何となくイメージ的には美しい地中海ですが、この海よりも汚れた海なんて、実は他には存在しないのだそうです。
ゴミの大部分を占めるプラスティックやビニール袋は、海に住む動物たちや海中植物だけでなく、汚染した魚介類を食べる人間の健康をも危険に陥らせています。

地中海は地形状の問題から、つまり閉鎖された海であるために汚れやすいわけですが、さらに海岸線の人口密度も汚染に関係しています。バルト海(Baltic Sea)のゴミが126k㎡であるのに対し、アドリア海(Adriatic Sea)では378k㎡、さらにティレニア海(Tyrrhenian Sea)からスペインの間では1935k㎡、つまりバルト海の実に15倍のゴミが堆積しているということになります。

世界中の海で、毎年6400万トンのゴミが算出されており、全体の70%は海底に消えています。そして、そのうちの75%(!)は、生物分解が不可能なために何世紀も海底に残るプラスティックです。道路から下水道へ、そして河川、海へとたどり着くビニールの買い物袋が多くを占めており、また、それらは行儀の悪い海水浴客などが直接海岸で捨てたものでもあります。
地中海の海底に蓄積するゴミによる最初の被害者は、亀、イルカ、アザラシなど。特にくらげを食べる動物たちは、ビニール袋を食べものだと勘違いしてしまいます。飲み込んだ袋は彼らの胃の中でフタとなり、それが死亡の原因となる可能性があります。
スペインでは、10匹の亀のうち7匹の亀の胃の中にプラスティックの破片が見つかったことが明らかになりました。リスクは、プラスティックが含む発がん性物質を我々が食べる魚介類が持ち、皮下組織に蓄積していること。つまり、その悪質な成分は我々のお皿の中に存在することになります。
いったいどこまで私たちの住む地球は汚れて行くのでしょうか。それも私たち人間の手によって。

順位が~
今日も応援の1クリックをお願い致しまする~
ゴミの大部分を占めるプラスティックやビニール袋は、海に住む動物たちや海中植物だけでなく、汚染した魚介類を食べる人間の健康をも危険に陥らせています。

地中海は地形状の問題から、つまり閉鎖された海であるために汚れやすいわけですが、さらに海岸線の人口密度も汚染に関係しています。バルト海(Baltic Sea)のゴミが126k㎡であるのに対し、アドリア海(Adriatic Sea)では378k㎡、さらにティレニア海(Tyrrhenian Sea)からスペインの間では1935k㎡、つまりバルト海の実に15倍のゴミが堆積しているということになります。

世界中の海で、毎年6400万トンのゴミが算出されており、全体の70%は海底に消えています。そして、そのうちの75%(!)は、生物分解が不可能なために何世紀も海底に残るプラスティックです。道路から下水道へ、そして河川、海へとたどり着くビニールの買い物袋が多くを占めており、また、それらは行儀の悪い海水浴客などが直接海岸で捨てたものでもあります。
地中海の海底に蓄積するゴミによる最初の被害者は、亀、イルカ、アザラシなど。特にくらげを食べる動物たちは、ビニール袋を食べものだと勘違いしてしまいます。飲み込んだ袋は彼らの胃の中でフタとなり、それが死亡の原因となる可能性があります。
スペインでは、10匹の亀のうち7匹の亀の胃の中にプラスティックの破片が見つかったことが明らかになりました。リスクは、プラスティックが含む発がん性物質を我々が食べる魚介類が持ち、皮下組織に蓄積していること。つまり、その悪質な成分は我々のお皿の中に存在することになります。
いったいどこまで私たちの住む地球は汚れて行くのでしょうか。それも私たち人間の手によって。

順位が~

今日も応援の1クリックをお願い致しまする~

日本も今ではなかなか頑張っているのではないかと思います。ごみの分別やリサイクルについてですが。
ただ、どうしてもイタリアの「環境保全」についての取り組みが納得いかないのです!!
あのごみの捨て方・・・こちらがヒヤヒヤしちゃうほど適当!(ローマだけかしら?)
車の排気ガスも車が古い分かなり凄いですよね。
私はローマチェントロのあの排気ガスまみれの中、健気に咲いている雑草の花やオレンジの実を見ると心から拍手を送ります。本当に「よく頑張ったね」って。
すぐ近くに「ドイツ」という「ごみ分別完璧文化」を持っている国がいるというのに・・・イタリアの環境への取り組みは悲しくなるほど薄い気もします。
ポンテ・ミルビオのルケッタだって、その捨てた鍵は川に溜まり、錆びて・・・・ますますテベレ川は汚れていく・・・。いつ奮起してくれるのでしょうか・・・。このままでは子供たちまでもが「環境」に無関心になってしまいそう。
海の話は「立つ鳥跡を濁さず」ということわざを観光客に語りたいぐらいですね。
もともと汚れているところにごみを捨てるのは容易いですが、きれいなところにごみを捨てるのはかなり勇気がいることですよね。
やはり、綺麗にすることからまずはじめないと!ですね。
中国語なのですが、世界一のっぽの彼は腕も長く、その長い腕のお陰で、イルカの胃袋から呑み込んだ危険物を取り除いて命を救うことに成功したのだそうです。
http://big5.china.com.cn/tech/txt/2006-12/14/content_7501998.htm
バカンス出発準備中につき、今回のコメントは
これだけにしておきますね。
ではmacoromさんも良いバカンスを!
東京湾も、相変わらずキレイとは言えないけど、それでも流れ込む川の途中に浄水場を設置したことで、一時期に比べると改善されてきました。
多摩川で手長エビを取ったり、大井埠頭でハゼを釣ったり、もちろん食べられます。
一人一人が少しずつ意識して、あとはやっぱり国際的に取り組まないと、ホントに子供たちが大きくなる頃には大変なことになってしまいそうで怖いです。。
こうした事実を知れば知るほど、人間ってなんて罪深い動物なんだろう、と思います。かくいう私もそうですが、もっと豊かになりたい、便利になりたい、あれもほしい、これもほしい、欲を満足させるためにたった1種類の生物が、地球そのものを含めてそれ以外の全種類の生物を危機的状態にしているんですね・・・
それでも私はペットボトル入りのジュース買って飲んで、車に乗って楽をしてしまいます・・・せめてもなのが、ポイ捨てを絶対しないことですが・・・
どっかで聞いた話ですが、なんでも地球って、ゴミが原因で破滅する可能性があるらしいんですが、macoromさんの記事を読むとうなずけます。
ブログ村のランキング、なんと2位なんですね・・・
この記事をもっとたくさんの人が読めば私のようにショックを受けてゴミに対して多少なりとも意識するようになりますね・・・
イタリアに住んでいながら地中海がそんなに汚い海だとは知りませんでした。フィレンツェなんか魚の水揚げがないし、市場などでも地中海で獲れた魚介が沢山売られています→それがいいものだと勘違いしてました(悲)
人間の作り出した自然に還らない素材を魚たちが食べ死ぬのもかわいそうですが、それがまた私達の食卓に上る・・・数日前に魚尽くしの夕食をしたばかりで更にぎょっとしてしまいました。食べちゃっても有害物質の味しないものねぇ、きっと。
私は普段の買い物には買い物袋を持参し、廃油処理はオガクズに吸わせて燃えるゴミにし、イタリア人のように排水溝に流すということはしないし、フライパンの油汚れはまず小麦粉でぬぐってから最低限の洗剤で洗うようにしています。
ほんの小さな事だし、「自分だけがやっても無駄」という言葉も良く聞かれる中それでも私はやり続けていますが、一人ひとりがこうしてショックを受け、「自分だけでも」気をつけるようになれば、いつか何十年後かには地球規模でみんなが気をつけ、自然破壊も少しはマシになるのではないかと思うんですけれど。
ペットボトルも私に言わせればなくてもいいもの。
いくらリサイクル用に集める機能や習慣づけをしようとしてもその辺に捨てたり普通ゴミと一緒に捨てる人の数の多い事といったら(特にイタリア)
フィレンツェの街中の汚さには本当に開いた口が閉まらないほどですよ。
イタリア人も然ることながら観光客のゴミに対するマナーの悪さにも辟易します。
昔、小学校の飼育小屋でかっていたヤギに、低学年の子が給食の残りのパンをビニールごとあげ、ビニールが胃にへばりついてヤギが死んでしまったことを思い出しました。
ドイツは貴重な有給休暇を使ってくるところではありませんが(笑)、自然・環境保護を学ぶには是非来て欲しいところです。昨日も市内の川で捕れたての川エビ(ザリガニの一種)とマス、ウナギを食べましたが、20年前には川エビは全滅に近い状態だったそうです。鮭も徐々にドイツの川に帰ってきているとか。
こちらに来たばかりのとき驚いたのが、4歳の姪の子供部屋をのぞいたとき。彼女の机の下に3種類のゴミ箱がきちんと揃っていました。こんな小さいうちから分別しているなんて!と感激したのを覚えています。クリスマスツリーも、クリスマスの後、決められた日にちに外に出しておけば、市が回収してくれます。買い物のマイバック、無農薬の野菜・お肉も「あたりまえ」。
ゴミを分別しないで出すと、ゴミを収集する人たちが持っていかなかったり、ご近所さんのチェックがはいったり(集合住宅)、市の係もゴミをチェックして、手紙の宛先などからそのゴミの持ち主を割りだしたりします。勿論、いい加減な住人もいますよ。
日本はきちんとゴミは分別されていますが、100円ショップ商品のような使い捨てのものが多すぎるし、梱包が丁寧すぎると思います。でもシャンプーや洗剤とかって日本のほうが詰め替え製品とかあって環境フレンドリーだと思います。ドイツではものすごい少ないです。
お魚屋さんで『アドリア海で捕れた魚』と誇らしげに書いてあるのを見ても、「あの海で捕れたもの。。。。
ローマではゴミの分別はされていないのですか?
北イタリアでは地域によって異なりますが、
5年ほど前から分別するようになったのですが、
イタリア人の友人達の話を聞いていると、
ゴミを分別している自分達が誇らしいようです(笑)
ちなみにマルゲーラという地域の工場地帯の排出物の化学変化、風向きなどの影響で、私が住んでいる小さな町は、イタリアで一番皮膚がんの発生率が多い街になってしまったようです。
そのマルゲーラの工場からの排出物は、一時そのままろ過もされずに川へ捨てられていたそうで、ますますアドリア海のお魚を食べるのを考えてしまいます。
今年の3月から6月まで絢大の幼稚園で「Progetto l'acqua」というタイトルで、水を大切さを教える授業があったのを、ブログに書こうと思いつつ、いつまでも書けずにいます。。
もし書いたら、TBさせていただきますね。
アドリア海の海は見ているだけで泳ぐ気にもなれないです。冬の間、海を閉める(囲う)のですが、沖に流されてきたペットボトル、サンダル、プラスチックの袋・・の数々。本当にすごいです。
逆にクロアチアに行ったとき、本当に水がきれいでごみがないのに驚きました。
同じ海、反対側でこうも変わるのかと・・
恐ろしいですね
ランキング一生懸命ポチしているけど、その割りにカウントが生かされてない気がするんだけど・・・気のせい?
環境破壊は本当に大きな問題です。気候の変化を見ても、10年前と比較しただけで大きな違いがありますもの。時々怖くなってしまいます。このままでは地球には誰も住めなくなってしまうのではないでしょうか。
さて、ゴミの捨て方ですけれど、日本と比べてもローマは本当にひどいです。一応分別できるようにはなっているのに、ほとんどの人はしていませんよね。日本の実家がある街では、ゴミ袋が透明になっていて中身が見えるんですよ!そして袋に油性マジックで名前まで書くのです!まあ、これもいかにもコントロール好きの日本って感じで、あまり気持ちのいいものではありませんが(笑)そうまでしなければ、実は規則が守られないのかもしれないし…。
排気ガスに関しても、東京よりローマの方が確かにひどく感じます。数字を調べたわけではないので感覚だけで言っていますが、なんか鼻の中とか黒くなっちゃいそうじゃありませんか?
そうそう、ドイツはすごいみたいですね~。せっかくEU統合したのだから、経済的なことばっかり言っていないで、自然環境についても情報交換すればいいのに、ですよね。
きれいなところは汚しにくいというのは、まさにそうだと思います。例えばテルミニ駅なんて、改装後は構内にはゴミのひとつも落ちていませんもの。外は超きたないですけど。タバコのポイ捨てですとか、車の中からものを簡単に捨てたりとか、これはモラルも関わってくることなので、簡単にいくとは思えませんけれど。何せイタリア人のモラルってかなり低いので…。
でもはじめなければ何も変わらない。小さなことからコツコツと、ですね。
なんなんですか、この記事!こわいのですけれど…
ゆっくりと休養してきてくださいね