とっても“こがねい” ( This is Koganei ! )

小金井市に住んで30年以上。大好きなこの街の素晴らしい点をみつけていきたいです。市内で働いています。なんでも聞いて下さい

舞台と客席が一体となれる空間、小金井市民交流センター

2012年10月04日 | こがねいの文化・芸術

小金井市民交流センターの主催公演(オープニングシリーズ)第2弾、小山実稚恵ピアノリサイタルを鑑賞した。
コンサートの案内チラシによると、この施設の大ホール用に購入したピアノ(スタインウェイ)は、小山さんの選定によるもの。自ら選定したピアノで、今日は思う存分、曲を奏でてくれたに違いない。私自身、ひさびさに体全体でピアノのシャワーを浴びたような、そんな気持ちになった。「心が洗われる」とはこのようなことを言うのかと思った。

クラシックのコンサートでいつも悩むのは、拍手のタイミングだ。曲を完全にわかっていれば、ここで拍手!というタイミングがつかめるが、よっぽど通でもないと、そう簡単ではない。その点、私の並び(最前列)にいた壮年の拍手は絶妙だった。本当によくわかっていた。的確なタイミング。大きく腕を上げての拍手。演奏者にもきっとよく見えたに違いない。心から楽しんでいらした。隣に座っていた高齢のご婦人(お母様か)も、「素晴らしいわね~」と感嘆していた。

交流センターの大ホールは578席で、いわゆる千席レベルの大規模ホールとは異なる。建設へ向けて、専門家や市民を交えておこなった検討会を経て、この席数が決まっている。大きな意味があると感じている。
ちなみに、ピアニスト小山実稚恵は、今日のコンサートによせて次のように語っている(案内チラシより)。「小金井市民交流センターの大ホールは、舞台と客席が一体となれる臨場感あふれる空間です。客席では演奏者の息遣いまでも感じられるダイレクトな音が体感でき、また舞台上では聴衆の方たちの気がヒシヒシと伝わってくるような密度の濃い響きを感じ取ることができます。」

演奏が終わって帰り際、皆さん感想をつぶやきながら歩いていたが、なかには「いや~、彼女(小山)は実に楽しんでいたね~。心から楽しんでいる様子がよくわかったよ」というものも・・・。私も同感だ。

小金井市民交流センターは、「一流の芸術に触れたい」という市民の熱い思いに応えて建設されている。過去、市議会のなかでは、賛否入り乱れて気の遠くなるほど長時間の議論が展開されたが、私も、市民のための大切な文化施設の建設に、わずかながらも追い風を吹かすことができたと自負している。

※市議会議事録より(抄)
http://blogs.yahoo.co.jp/macmiya72002/60058441.html

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