とっても“こがねい” ( This is Koganei ! )

小金井市に住んで30年以上。大好きなこの街の素晴らしい点をみつけていきたいです。市内で働いています。なんでも聞いて下さい

熱気と感動。市民交流センターに小金井ゆかりの演奏家が集結!

2012年10月21日 | こがねいの文化・芸術
芸術の秋という言葉が、今日ほどしっくり感じられる日はなかったのではなかろうか。小金井市民交流センターでおこなわれた「こがねいガラ・コンサート(祝賀音楽会の意)」を聴いて、そう感じた。

オーボエ奏者、茂木大輔による企画・指揮・司会で開催された今日の演奏会は、実に味わい深かった。全員、小金井市や近隣市在住など、小金井になんらかのゆかりのあるプロ奏者たちだという。なぜか聴衆以上に熱気にあふれる檀上の出演者たちを、茂木氏の軽快なトークがさらに盛り上げる。それを見聞きしながら、観客の気持ちも高ぶっていく様子だった。大ホールとはいえ、578席という席数で、舞台と客席との距離が近いため、双方とも気配がつかみやすいところがこのホールの魅力のひとつだ。

それにしても、今日の演奏者ひとりひとりの腕前はたいしたものだと思った。音楽通の方に感想をたずねたところ、「演奏者は皆、並みの腕ではない。実にうまい。すっかり堪能させてもらった」、「なんといっても、演奏している本人たちが楽しんでいる様子が伝わってきた。特に最終演目のジュピターは真剣そのものだった」と、頬を紅潮させて語っていた。
また、ソロで歌う歌手の背後で、まるで歌に酔いしれるような表情で旋律を紡ぎだしていた弦の一群も印象的だった。私自身もテノールの響きに酔いしれてしまったひとりだ。そういえば、すぐ目の前で歌っているように聞こえたのはなぜだろうか。不思議でならない。

今回、私は2階席の袖側に座っていたため、1階の客席の表情も見えた。ほほえんでいる人が多かったのが印象的だった。なかには顔中笑顔で、ニコニコしながら大きく拍手をしている人もいた(何を隠そう私もそうだった・・・)。
公募による合唱団も素晴らしかった。団員について、「技量とやる気と、そして運という三つを兼ね備えた人たちです!」という紹介は、絶妙だった。中にはかなり高齢の方もいたようにお見受けしたが、皆、非常に楽しそうに歌っておられた。今回の編成で、年末に第九(ベートーベン)を演奏したらどうかと提案したい。きっと、盛り上がるに違いない。

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