉄やマンガン等、ミネラル分不足でなかったか。「腐植質が少ない」が頭の中をよぎった。
 腐植質は、ミネラルと関係が深い。秋を待って、近所の養豚農家に協力してもらい、もみ殻と豚糞を発酵させて散布した。だが、受託で増える面積に対して、施設や機械力が貧弱で、面積は限定されてしまった。
 赤っぽい現象は、年と場所により、出たり出なかったり、安定しない。そのうち、大区画の圃場整備事業が始まった。工事は上層と下層の土を大がかりに移動させるので、予想通り、赤っぽい現象は一時的に治まり、しかし数年後には大面積で出た。
 だがそのころから転作大豆が増え、栽培に必須な深耕、有機質肥料や土壌改良剤の投入、堆肥の還元等で地力が増したのだろうか、また、県が指導する稲の出穂後の湛水管理が功を奏しているのか、ここ3~4年、モミの赤っぽい現象は消え、コメの味も格段にモチモチと美味しくなった。
 このことをさらに追究しなければならないが、夢である肥沃な土壌を目指すには、1ヘクタール圃場の均平、20㎝の下層の石を取り除く除礫、大麦栽培で致命的な地下湿害対策等、地味で時間のかかる作業を続けなければならない。
 さらに夢の実現のためには、営農組合の理解や、同じ夢を持つ後継者を育てなければならない。
 難題も多いが、夢に向かってライフワークとして、日々を過ごしたい。

≪私の近況≫
農事組合法人、荒俣営農組合の、代表理事(専従)を担っています。
組合員37名、経営面積38ヘクタール。水稲、大麦、大豆が主体ですが、ニラやニンジン栽培にも取り組んでいます。
農作業が中心の毎日ですが夏には「草刈り十字軍」受け入れの手伝いもしています。

[2012年12月]はがきサイズの近況報告

2012年12月24日 | はがきサイズの近況報告
2012年12月19日

お変わりありませんか。

少し大げさですが真夏から急に冬が来て、冬になった途端に大雨の日々が続きましたが雪が降り始めてようやく冬らしい天候に落ち着きそうなこの頃です。

最近面白い作業機を発見しました。
やや専門的になりますが通常田や畑を耕す際に使うのはロータリーという作業機をトラクターに付けて、爪を回転させながら土を攪拌します。 
耕起の様子が映像などによく出てくるあの機械です。

1年前から使い始めたのが商品名、スタブルカルチという耕起用作業機です。
構造は鋤(すき)で土を反転するような作りで、爪を回転させる動力は不要、トラクターで引っ張るだけで、その分構造は簡素です。

春から稲、大豆、麦、ニラ、ニンジンの耕起に多用しましたが特に気に入ったのが先日終えた、稲刈り後の秋起し(あきおこし)でした。
連日の雨の中、ロータリーでは土が練りすぎになるのでとても作業は出来ませんが今回は予想以上にいい仕事ができました。
高牽引力のトラクターが必要だが天候に左右されず、能率が良く、燃費も良く、機械の消耗も少なく、深耕も出来る、で満足できる作業機に出会いました。 

良い年を。 

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
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[2012年11月]はがきサイズの近況報告

2012年12月24日 | はがきサイズの近況報告
2012年11月19日

お変わりありませんか。
夏から秋にかけて少雨だった分、今月は雨の多い月です。

稲や大豆とっては厳しい夏でした。
前回もお伝えしましたが高温、少雨が長期にわたり続き、9月の稲刈り中も同様でした。

農協管内の収量は昨年より減収し、品質もやや低下しました。
大豆はこれも影響を受けたようで収量は多いが品質はもう一歩だったようです。

当組合の稲は収量、品質とも昨年並みでした。
悪条件下を考慮すればよく頑張ってくれました。 

大豆は豊作で品質もまあまあでした。
豊作の原因は台風が来なかったことが一番の要因と思いますが夏の高温、少雨が良かったのか、県普及センターの助言で播種量を増やしたのが功を奏したのか今後の課題になります。

今年の稲や大豆の収量、品質の結果から推測すれば土作りや土壌管理の効果が少なからず影響しているのかと感じます。
悪天候を乗り切るには作物の根がしっかりしていなければならないと考えていますので、土中の根が育ちやすい環境になるように励みたいものです。

今後の作業は天気が悪いけど来春の準備に取りかかります。        

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
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[2012年10月]はがきサイズの近況報告

2012年10月23日 | はがきサイズの近況報告
2012年10月20日

お変わりありませんか。

稲刈りは終わったものの麦の種まき、大豆の刈り取り、ニラの収穫、そして1週間後にはニンジンの収穫が始まります。

今年の夏は暑い日続きでしたね。
8月は例年のことですが9月の高温には驚きでした。
 
お陰で稲刈りは順調でしたが高温障害が心配でした。
当農協管内でも高温乾燥による胴割れ(どうわれ)の被害が一部で発生しました。
米粒に亀裂が入る現象です。
精米時に玄米が砕け、精白米の歩留まりが低下するので業者に嫌われます。
幸いにも当営農組合のコシヒカリは被害がなく安堵しています。

ただ温暖化で来年もこのような天候に推移することになれば、どのように対処すればいいのか目途はたっていません。
従来どおり有機質や天然ミネラル資材投入、深耕、夏場の水管理で稲体を強く育て、頑張ってもらうしかありませんね。

稲栽培は現代の科学技術を屈指しても最後は天候次第。 
もう神頼みの世界ですね。 

折しも今日は地元、白鳥神社の秋祭り。 
営農組合を代表して、五穀豊穣を祈ってきます。
    
前田喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
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[2012年8月]はがきサイズの近況報告

2012年08月22日 | はがきサイズの近況報告
2012年8月21日

お変わりありませんか

雨の多かった7月でしたが、下旬から今日まで少雨、猛暑の毎日です。
ニラは一雨欲しいのですが、天候ばかりはどうにもなりません。

8月6日にニンジンを播種しました。
営農組合、経営複合化の一環でテスト栽培です。

「芽が出るまでの潅水がポイント」ということで、毎朝の水やりが日課になりました。
ポンプで雨粒状にしますので、日中は風で片寄りますから、早朝の作業になります。
現在出芽率も順調ですが、さてこれからどう育ちますか。

今秋から、ビール麦も栽培します。
と言っても大麦栽培と作業等は同じで、違和感はありません。

麦後に大豆を作りますが、大麦の熟期が入梅と近すぎて大豆の播種工程がきつすぎます。
ビール麦は大麦より1週間も早いので、麦栽培面積の一部に取り入れました。

黒部市内にある第三セクターの、「宇奈月麦酒館」から受託生産になります。
ビール麦品種は根雪に弱いので、海岸地帯の当地に、期待が大きいとのことです。

「日本酒の次はビールか」との声もありますが、
作業を改善した結果です。  

前田 喜芳

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前田 喜芳  (まえだきよし)
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【2012年7月】はがきサイズの近況報告

2012年07月21日 | はがきサイズの近況報告
2012年7月20日

お変わりありませんか。

気象台が北陸も梅雨が明けた模様と発表したのですが今日も雨で本格的な夏はまだです。
九州地方が雨による災害を受けていますがお見舞い申し上げます。

当地は近年自然災害が少ないのですが昭和9年7月に黒部川が氾濫して大被害を受けました。
大雨で堤防が決壊し、濁流で運ばれた石や流木が農地をごろごろと埋めたそうです。
生育中の稲も被害を受けました。
収穫できたのでしょうか。

災害後は国の援助で圃場整備をしたのですが土壌が落ち着いて稲が災害前のように育つまで年月はかかったと思います。
表面で見るのと根が伸びる土中は違いますから。

自然災害の報に接することは、治山治水や豊かな農地を築き上げた先人たちの苦労を偲ぶことでもあります。
今後被災地が努力して、後世に、復元した国土を引き継ぐよう祈るばかりです。

現在生育中の稲はやや草丈が短いけど順調、大豆は連日の大雨で元気不足。
早く梅雨が明けて土が乾けばいいのですが。 

ニラは暑さが苦手な季節。ガンバレ。    

前田 喜芳
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前田 喜芳  (まえだきよし)
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【2012年6月】はがきサイズの近況報告

2012年06月24日 | はがきサイズの近況報告
2012年6月21日

お変わりありませんか

田植えを終え、片付けをやっているうち、大豆の播種準備、大麦の刈り取り準備へと追われるような日々でした。

大麦の栽培については印象に残る作期でした。
例年雑草に悩まされていたのですが新しい除草剤が登場したので、今期は使用したところ見事な効果でした。
雑草に肥料が吸われているのを麦の生育振りから確認できました。
また雑草を抑えることで、後作の大豆の播種が精度高く、能率良く出来たように感じています。

心配なこともあります。
冬の天候に関係することなのですが刈り取り適期が梅雨に入ってしまいました。
2年連続で実りが遅くなっています。
麦刈りだけなら晴れ間を見て作業すれば解決なのですが大豆の播種が出来ないことになります。 

2年前は散々でした。
例年ですと6月5日頃が刈り取り予定なので日程に少し余裕があるのですが。

明日からニラの定植。
収穫、選別が今月から始まっているのですが合間を縫って営農組合女性部が植え付けを手伝ってくれます。
大雨にならなきゃいいのですが。 

前田 喜芳
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