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カナダにいらっしゃい!

Bilingual教育/Essay指導専門家。カナダ留学の穴に落ちた日本人救出中。カナダ大平原エコキャビン在住。

いつまで経っても変わらない「日本の高校留学の7不思議」

2025-04-30 13:06:04 | カナダ留学

最近思うところがたくさんあり、過去に自分が書いた膨大な量のコラムを見直しています。 

驚愕するのは、2018年から7年も経ったのに、特に留学についての日本からの考え方が全く変わってない! どころか、ますます悪化していることです。

  

なぜ、高校留学するんですか? させるんですか? 

7年前に感じた『高校留学の7不思議』を現代版を追加しながらしゃべってみます。

  

7年経っても変わらない「高校留学の7不思議」

 

「カナダの教育の仕組みを全く知らずに留学する、または子供を留学させるのはなぜですか?」

「『留学=エージェント』という回路で考えるのはなぜですか?」 

「留学先に決めた学校を徹底的に調べることをしないのはなぜですか?」

「ホストファミリーという赤の他人を無防備に信用するのはなぜですか?」

「卒業出来そうもないとわかった時点でも、何の対策も講じず、ズルズルと高い授業料を払い続け、子供をカナダにおいておくのはなぜですか?」

「日本の学校でうまくいかなかったのに、なぜカナダの高校ではうまくいくと思ったのですか?」

「なぜ無理やり高校留学ですか?」

 

以上が私の経験した「高校留学の7不思議」です。 

30年近くカナダで続いて来た7不思議の結果です。

 

カナダには大学から来てください。

 日本の中学・高校時にカナダのレベルのReading/Writingに追いつく訓練を十分したあと。

意義のある教育が待っていますよ。

 

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「カナダの高校留学」留学生の周りに群がる大人たちが都合の良いルールを作るMoney Monger

2025-04-25 08:34:07 | カナダ留学

【カナダの「高校留学制度」は穴だらけーカナダのメデイアCBCがようやく現実を報道】

2018年2月23日に書いたコラムです。

この1年後に「カナダ高校留学の実態総集編」eBookを公開した大きな動機になりました。

“The system is full of holes”: Experts say young foreign students left vulnerable by unregulated industry

[高校留学制度は穴だらけ:未成年の高校留学生は規制の存在しない「留学産業」の中、無防備で弱いまま放っておかれているのが現状] (CBC レポート)

______________________

そしてコロナパンデミックが起こり、高校留学だけでなく、高校教育そのものがどん詰まり。完全に放ったらかされた留学生。多くはやることもない、将来もないまま帰国。残りは、ずるい学区に騙され、おざなりなオンライン授業(ただ簡単なプリントをやるだけ)に高額な授業料を払い残留。 

何の教育もなされず、適当に高校を押し出され、その後バタバタと潰れていった元高校留学生たち。いい目を見たのは、パンデミック中も高校留学生を騙し続けた学区とエージェント。 

この時期も必死で高校生をカナダに送りつけ続けたエージェントがいましたね。余程金策に喘いでいたのでしょう、ウエスト・コーストインターナショナルの細越代表。ニコニコ顔での羽田空港の集合写真がホームページに上がりました。

「なんでこんな時に、この人はこんな写真を載せるんですか?」と、私のところにも非難轟々。 

結局、この細越代表は多くの留学生から預かったお金を使い込み、未だ返済もなく大問題となっています。詳細は雑誌AERAをどうぞ。

 

もちろん、エージェントにも大した規制のないカナダですから、こんな事態が起こり、そして今も起こり続けているわけです。 

さぁ、パンデミックも終わり稼ぎ時!とばかりに、エージェントはもっと毒々しいバラ色の大嘘を語り始め、カナダのスクールボード担当者は「嘘の塊大売り出しカナダ留学フェア」で作り笑いのセールストークを再開。

その先に待っていたのが、ここで報道されている現実ですと、2018年にレポートしましたが、実は2025年の今になり、カナダ高校留学はまるで無法地帯と成り果てています。2018年の酷い話と、2025年の無法地帯レポートとを比較しながら書いて行きます。

CBCの記事(2018)

「何十万人という高校留学生が世界中からカナダにやって来る。15歳や16歳。またそれよりも幼い生徒まで。その留学生たちは、新しい未知の国で、スクールボードからも、州政府からも、連邦政府からも、留学産業からも、適切なサポートを受けることなく、危険にさらされている。留学産業には厳しい規制が必要である。」

「移民サービスセンターの長であるWong-Tam言:規制の存在しない「高校留学」産業内では留学生達は詐欺の犠牲になり、本来は生徒たちの健康と安全を守ることに責任のあるはずの機関・人間の手の中で不当な扱いを受けている。」

これが2018年の現状です。

え?! じゃ、2025年にはこれより酷いということですか?

はい。そうです。

「高校留学」が政府の規制のない儲かるビジネスとして、金の成る木として独り歩き、いや一人走りを始め、現在その途中でバッタバッタと倒れる日本人高校留学生が増えつつあります。

2018年には4つの項目をあげ、高校留学生がどれだけ犠牲になり搾取されているかを述べました。

そこから2025年にはどう変化があったかを比較してみます。

 

 

1.カナダには後見人制度があり、未成年が留学するには後見人を指定する必要があります。

この後見人制度が、エージェントには実にボロい儲けとなっています。後見人には、ホストファミリー、スクールボード内の誰か、後見人斡旋サービス、留学エージェントのどれかがなるのが普通です。そのために親は年間$1000~2500の費用を支払います。(現在は更に値上げしています。)この金額は、どんなサービスを業者が提供するかによって異なりますが、ただ単に名前を貸すだけの後見人がほとんどです。

ある留学生はなんと、年間$13000も後見人に支払いました。親元を離れる子供を心配した親が、特別なサービスを要求したからです。ところが、その後見人は、緊急の場合でも電話に出ず、急病の場合でもやっと翌日になってから連絡が取れる始末。

おまけに、病院までの送り迎え費用として$300を要求したそうです。何もせずに$13000、プラス送り迎えだけでプラス$300!ボロ儲け過ぎて、止められないはずですね。

そんなカナダの内情とつるんで日本の親を騙し続けるエージェントも、相当ぼろい儲けが手に入るのが「高校留学」の実態です。

(さて、2025年)

現在まで、高校留学でのトラブルSOSを受けた日本人高校生から「後見人が役にたった」という話は聞いたことがありません。驚愕することには、日本にいる親も自分の子供の後見人が誰なのか、話したこともないことがほとんど。よくもまぁそんな知らない人に子供の権利を丸投げするよなぁと怖いです。

その後見人とやら、本来は留学生の親代わりで守ってくれるのが役割のはずですが、いやいや、学区の言いなり。留学生の立場など理解しようともしません。学区にごますりをしておかないと、契約を切られてしまいますからね。あくまでも学区の言うことをそのまま留学生に従わせるのが役割。これがCustodianです。英語もろくに話せないCustodianも多いですよぉ。

どうやって交渉するんだろう。。。?

BC州は19歳までCustodianが必要なので、卒業を控えたトラブルに巻き込まれた留学生には目の上のたんこぶ。邪魔なのに、排除出来ないという困った事情に陥ることが多いです。引き換え、自由度の高いアルバータ州は18歳でCustodianは必要ないので、とても動きやすいです。役にも立たないCustodianをとっとと排除して、自分と親の意向で動くことが可能になります。

私にSOSが来た場合でもアルバータの方がはるかに簡単。あっという間に色々片付いて行きます。BC州は、Custodianという看板を掲げた人物の後ろから、こっそり暗躍する(ははは)ことも多くなります。めんどくさいです!

2.ホームステイも、留学産業の目玉です。

2025年の今も変わりません。

留学生はだいたい毎月$1300~2000程度をホストファミリーに支払います。

(2025年はもっと値上がりしています。高い!)

これもウエスト・コーストインターナショナルのようなとんでもないエージェントが集めたホームステイ費を持ち逃げ。留学生が2度も費用を払う羽目になりました。

「エージェントは信用するな」これがまず前提です。

ホスト不足、ホストの面倒を見る煩雑さを嫌い、現在ほとんどの学区が外部ビジネスにホームステイを依頼しています。1番で述べたCustodianはそのビジネスが手掛けることが条件で、ボロい儲けを独り占めしています。いくつかあるホームステイ団体の中で「カナダホームステイネットワーク」は避けること。全く人間味のない規則づくめのいやな団体です。昨年はこの団体への文句が非常に多く寄せられました。

 

3.スクールボードやエージェントは勝手に自分たちの規則を作ります。

国や州の規制が明確には存在しない「高校留学産業界」では、当事者が勝手に何でもルールを作れます。

後見人にしても、特に何の責任も明記しないまま、お金だけが飛び交います。

ホストファミリーにも、一応のガイドラインはありますが、それが適用になりホスト資格を剥奪されるなどは、まず起こりません。

最近のスクールボードとエージェントのずるい言い訳、オンラインコース履修について。

卒業を間際にして、身体的・精神的理由でカナダ滞在が絶えられなくなり、また乱れた学校を嫌い、1日も早い帰国を望む日本人高校生が増えています。

あと、数コースの単位で卒業までこぎつけたケースが結構多いのが驚きです。

カナダの高校留学事情、そこまで落ちてしまったのかも。

その場合、今学期履修中のコースは残念ながら諦めるしかないのが現状です。

そして次の学期に、その州があるいは学区が持つオンラインコースで、足りないコースを履修すれば、卒業が可能となります。

しかし、本当を言うと、現在履修中のコースの残り部分を日本からオンラインで履修させるくらいの融通は効かせられるはず。それを最初から「それは無理」と門前払いが普通です。

妙な規則を盾に取るんですよ。

「留学生は授業の〜%を対面授業で受けないといけない。」とか何とか。

ほんの2ヶ月残っているコースをオンラインに切り替えることがそんなに「規則!規則!」と騒ぐことなのかと不思議です。

特にBCはなんかわけのわからない規則で留学生の希望をどんどん消して行く州だと長年の経験から感じます。

そんな中、自由度の一番高いアルバータ州が、実はBCで卒業単位を取りそこねた留学生の助け舟になるかもと、現在交渉中です。

留学生にも規則を作る会議に参加する権限がほしいです。あれだけ高額な授業料を払っているんですから、権利はあるはず。

 

4.カナダの国は「高校留学生」の権利は保障してくれません。

数々の訴えが移民局に持ち込まれますが、相手にされません。「留学生」の権利を守るのは、カナダの国の責任ではありませんから。20年近く前のことです。

バンクーバー郊外のラングレー市スクールボードの「留学生プログラム」の実情をBC州政府に訴えました。自分勝手なルールと、留学生は授業料さえ払っていればいい、それ以上は何もするなという態度に呆れ果てたからです。

留学の真実を外にバラすなと、脅しも来ました。当時の副教育長の女性から。

「口をつぐんで、私達と一緒に儲けていればいい。」との脅しです。

留学の膿がどろどろ渦巻いている地域でした。

オンブズマンも参入してくれ、かなり州政府に突っ込みましたが、結果は厳しいものでした。州政府も真剣に取り上げてくれましたが、こんな返事が来ました。

「カナダ政府には留学生の権利を守る責任はありません。ホームステイも、スクールボードとの契約も、国が関与することではありません。留学生のカナダでの地位は、単なる短期滞在の外国人です。」

はい、これがずっと変わらないどころか、ますます悪化の一途をたどるカナダ高校留学です。

この酷い現状と、たくさんの高校生の涙を見たことから、私の次の目標が出来ました。

現在Lawyerに向けて勉強中です。

カナダの法律で、学区やエージェント退治をと。

面白いことにほんの少し”Contract and Law”を学んだだけで、適当なことで誤魔化しているエージェントをあっという間に訴えられるなと気がつきました。

このエージェントどうも信用ならん、おかしいと思ったらご連絡ください。

カナダの法律からアドバイスさせていただきます。

Contact Canada Club.

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【日本で育つ子供への本格的バイリンガル教育 - カナダからオンラインで】

2025-04-18 09:28:23 | カナダ留学

Be Bilingualとなづけた「日本で育つ子供への本格的なバイリンガル教育」

(指導:大澤眞知子)

カナダアルバータ大平原からオンラインで、カナダクラブが提供する科学に基づいたバイリンガル教育。

その詳細コラムはこちら

まずは母国語の基盤を確立し、それを基にに外国語のスキルを発達させる。

バイリンガル教育カリキュラムの最初は、母国語の確立に集中する。

その確固とした母国語の基盤を、次には外国語理解に移行させる。

この方法をTranslanguagingと呼びます。

バイリンガル教育についての科学的研究と実際に行われて来た教育の成果から、現在最も強力だと考えられているのがTranslanguagingバイリンガル教育です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

発達段階の大切な子どもの脳に大きな影響を与えかねないバイリンガル教育。

日本の学校で、着実な母国語としての日本語教育なしには、決して成り立ちません。

日本でよく見られる大きな勘違いのバイリンガル教育について少し述べてみます。

 

😬バイリンガルになるには幼児教育が必要?

NO NO NO.

日本の方の多くが持っている根本的に間違った思い込みです。

詳細は、こちらのコラムをお読み下さい。科学的リサーチに基づいた証拠から述べています。

日本で育ち、日本での教育を受ける子どもには10歳前後(脳科学に基づいて)がバイリンガル教育への最適な年齢です。

  

😬イマージョン方式?

カナダの英語+フランス語のイマージョン教育にヒントを得たのでしょうが、これを実践している学校は機能していないようです。

カナダは英語とフランス語両方を公用語とする国ですので、社会全体に両方の言語が存在します。その中での本当の意味でのイマージョンが存在します。

が、日本では「英語」は単なる着せ替え人形のように見せかけのもの。単に、理科と社会を「英語(のまねごと)」で教え、他の強化は日本語で行っても子どもの脳は大混乱を起こすばかりでなく、肝心の学ぶべき内容が脳に入って行きません。

結果、6年生になる頃には、脳には知識も集積出来てなく、日本語も低いレベル、英語はまさに「ままごと」レベルのものしか見られません。

怖いことに言語自体の発達遅れが、そのまま脳の発達自体の遅れにつながってしまった実際の6年生にも数多く遭遇し衝撃を受けました。

日本での似非英語イマージョン学校には子供を通わせないことですね。

  

😬海外赴任などで現地校に通わせる

親にとってはこの上ない機会にも思える海外赴任。例えばカナダの学校に通わせると英語と日本語のバイリンガルになれる!と。

その場合、『子供が英語しか話さなくなった。』『現地の友達と英語でスラスラ会話をしている!』と驚き喜ぶのではなく、日本語の教育を決して忘れないこと、また日本の同年代が学んでいる「数学」「理科」などのレベルに必ずついていけるように気をつけること、です。

補習校なるものもありますが、週に1・2回の補習では、とても日本の学校が訓練するような深いことまで学ぶのは不可能です。そこに親の大きな出番がありますね。「漢字の読み書き」などには膨大な時間がかかりますので、親が「先生」という場面は欠かせないと感じます。

そうでないと、帰国したとたん子供は迷ってしまい、自信を失い、周りからも孤立する傾向があります。例えば小学校5年で帰国した場合、日本語レベルがその同級生と同じレベルでない限り、学校からは浮いてしまい、自分の居場所すらわからなくなるケースもあります。

その後の日本での教育にも困難があり、大人になってからも日本語も英語も中途半端というセミリンガルという悲惨な状態の方にも多く出会いました。

商社勤務で海外赴任の長かった方の子供さん(すでに成人なさっていますが)、海外ではうまく海外言語が使えず孤立しイジメにもあい、教育もうまく機能せず、日本帰国後も、日本のレベルについていけず結局心理的に追い詰められ未だに「引きこもり」に近い状況の方と会ったことがあります。言語が脳に与える影響とは、人間の一生まで変えてしまう重大なものだと改めて実感しました。

 

さぁ、今度は子どもが折角学んだ第2言語をどう維持するかについて。あれ?科学は?という間違ったものも多くネットに流れていますので、気を付けてください。

🧐海外赴任から帰国したら? 

帰国後に第2言語レベルをどう維持するか

日本で生活を始めると、その言語に接する機会はほぼなくなります。例えば、英語にしても、日本の学校で学ぶ英語と海外で実際に使っていた英語とは、全く似て非なるものです。

特に英語の場合、根底にあるクリティカルシンキングを使う機会もなくなってしまいますので、急速に(そうです、おどろくほど急速に)折角身につけた英語力が蒸発してしまう結果となります。

この問題でお困りの場合は、ぜひカナダクラブにご相談下さい。

専門家である大澤とRobert McMillanが英語のクリティカルシンキング思考法をもとに、カナダ現地の生徒が学年ごとに訓練を受けるエッセイ指導を通じ、英語言語のみならず、英語の考え方を失わないよう指導します。

その指導は、日本の学校教育にも大きなプラスを発揮し、生徒たちはそのまま日本の有名大学進学したり、カナダクラブで維持出来た高いエッセイ能力を武器に海外進学を果たしています。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本で見られる情報には、とにかく科学的根拠から外れたものも見受けられますので注意。

😬日本でバイリンガル教育をする問題点と対策

と、真剣に述べている学校がありますが、この論理はおかしいです。

なぜならば、その「問題点」とは「第2言語を使う機会を持ちにくい」だそうです。

その理由は「問題の一つにあげられるのが、第二言語を使う機会が少ないという点です。たとえ親のどちらかが流暢な英語を話せるとしても、他に英語話者がいない環境であればバイリンガルといえるようなレベルに育たない可能性は高いでしょう。日本で暮らしていると、日常生活の中で英語を話す機会はほとんどありません。それは他の外国語についても同じです。外国語を話すシーンが少なく、積極的に話したくても周囲にその相手がいないことが多いといえます。」だそうです。

あれ?

言語教育を単なる「英会話のように、しゃべることだけ」に重点をおいてしまっていませんか?

例えば、日本で育つ子どもへのバイリンガル教育は、まずは脳がどう思考するかに重点をおいています。そして、その思考法を英語と日本語の脳細胞でつないで行く教育です。

特に本を読むこと、本の内容と自分とをどう結びつけるかなど、両言語の本を読みながら進めて行きます。

その過程で、私やパートナーのRobertと質問したり、話し合ったりする機会はふんだんにあります。初心者以外、それはほとんど英語で行いますので、目的をもった英語のコミュニケーションが常に行われているわけです。

また、カナダクラブのレッスンには実に多様な生徒がいます。小学生から大学生まで。それぞれが自分のペースで自分の学びをする中、私達とのコミュニケーションはほぼ英語で行いますので、それを「こっそり」聞いているだけでも、相当レベルの高い英語に接する機会はふんだんにあります。

ある小学生の生徒が言ってました。「カナダクラブはそこで学ぶだけでなく、画面に登場するお兄さんやお姉さんの学んでいることを聞くのがすごい面白い!」って。

単に、だれか英語を話す人を見つけてきて、日常のことを話すことがバイリンガル教育ではありません。 

私が実践する日本で育つ子どもへの日本でのバイリンガル教育には、全く存在しない問題です。

  

😬母国語の習得がおろそかになる

母国語をおろそかにしない、母国語の習得をまず第一義とする。母国語が基本になることはバイリンガル教育には当たり前のことです。

特に私が実践するTranslanguaging教育では、日本語力が年齢相応に育っていない場合は不可能です。

こんなことを心配しないといけないバイリンガル教育は、単に「英語」をまるで一番大切なものと考えているように聞こえてしまいます。バイリンガル教育を受ける子どもにとって一番大切なのは、何を差し置いても母国語の「日本語」であることをお忘れなく。

このような偽物のバイリンガルに名を借りた教育が蔓延している日本をとても心配しています。そして、その中で大切な脳の言語部分の発達を阻害され続ける子どもたちを憂えています。

「子どもを入れる学校をもしかしたら間違えたかも。。。』と思った方は、今すぐご連絡下さい。

ここからどう進めばいいのかをじっくりご相談致しましょう。

 

日本で宣伝されているバイリンガル教育から少々情報を拾っただけでも、まだまだ科学的なバイリンガル教育までは到達していない日本が見えてしまいました。

くれぐれも教育機関選びを間違わないように。

世界で認められ、実践されているTranslanguaging理論と、私自身の長年の経験を核に、日本で育ち日本で教育を受けている子供に応用している”Be Bilingual” コースにぜひどうぞ。

外国に行く必要もない、高い学費のインターナショナルスクールに行く必要もない、遠くの塾に行く必要もありませんよ。週末の土曜日・日曜日にちょっとだけ早起きするだけ。時差の大きいカナダから届けるレッスンですから。

少し慣れて来ると、地平線と満天の星空と、オーロラがデッキから見えるBilingual Cabinにもいらっしゃい!

日本の親元から日本の学校に通い普通の日本の子供としての生活をしながらの「バイリンガル教育」

カナダクラブでお待ちしています。

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「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ:エッセイスキルと文法は完璧ですか?

2025-04-16 09:13:49 | カナダ留学

カナダから「カナダクラブ」という強力なアカデミックサポート講座を提供しています。

丁寧にケアしているのは:

・難関入試に挑む日本の中学・高校生

・私(大澤)が専門とするバイリンガル(Translanguaging)理論を使い日本からバイリンガルを目指す小学・中学生

・カナダ留学中の日本人生徒へのアカデミックサポート

・カナダ大学在学中の日本人学生へのアカデミックサポート

・上記生徒たちの親への様々な助言とサポート

 

これだけのパワフルな専門サポートをどこから発信しているかというと、カナダ・アルバータ州大平原のど真ん中、カルガリー空港から北東に1時間ほどのところにある、小さなキャビンです。

地平線に囲まれ、周りには人間の影もなく、野生の鹿、コヨーテが徘徊し、どこまでも続く大空にたくさんの鳥が自由を謳歌。

そんなキャビンの一室から、私・大澤眞知子と相棒のRobert McMillanがGoogle Meetの画面から生徒たちに語りかけます。

 

生徒は、それぞれ自分のレベル、自分に必要な内容を、自分のペースで進め、そこにRobertと私がReal timeで共有したGoogle Docのファイルからどんどんリードして行きます。

 

なぜ、カナダクラブの話と今日のタイトル『「日本の大学の総合選抜型入試で有利になるから」と未だに信じてカナダ高校留学?』が関係あるかって?

実は、これまで数多くの高校生の指導をして来た経験からです。

その中でも、この2種類の高校生たちの実力には大きな大きな差があることを見てきました。

カナダ高校留学後日本の帰国生で大学に入った生徒

高校留学はせず日本のトップクラスの高校から日本の希望大学に入学した生徒

 

どちらに軍配が上がると思いますか?

日本の高校から日本の大学に行った生徒です。

カナダ留学組などとは全く比較にならないほど能力が高いのが日本組です。

 

こんなコラムを見つけました。

「高校留学した生徒の英語力では総合選抜入試には足りない。留学したという実績は必要ない。」

 

私が見てきた現状とぴったり一致します。

 

カナダ高校留学している生徒の10人に9人は文法が弱いです。

何となく中学で習ったことを当てはめているだけで、ひとつひとつの文法ルールが一体どんな意味を持つのかについての知識がありません

従って、不自然な文法を多用し、「あぁ日本の生徒が書いたエッセイだ。」とすぐバレるレベルです。

そう、英語を書いたらすぐバレるんですよ。

 

それと対照的に、日本の高いレベルの高校で学ぶ生徒の文法力は圧倒的に高いです。

しかも、使い方をよく知っています。

敢えて苦言を呈するならば、少々カチカチの日本のおじさんが書いたようなエッセイになりかねませんが、ま、日本の大学入試を採点する人には返って受けるかも知れません。

 

日本の良い高校で英語を学んだ生徒の方が、高校留学した生徒よりはるかに文法力も英語を書いたり読んだりする能力も高いことは、私のコラムでも再三強調して来ました。

 

日本の大学入試関係者、それための塾も、とっくの昔にそんなことは気がついていたようです。そして、「今」残酷なまでにその事実が入試の前面に押し出されて来ているようです。 

 

カナダ留学から帰国した高校生が推薦塾で言われた衝撃の一言 「総合型選抜で活動実績はいらないんだよ」

 

・留学から帰ってきて推薦塾で言われた衝撃の言葉だそうです。

私立高校だけでなく、公立高校でも、未だに1年間の学校の留学制度を実施しているところがものすごい数に上ります。

なぜ? たった1年英語圏の高校にお客さんとしておいてもらっても、英語力など上がらないし、それより日本の高校カリキュラムから遅れてしまうことが大きなマイナスになるのに。そんなお金も能力も無駄になるようなことをなんで未だに日本の高校生も親も喜々としてやってるんだろう。

と、合点がいかない気でいました。

  

な〜んだ、こんな安っぽい考えでこの「1年留学」とやらがはびこっていたんですね。

「留学経験をアピールして総合型選抜で大学に進学しよう」と考え、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)といった最難関私立大学への進学を希望しているんだそうです。

それが本心でしたか。英語圏にたった1年在籍し、大した授業にも入れてもらえずに(英語力がないからです)ゲストとして何となく時間を過ごして帰国する日本人高校生。

こんな目的があったわけですか。

  

でもね、そうは問屋が卸さない現実があるようですね。

 

総合型選抜対策の老舗大手塾に入塾すると、こう言われたそうです。

「活動実績はいらないよ」

留学経験は総合型選抜では武器にならないと言われたんだそうです。

しかも「君の英語力では少し難しいかもしれない」と指摘されたとか。

  

そりゃそうだ、日本できちんと外国語としての教育を受けている日本の高校生は、英語の文法も英語の読み方も書き方も、外国語として丁寧に学びます。

それに引き換え、カナダの高校の先生たちは日本語から来た生徒にわざわざ文法を丁寧に細かく説明などしてくれません。読み方も書き方も、カナダの同級生たちがGrade9までで習得したことくらいは、日本の高校生も知っているはずだとの前提です。

ですから、日本からの高校留学生は、外国語としての英語の未知の部分への学びは全くなく、ただ、周りを見様見真似で何となく英語ごっこをして帰ってくるだけになってしまうのです。

  

「カナダに行ったら英語が出来るようになる!」は驚きの妄想です。

特に多くの帰国生が希望する、早稲田の国際教養学部は高い文法力が必要。文法力が足りないとまず無理だとか。カナダで無駄にした1年間の間に、日本の同級生たちはきちんと文法を学び続けていましたから、敵うわけもありません。

 

特に高校留学という活動実績で入ってやろう!と企んでいるのが、早稲田大学の国際教養学部の総合型選抜だそうですね。

活動実績を自慢するような面接はなく、筆記試験は一般選抜よりも難しい英語の筆記試験が課されることで知られています。慶應義塾大学の文学部も同様で、英語と小論文の筆記試験があり、面接はありません。

また、「評定平均値が高い受験生が合格する傾向がある」とか。

当たり前のことですが、ここでもカナダ高校留学組は不利ですね。

日本の高校から受験する生徒ほど高い成績は取れないのが留学の残酷さです。

特に、English, Social Studiesのレベルは想像を絶するほど高く、深い内容です。

そこでカナダの優秀な同級生を押しのけて高い成績を取るのは、まず、不可能です。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ

厳しい現実に直面しましたね。親も大ショックを受けているんだそうです。

 

「留学は子どもの希望でしたが、円安の中で経済的に無理をして行かせたのは、大学受験で有利になるという期待があったからです。それが間違った認識だったと知り、絶望しています」。

 

当たり前ですよ。

「親のお金で海外に送り出されたことなど評価の対象にならない。」と難関大教授も述べているようです。

 

「総合型選抜や公募制推薦では活動実績が最重要」。

「これからは推薦入試が中心になります。一般選抜とは全く異なる市場があり、勉強が苦手な生徒でも活動実績を積めば大学に進学できます」

 

などの誤情報がなぜか日本中に広まり、未だに意味もプラスもない1年留学制度を必死で推し進める高校が日本中にあるのは、大問題だと思います。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学した方へ

「活動実績や留学経験があれば合格できる。」と大きな思い違いをしていましたか?

「留学すると大学受験で有利になる」というのはありえない話です。

これら情報を載せたコラムを書いた方もこうおっしゃっています。

『仕事で留学経験者と関わることがありますが、誰もが英会話が堪能ではありません。これは中高一貫校の教師も認めるところです。「アメリカやカナダに1年間留学しても、英語が話せない生徒もいます。』

その通りです。

その通りをずっと目撃して来ました。

 

「大学の総合選抜型入試で有利」とカナダ高校留学してしまいましたか?

じゃ、カナダクラブにいらっしゃい。

1年間、カナダの高校に通う間に、カナダクラブから「本物のエッセイスキル」と「深い運用能力レベル」の文法を特訓しますから。

 

これまでに、高校の1年留学制度でカナダに留学し、「やっぱりエッセイスキルはつけておかないと!」とカナダクラブの門を叩いた生徒たちの実績は素晴らしいです。

活動実績が評価されなくても、実際のEssay Writing能力と、文句ない文法力で勝負しましょう。

早稲田、慶応、上智、ICU?

教え子がずいぶん進学しました。

「カナダクラブで習ったエッセイのおかげです!」との嬉しい便りが届きます。

 

カナダクラブ参加についての詳細はこちらから。

お問い合わせはContactからお寄せ下さい。

現在9月留学開始生徒用の特訓を開始しています。

 

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カナダ高校留学:卒業に足りなかった単位を日本から履修する方法

2025-04-08 07:48:15 | カナダ留学

という、情報をコラムで公開しました。 

一生懸命頑張っても、どうしても能力が足りない、経済的な事情がある、精神的に参ってしまった。。。などの理由で、あと数単位を残しやむなく帰国してしまった日本人留学生はかなりの数に上ると考えます。特にパンデミックが収束し、カナダの高校レベルが正常に戻ったあとの留学生には相当厳しい環境だったと思います。

  

そんな日本人(元)高校生から結構な相談がありました。 

が、「あれ?ものすごい勘違いしている?」と思えるものが大半。 

これはいかん。

 

本当に助けてあげたい真面目な頑張りやさんに届かないと! 

と、今回はPodCastで呼びかけることにしました。 

(PodCast)  

カナダは色々な事情の生徒を助け、個々の事情を理解しようとしてくれる国です。 

高校卒業資格は、この先の人生でとてつもなく大きな意味を持つ資格です。 

 

止むを得ない事情で自主退学し、日本に帰国してしまいましたか? 

カナダで、英語で、全く異なる教育制度で、孤独に頑張って頑張って、それでも力尽きてしまいましたか?

 

折角頑張ったのに、カナダの高校卒業資格が取れなかったのは本当に悔しいですね。

カナダクラブから、そんなあなたに手を差し伸べられたらと思っています。

 

カナダ高校留学の実態」を公開し、たくさんの方を救うことが出来ました。

 そのまとめのお手伝いと認識しています。

  

くれぐれも勘違いしないで下さい。 

学力が低いまま留学し、カナダでも特に努力もせず、主要科目もほとんど履修なしの場合は、カナダの持つこの制度利用は無理です。

  

あと少しで卒業に手が届いたのに。 

頑張ったのに。 

カナダクラブで助けてもらって絶対卒業資格がほしいという意欲のある方からのご相談をお待ちしています。

  

大澤眞知子までご連絡下さい。 

まずは、頑張った軌跡を話して下さい。

  

そこから這い上がってみましょう、一緒に。

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