前立腺ガン治療中

病気発覚から検査・治療・入院・手術をブログに記録することにした。

MRI検査

2006-09-28 | Weblog
18.9.28
赤坂見附にある前田病院でMRI検査を受けに行った。
済生会病院のMRIが混雑しているので、すぐに検査ができる別の病院をと紹介してもらった。
MRI検査は以前一度だけ経験があるので、さほどびっくりはしなかったが、カチカチとうるさく、気持ちのいいものではない。検査中にいつの間にか眠ってしまっていて夢を見ていた(何の夢かは思い出せない)。検査が終るとすぐに検査の写真を渡されたので、済生会病院へ持っていった。写真の中が気になったが、見てもどうせ分からないからと開くことはせずに看護師に手渡した。

MRIでは前立腺内でガンが存在している場所や前立腺内にガンがとどまっているか、あるいは前立腺外への進展がないか、精嚢への浸潤がないか、など特に治療として手術療法が考慮される場合には有用な情報が得られる…とのことらしい。

ネットで前立腺ガン体験者のブログを覗いてみた。たくさんの人が経験談を載せていた。とても参考になり、勇気づけられるが、逆に不安にもなってきた。早期の手術で根治は可能だが、みなさんが手術後に尿失禁などの合併症で苦労していたからだ。個人差があるようだが、僕も覚悟したほうがいいと自分に言い聞かせた。

検査の結果

2006-09-22 | Weblog
18.9.22
午後3時、検査結果を聞きに病院へ行く。
待合室で30分以上待たされる。
なんともないことを祈るが、ショックを受けないように覚悟して待った。
ようやく呼ばれて、担当医師から「前立腺ガンが発見された」と伝えられた。
まだ、実感していないのか大きなショックはなかった。
ただ、楽しみにしていた秋の山登りができなくなるな~と頭をよぎった。
癌は左側一部だけにあるらしく、超音波では見えなかったとのことだった。
進行状況は初期で、今なら前立腺全摘除術(前立腺と精嚢を切除する)で癌は取り除けるらしく、根治する確立は高いとのことだった。

グリーソンスコアーとよばれる病理学上の分類があって、僕は「6」と説明を受けた。説明を受けている時は、ちんぷんかんぷんだったが、家に帰ってネットで調べてみると…グリーソンスコアーの解釈ではスコアーが「6」か、それ以下は性質のおとなしいがん、「7」は前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度、「8」~「10」は悪性度の高いがんと理解されます。…国立がんセンターの説明であった。

出来るだけ早く手術をしてほしいと依頼した。なぜなら、冬はいつもどおりにスキーがしたいからだ。
ただ、手術後はしばらく尿漏れがあるらしい。パンパースしてスキー?、コブは振動が多いから無理かな?・・・なんて考えてしまった。

入院までに検査が二日、採血が二回ある。採血は輸血用で合計800cc採る。
入院は10月20日ごろになるようだ。

検査当日

2006-09-08 | Weblog
18.9.9
検査は10時30分から。看護師さんに連れられて手術室へ行く。
9年前の手術を思い出す・・・胆のう摘出手術で全身麻酔での6時間の手術だった。
手術台に横になり、点滴と酸素マスク、安定剤の注射を打つ。
知らない間に眠っていて、目が覚めたら終っていた。
小便がしたいが看護師がなかなか来ない。
ようやく来てくれてベットまで移動。
3時間はベットで安静が必要、ベットの上でお小水をしようとしたが出ない…麻痺しているようだ。
1時間後には出たのですっきり。
ベットでも酸素マスクをつけるはずだったが、僕のベットには酸素口がない。看護師さんに「僕は大丈夫だからいらない」と断った…全然支障ない。
今日は朝から夜まで食事なしの点滴生活。
本を読んでいたが、全部読み終わってすることがない。
ケイタイから自分のHPの掲示版にアクセスして入力したら、スキーの仲間から返事が入ってきた。…なかなかいいもんだと思う。
翌日は10時に退院。一人リックサック背負って地下鉄で帰宅した。
検査結果は2週間後だ。
担当医師は、検査していた段階では発見できなかったと言っていたが、
結果が出るまでは分からない。

検査入院初日

2006-09-08 | Weblog
18.9.8
601号室に入院、担当医は古平医師。
10時30分病院のベットに到着するが、当日は何もすることがない・・・夕方からの入院でもいいのにと疑問が残る。
2時間の外出許可をもらい恵比寿までバスでぶらり、モンベルショップで山用のTシャツを購入した。帰ってから明日の検査の説明を受けた。
その後は夕食まで何もすることがないので、翌週の山登りに備えて1階から9階、階段の登り降りを10数回して汗をかいた。
夕食はまあまあ美味しかった。ビールは飲めない・・・当たり前だよね。
お風呂にも入って、単行本とスキーと山の雑誌を持っていったので夜は読書。
リラックスの一日目だった。