前立腺ガン治療中

病気発覚から検査・治療・入院・手術をブログに記録することにした。

尿失禁 三週間後

2006-11-25 | Weblog
18.11.24
合併症の尿漏れはなかなか良くならない。
漏れの量は先週に比べると200CC程度と半減したが、はじめから尿漏れのない人や二週間程度でなくなる人がいるというのに、僕は回復のスピードは速くはないようだ。焦ってみてもしょうがないのは分かっていても、いらいらの日が続いている。僕と同じように回復まで数ヶ月かかる人もいるのだから「我慢しろ」と自分に言い聞かせる。
午後から病院へ行き、尿検査と血液検査をした。
尿検査では異常ない。血液検査(PSA)はすぐには結果がでないので、次の問診の日(12月20日)に聞くことにした。
問診で尿漏れの状況の資料を先生に見せた。
先生から、尿漏れは急に良くはならない。回復まで2~3ケ月かかりそうだとの説明を受ける。…予想していたががっかりだ。
薬もあるとのことだったので、膀胱に尿を貯めやすくなる薬(バップフォー剤10)を二週間分いただいて試してみることにした。
今まで、尿漏れの量を記録してきたが、次の月曜日からは出勤も決めたので、来週からは土日だけ記録かることにしよう。

尿失禁二週間後

2006-11-16 | Weblog
18.11.16
退院して一週間、カテーテルを外して二週間、自宅療養中である。
自宅療養といっても骨盤底筋体操が唯一の治療。自宅に戻ってから、漏れの量は病院にいる時に比べ半減している。カテーテルを外した後の一週間は一日800ccの漏れだったが、今週は400ccまで減った。改善してきているのか、自宅だとトイレまで近いので移動時の漏れが減ったからなのか明らかではない。ただ、昨日から漏れが少なくなってきたようなので、もう少し様子を見て散歩を始めることにしよう。

尿失禁一週間後

2006-11-09 | Weblog
18.11.9
カテーテルを外して一週間、尿漏れの状況にあまり変化はない。じっと横になっていると漏れない。動いているとたらたらと漏れるのが分かる。試しに一時間ぶらぶら動いてみたが、膀胱に溜まることはなく、全て漏れていた。
骨盤底筋体操は続けているが、改善の兆しは見えない。術後ながら体力も気力も十分あるのに、見通しの立たない現実が歯がゆく感じる一方で「焦るな」と自分に言い聞かせてみたり、気持の持っていき方に苦慮する。
見通しが見えてからと思っていたが、それは諦めて明日退院することにした。あとは家でゆっくり療養することにしよう。


尿失禁

2006-11-04 | Weblog
18.11.4
尿道からの管、カテーテルを外して3ヶ日目。尿失禁というものを経験して大変さが身にしみる。たくさんの人がこの病気で悩んでいるのかと思うと気の毒になる。僕もこのまま治らなかったらどうしよう、と心配になった…担当医は個人差はあるが徐々に回復するから心配はいらないとは言っていたが…?
トイレでうまくできる時もあるが、一時間で約50ccは漏れてしまう。じっとしていると大丈夫だが動く時に漏れる。夜は3時に起きて尿瓶にする…お寝小状態にはならないのが救いだ。
少しネガティブになりそうだ…焦るな!頑張れ!と自分で自分を励ます。

膀胱像映

2006-11-02 | Weblog
18.11.2
繋ぎ合わせた尿道に漏れがないか。カテーテルの管から像映剤を注入してレントゲンで調べた。レントゲンのデスプレイに尿道と膀胱が映って見える。漏れがあると枝のようになるそうだ。結果は合格。無事バルーンカテーテルは外すことができた。
いよいよ、尿失禁との格闘が始まる。この病気を知ってから、一番に心配していたことである。
案の定、まずは自力ではお小水が出てこない。じっとしている時はいいが、動きだすと漏れてしまう。昨日、説明を受けた骨盤底筋体操を真面目にやっていくしかない。


抜糸・尿失禁

2006-11-01 | Weblog
18.11.1
手術後8日目の昨日と今日の二回に分けて抜糸をおこなった。抜糸後は少しチクチクと痛むが我慢できる範囲だ。明日は尿道から通しているカテーテルが外れる予定。

看護師からカテーテルを外した後の尿失禁の原因と対策の説明を受けた。
《尿失禁の原因》
手術時において外尿道活約筋が損傷し機能低下するためにおこる。
《対策》
外尿道活約筋は骨盤底筋郡の一部で随意筋と言って自分の意識下で筋肉の収縮と弛緩ができるので、この筋肉を鍛えることで尿失禁を防止することができる。
具体的なトレーニングはいくつかあるが、そのいずれも肛門を締める運動で、一日100~200回が目安。