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UNA GIORNATA ORDINARIA

こんなわたしのありふれた一日

夫のこと。

2007年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム

夫は、「超」が何個もつくくらいの綺麗好き。と、いうよりも、整頓された状態を過剰に求める。

例えば、ウチのクルマ。いまだかつてトランクにモノを入れていたことが無い。車内にモノを置いておくのも嫌うから、いつも新車同然。イスに糸くずが付くから私が毛糸のセーターなんか着て乗ろうものなら「脱ぐか、上にコートを着ろ」と言われる。勿論、どこの車内にも見られる小銭や地図なんてものも無い。まず、埃すら無い。最近は忙しく洗車の回数も減ったようだが、他所のクルマよりは外見もきれい。

服のこだわりもすごく、洋服箪笥は私とは結婚したときから別々で、美しくハンガーに掛かっている背広やシャツは、私が触ると夫には分かるらしい。だから今まで、帰宅した夫の背広やズボンを掛けたことなど一度も無く、いくら酔っ払って帰宅しても自分でやっている。私がするとズボンにシワがつくんだそうな。

ハンカチにアイロンをかけた後のたたみ方まで細かい指示が出るが、どうでもいいと思っている私には理解し難く、適当にやっておくとブツブツ言いながらたたみ直している。

セールス時代、会社の自分の引き出しには、大事なお客さんから頂いた名刺箱だけで、書類などは読んだら捨てる。パソコンのメールの類も見たら削除。取っておいて後で見ようなんてものは、後で見ないんだそうな。

と、いうわけで、我が家もそれが定着した今、私もとっておくということをしなくなりスッキリ生活している。どんな人がウチに来ても、皆、「帰ったら掃除しよう」と言う。

こんな夫に育てた義母は「何でもとっとく派」。義妹も同様。実家にはモノが溢れモノの色も雑多。でも夫はこれに物申すわけじゃない。実家を出たらきれいなトコロにと思っていたのか、私には要求。ま、私はズボラだから、コレくらいがありがたい。

休日には私の靴も序でに磨いてくれるし、整頓するのが趣味なんだから助かっているけど、いやはや、私まで捨てられないようにしないと・・・。