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カナダにいらっしゃい!

Bilingual教育/Essay指導専門家。カナダ留学の穴に落ちた日本人救出中。カナダ大平原エコキャビン在住。

「うちの子バイリンガルにしたいんですの。」

2025-03-25 07:20:17 | Be Bilingual

2011年12月10日にこんなコラムを書きました。

「うちの子バイリンガルにしたいんですけど。」

 

まだ日本でクリティカルシンキング思考法を指導していた頃です。

早期英語教育がブームになってもう久しい頃、意味のない幼児英語教育に子供の手を無理やり引いて連れ回るママ達が闊歩していました。

私?

もちろん手を染めていません。

早期英語教育は脳科学からは全く効果がないどころか、母国語を自然に発達させるべき脳に怖い影響さえ与えることがわかっていたからです。

私が学んだ「脳科学」「発達心理学」「言語心理学」からも明らかな事実です。

が。

ママ達の狂乱ぶりはひどかったですね。

2011年のコラムから少し抜粋してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うちの子をバイリンガルにしたい!」と、乳幼児のころから英語CD,DVD(懐かしいDevice!)、英語教室。 そんな方達に、最新の科学リサーチ結果(by University of Washington) 「バイリンガル脳はどう育つか」が衝撃的です。

期待させたあと、がっかりさせたくないので、まず結論から。

日本の乳幼児にいくら英語CDを聞かせても、DVDを見せても、英語教室に連れて行っても、バイリンガルにはなりません。脳は反応しないという結果です。これまでにも多くの言語科学者が発表して来た説がいよいよ信憑性を帯びてきました。

バイリンガル脳とは、生まれたときから2ヶ国語に囲まれて育つ脳のことです。周りで常に2ヶ国語の刺激が存在する必要があります。そして、そんな脳は、まったく異なった発達過程をたどります

ここでは、Monolingual (一ヶ国語の脳)の育ち方。生後6か月目までの脳は何語の音でも聞き分け出来ます(これはかなり前から科学で証明されています)。驚きですね、まったく家で英語を聞くこともない日本の赤ちゃんでも英語の音を聞き分けることが実は出来ています。ところが残念、10か月を過ぎる頃から、Monolingual の子供はその能力を急激に失い、脳は母国語のみに集中し始めます。つまり、常に日本語を聞いている日本の赤ちゃんには日本語のみ聞きわけしか出来なくなります。あ~~残念。 英語の音は脳から消えてしまいます。

「あ、じゃぁ、それまでにDVDとCDと・・・・。」 いやいやちょっと待って下さい。

Monolingualの乳児と比べ、Bilingual(常に2ヶ国語の環境にいる)の乳児はまったく異なる脳の発達過程をたどります。驚くべきことに、Bilingualの脳は6~9か月までは一体どちらの言語の音も聞いているのかの識別は出来ていないそうです。その後、急激に脳が発達し10~12か月目で、両方の音の聞き分け能力が完成します。

つまり、Bilingualの子供の脳の能力範囲は、最初は狭いけれど後で急激に広がり伸びるということです。Monolingualの子供の能力範囲は狭くなるのに・・・・。 しかも、2つの言語に刺激されたBilingual脳は、言語能力だけでなく、記憶、知識などの分野も大きく発達、「問題解決」「論理的思考」などにも優れた能力を持つことも証明されました。

すばらしい! だから絶対うちの子も急いでバイリンガルに育てなくちゃぁ! 生まれた時から英語のCDを聞かせて・・・DVDも見せて・・・。

がっかりさせて残念です。 人間の脳はそう簡単にはだませないことも分かりました。

アメリカで生まれた赤ちゃんに母国語として中国語を話す人物からの話しかけを続けました。 結果、その子供は英語はもちろん、中国語を聞き分ける能力も持ち続けて育ちました。

それに比べ、同じくアメリカで生まれた赤ちゃんに中国語の音声を浴びるように聞かせました。TV、CD,DVDを使って。残酷なほど、まったく効果はありませんでした。脳は中国語の音をまったく学ぶことが出来ませんでした。

乳幼児の言語習得には、顔を見て、生身の人間と直接接することが必須だとまたまた証明されたのです。「そうでない人工的な音、CD,DVDなどが入ると、人間の脳は自動的にスイッチが切れるようになっているようですね。」と研究者は結論づけています。TVで英語番組を流し続け、その前に幼児を座らせても全く無駄、脳は見向きもしないということです。

「そうしたら・・・・・ 英語のNative Speaker を24時間体制で雇うしか・・・・・!」

パニックになる前にじっくり子供の脳の発達を考えてみましょう。これら諸々の早期言語教育に関する研究論文が示唆していることは何でしょう。

効果のない早期英語教育で人工的に幼児の脳を操るより、たっぷりの時間の中でいっぱい遊ばせてあげることが一番ということ。遊びを通して発達した脳もまた大きく能力を伸ばすことが、発達心理学の研究で科学的に証明されています。習い事に通いづめた幼児の脳より、自然に周りの刺激に反応して成長した脳の方がはるかに大きく育つことがわかっています。」

___________________

何も付け足すこともない見事なコラムだなと、思わず自分で褒めてしまいました。

この後続々発表されたバイリンガル教育についての研究も、このコラムで述べたことを完全に裏付けています。

新しい発見も多いです。

その中の画期的なものが、両親が母国語である2言語を使い育てるバイリンガル以外の教育についてです。

明確な答えは、「幼児期の母国語以外の言語教育は脳に悪影響」

そして、「まずは母国語を確立することが必須」

更に、「本格的なバイリンガル教育は10歳前後の脳が最適である。」

  

「うちの子バイリンガルにしたいんですの。」と東奔西走する親を嘲笑うかのように、間違った英語教育を売り物にする小学校やインターナショナルスクールが花盛りの日本になってしまいました。

科学は一体どこに行ってしまったのでしょう。

それよりも、何よりも、せっかく持って生まれて来た言語能力の発達を阻害され、日本語でさえ満足に使用出来ない子供が日本中に増えていると思います。

英語どころじゃないです。

一生つきまとうセミリンガルという悲惨な言語能力、両方の言語共能力が中途半端な日本人が増産されている気がします。

  

「子供さんの英語教育がどうもおかしい、上手く行っていると思えない。」と疑問を持っている親のみなさん、1日でも早くご相談下さい。

子供さんがまだ10歳前後であることを祈りますが、中学生年齢でもある程度の巻き戻しは可能です。

  

言語能力は一生つきまとう、大切で欠かすことの出来ない大きな能力です。

言語が有効に高いレベルで使えないと、何も出来ません。

逆に言語能力の高い人は(Linguistic intelligence)何をやっても周りと差をつけることが可能です。

大事なOutput能力を備えているからです。

  

私の指導する”Be Bilingual”でお待ちしています。

科学に基づいた正しい指導(いや「治療」ですね、もはや)で子供さんの生来の言語能力を引き出し、最新の科学に基づいたTranslanguaging 理論で導いていきます。

まずは、メールでご相談下さい。

丁寧にお返事させていただきます。

 

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【日本で育つ子供への本格的バイリンガル教育】Be Bilingual

2025-03-03 04:51:44 | Be Bilingual

Be Bilingualとなづけた「日本で育つ子供への本格的なバイリンガル教育」

公開して2ヶ月経ちました。

とても興味深いご相談やお問い合わせをいただき、私自身もこのコースの意義をしっかり脳に言い聞かせる毎日です。

(現在最初のカウンセリングプロセスをやっております。興味のある方は気軽にコンタクトして下さい。

すべての皆様に丁寧に返信しています。)

 

ご相談の中でやはり一番心が痛いのが、小学校での似非英語イマージョン教育を経て、日本語も英語も幼いままの12歳たち。さすがに親も「やっぱり何かおかしい。」と感じている方が多く、そこで私の発信をお読みになり、悩んだ挙げ句のご相談というケース。

 

なぜ、こんなとんでもない小学校が認可を受けるのか、子どもの言語発達過程を完全に無視した非科学的なカリキュラムがなぜ日本で認められ、多くの親が騙されているのか。

その理由を追求しているうちに、こんな怖い事実に出会いました。

 

【Bilingual 教育の歴史】

1950年以降、つまり大戦も終わり世界が平和を取り戻し、世界の人々の往来盛んになることが見込まれた時代です。英語は公用語としての地位を確立しつつあり、その英語と自分の母国語が自由に使えることが大きな利点となると考えられ、バイリンガル教育リサーチが爆発的に芽を吹き出しました。

バイリンガル教育をするなら、科学的に効果があるものを、と。

当たり前ですけどね。

 

どうすれば2言語を自由に使えるようになるのかについてのリサーチ、効果の上がるBiligual Educationについての研究が世界に溢れました。

また、世界が発展に向かい、希望の持てる時代になったということで、途上国の子供たちに母国語に加えて効果的な英語教育を行い、将来への機会を広げるという目的もありました。

それがBilingual Educationについての研究の後押しをしたわけです。

 

ただ、なかなか成果が上がりません。

成果が上がらない? その理由は、教育方法が間違っているからだ、と、ますます研究が活発になっていきました。

(1969〜2018年に世界で行われたバイリンガル教育についての研究の数です。) 

日本は? あれ? ほとんど行われていません。

予想出来たことですが、「科学にもとづいた教育」という概念からは未だにはるか遠いところにいる日本がここでも沈んでしまっています。

アメリカに負け、アメリカに占領され、、アメリカ式の教育を押し付けられた絶好の機会に、「日本語と英語のバイリンガル」能力を日本に子供に、ということは全く頭になかったようです。

 

丸暗記、日本式英語教育しかやって来なかった日本の姿がここにあります。

なぜあんなすごい機会を逃したのか、言語の専門家がみんな戦死してしまったのかな。

カタカナ英語の年寄りが訳読のみで英語を教えた時代、英語にそっぽを向いてしまった生徒がずいぶん多かったと想像します。

 

実は私もこの時代の英語教育を通じ、中学1年生に初めて「英語」というものに出会いました。

ワクワクと楽しみにしていたんですが、初日の授業で「なんじゃこれ?」

アルファベットすら知らなかった12歳の私でさえ呆れるほど低いレベルの英語授業でした。

 

日本がそんなことをやっている間に世界の研究は進みました。

Swedenに移住したFinland人の子供のバイリンガル教育についてのリサーチ:

「Finland人の子供が持つFinlandの社会・文化背景をまるで二次的のように扱い、Sweden語を一次的に教えた結果、好ましいBilingualismは生まれなかった。まず大切なのは、母国語であるFinland語の習得を強固なものにすること、それも10歳程度までは一次的一次的に教育するべき、というのが本当のBilingual教育には必須であることが証明された。」

 

ここで初めて唱えられたTranslanguaging理論です。

バイリンガル教育には、まずは10歳程度までは母国語の確立が必須である。

その母国語言語部分からバイリンガルとして教育する外国語(日本の場合は主に英語ですが)に言語能力を移行させていく過程が、バイリンガル教育である。

 

私がカナダクラブ内で指導する”Be Bilingual”(BBプログラム)は、当にこのTranslanguaging理論が根底にあります。

何度も言いますが、小学校の間違ったイマージョン教育はこのTranslanguaging理論の完全な裏側にあります。

日本語の発達を阻害し、子どもの脳にとって取り返しのつかないマイナスをもたらしてしまいます。

 

Translanguaging理論を使ったバイリンガル教育は”Transitional Bilingual Education”とも呼ばれ、特にカナダ、アメリカ、イギリス、スペインなどで数十年に渡り実践されているものです。

先に述べたSwedenの研究が大きな根底になっていると考えます。

 

例えば、カナダ。

French Immersion教育が有名です。カナダの公用語であるフランス語と英語のバイリンガル教育と言ってもいいもので、カナダにはFrench Immersionを行う小学校がたくさん存在します。

同じ国で、社会・文化背景をほぼ共有する2言語のバインリガルを養成する教育。

(日本にある小学校の偽物イマージョンがいかに嘘なのかが、ここでもおわかりですね。)

 

アメリカでは、スペイン語圏から来た移民の子供へのスペイン語と英語のイマージョン教育。

イギリスではウェールズ語を話す少数民族への英語・ウェールズ語のイマージョン。

スペインでは、バスク語、カタラン語を使う子供へのスペイン語イマージョン。

 

でもね、これらの国で、政府が認めて行い、大きな成果を上げているイマージョン教育は、日本でやっている犯罪にも近い小学校英語イマージョンなどとは全く異なりますよ。

きちんと科学的証拠に基づき、10歳までに母国語の基礎を確立することから始めているバイリンガル教育です。

日本の似非イマージョン小学校がやっているような、子供を脳の言語発達を完全に破壊し、将来を奪ってしまうようなことはやっていません。これは犯罪だと思います。

 

でもね、なぜ外国で行われている科学的なバイリンガル教育のあり方に、日本は目も向けなかったのでしょうか。なぜ、科学無視で、日本の間違ったバイリンガル教育、いやあれば単にビジネスですね、が突っ走り、日本の親たちも簡単に信じ込んでしまったのでしょうか。

無念です。

 

まとめますよ。

カナダ・アメリカ・イギリス・スペインなどで長年行われ、成功を収めているバイリンガル教育の根底にある科学的方法とは:

まずは母国語の基盤を確立し、それを基にに外国語のスキルを発達させる。

バイリンガル教育カリキュラムの最初は、母国語の確立に集中する。

その確固とした母国語の基盤を、次には外国語理解に移行させる。

 

20世紀後半以来、これが主要国で行われているバインリンガル教育です。

これを日本の子供に応用しているのが、私の提供している”Be Bilingual” (BB program)なのです。

 

バイリンガル教育についての科学的研究と実際に行われて来た教育の成果から、現在最も強力だと考えられているのがTranslanguagingバイリンガル教育です。

 

日本の親元から日本の学校に通い普通の日本の子供としての生活をしながらの「バイリンガル教育」

ぜひご参加下さい。

カナダクラブでお待ちしています。

ご相談、ご連絡はこちらから。

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Be Bilingual with Machiko Osawa

2025-02-17 05:20:30 | Be Bilingual

[日本で育つ子供へのバイリンガル教育- カナダよりオンラインで]

Be Bilingual (日本の子供へのバイリンガル教育)正式開講のPodCastです。 

「カナダにいらっしゃい!」しばらくのご無沙汰でしたが、I'm back!

 

Be Bilingualを始めるに至ったきっかけ。

ふとNews Week for womenで見かけた「全くバイリンガルを勘違いした記事」などに危機感を持ち、同じく間違ったバイリンガル教育により日本語母国語能力の発達さえ阻害された子供たちと面談しもっともっと危機感でいっぱいになった結果です。

日本語が中途半端、まともに大人の目を見て話することすら出来ない12歳にも出会いました。悲しいですね。親は最高の教育をと子供を送り、その結果、子供はまるで障害を持ったような母国語言語能力しかない。英語?全くお話にもならないです。

 

そこで、立ち上がることにしました。ひとりでも救えないかなと。

私の長い(ほんとに長いです)英語思考法指導の締めくくりとして、これまで信頼して子供さんを任せてくださった方々への恩返しとして、科学に裏付けされた方法でのバイリンガル教育を実施することにしました。

私がこれまで学んだ Linguistis psychology, Biopsychology, Developmental psychology, Neuroscience などの知識を基に、最新のBilingual研究にヒントを得た新しい教育法です。

これだ!と。Translanguaging 理論です。

もちろん、個人差の大きな脳の発達ですのですべての子供に当てはまる方法などはありませんから。Prototypeを試しつつ個々の特性に合わせた変更を加えながらの指導となります。Dynamic Assesment(Real timeで生徒の進歩を確認しながらカリキュラムに変更を加えていく方法)との併用で行う指導です。そのため指導出来る人数には限りがありますので、数名のみ受け入れ予定です。3人いい子が集まればいいなぁと楽しみにしているところです。

 

Be Bilingualコースの詳細はuxenglish.org よりご覧になれます。

興味を持っていただいたら、uxenglish.org のコンタクトよりお便りください。

 

そこから丁寧に丁寧に開始まで、面談を含め、進めます。

バイリンガルについて、いっぱいお話しましょう。

そして、お互いに納得したらそこからスタート。

ひとりひとり大切に面倒見ていきます。

  

日本語能力も頑張って高めている子供さんの参加をお待ちしています。

お申し込み・お問い合わせはUX English(Contact)より

 

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Be Bilingual (日本の子供へのバイリンガル教育)

2025-01-22 08:53:39 | Be Bilingual

日本で育つ子供へのバイリンガル教育- カナダよりオンラインで

Be Bilingual (日本の子供へのバイリンガル教育)正式開講致します。

日本の子供へのバイリンガル教育、間違ってますよ

カナダクラブからのBilingual Education(日本で育つ子供に)

Bilingual Education for 日本で育つ子供

上記コラム並びにPodCastでも述べ続けましたが、日本で行われている中途半端な英語教育に業を煮やしての開講です。これ以上日本語も英語も中途半端な言語能力しかない子供たちをこのままには出来ない気持ちです。

長年日本の子どもたちに英語思考法クリティカルシンキングを指導して来た歴史の締めくくりとして、科学的に裏付けされた方法でのバイリンガル教育を実施し、お役に立ちたいと考えました。

私がこれまで学んだ Linguistis psychology, Biopsychology, Developmental psychology, Neuroscience などの知識を基に、最新のBilingual研究にヒントを得た新しい教育法です。

2024年春以降Trialを行い、日本語で育つ脳が英語の考え方に向けて動き出すにはどのようなInputが必要で、子ども自身からどのようなOutputを引き出すリードが必要かの明確な答えが見えてきました。

もちろん、個人差の大きな脳の発達ですのですべての子供に当てはまる方法などはありません。Prototypeを試しつつ個々の特性に合わせた変更を加えながらの指導となります。Dynamic Assesment(Real timeで生徒の進歩を確認しながらカリキュラムに変更を加えていく方法)との併用で行う指導です。そのため指導出来る人数には限りがありますので、数名のみ受け入れ予定です。

 

Bilingual に使用するTranslanguaging理論

1.日本で育つ子供の脳の言語部位に、新たに英語領域のNeural networkを作る

日本で育つ子供の脳の言語部位には日本語領域だけが存在します。その日本語領域、新しく育てる英語領域とを強固にネットワークするのが最終目的です。

英語領域のないまま無理やり英語を一貫性もなくInputしても脳に準備は出来ていないため、結局従来の日本語言語領域で処理してしまいます。また、困ったことに、大切な発達途上にある日本語言語領域にも、理解不全の英語Inputが割り込むことで混乱が起こり、大切な母国語である日本語を学ぶ能力を損なってしまいます。

2.脳の日本語領域(language area)と脳の考える部分(cognitive area)との間を太く・強く結ぶ訓練を行う。

日本語と英語との間を自由に行き来出来るようにすること、これがBilingualの定義でもあります。新しく作る英語領域で、英語の思考法を訓練し、同じテーマを扱っても日本語と英語とではアプローチ法が全く異なることを子どもの脳に徐々に理解させて行きます。これを繰り返すことで、英語領域が確固としたものとなり、どんどん範囲を広げて行きます。

そして、その英語領域と、従来からある日本語言語領域とを徐々に自由に行き来出来るようになって行きます。

3.2番のために必須なのが、日本語言語領域をアカデミックに高めること

新たな英語領域を脳に作るために必須なのが、母国語である日本語領域が確立していること、です。幼少期から英語でのむやみなOutputが多すぎて、あるいは幼稚園や小学校で中途半端な英語教育を行ってしまうことで、肝心の母国語での教育が十分行われていない場合、日本語領域の存在すらぼやけたものとなります。輪郭も中身も完全でない日本語領域からは、新たな英語領域を作ることは不可能に近いです。

母国語言語領域からの知的アウトプット能力こそが、Bilingual Educationには必須というのがTranslanguaging理論です。

4.日本語言語領域をアカデミックに高める訓練 

5.4番で行ったOutput内容と同じテーマを使い、カナダの観察を行う。

6.年齢に応じた日本のStoryを理解しそこからOutput。

7.本人の理解力に応じた英語のStoryを理解し、6番のStoryとの相違点を分析しながらOutput。

8.Review

日本での自分の周りや、日本語のStoryが伝えようとしていることと、英語での仮想空間、英語でのStoryが伝えようとしていることを比較対照するProject.

大きく異なる点を見つけ分析し、それを日本語・英語両言語を用いてOutput.

 

*内容は非常に簡単なものになりますが、この段階ですでに次のレベルに進める脳の英語領域が生まれようとしています。

ここまでがBilingualのカリキュラムです。

参加者の反応、Outputレベルを科学的に分析し、このプロセスへの課題、またこの先の進め方を個人に合わせて提供することになります。

また、脳の反応には個人差が非常に大きいため、子供ひとりひとりがどのようなGift(8つのMultipleintelligenceのうちの何を持って生まれて来たのか)を持つかにより、効果は大きく異なります。

そこへの対応も、このBilingualで注意深く進める予定です。

Biligualismの大きな土台は、高い母国語の能力。

特にOutput能力が高いことが必須です。

母国語での高いアカデミック能力なしでは、外国語のアカデミック能力は育ちません。

これが最新の科学からの答えです。

日本語能力も頑張って高めている子供さんの参加をお待ちしています。

  • 開始時期は個人で随時

  • Group lessonではありませんので個人スケジュールで進めます。

  • Google Doc, Google Chat, Google MeetのためGoogleアカウントを用意して下さい。
    レッスンスケジュール枠はカナダクラブと同枠を使います。

  •  

    お申し込み・お問い合わせはUX English(Contact)より

     

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