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ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

AYALA アヤラ

2023年11月02日 | フランスワイナリー2023
シャンパーニュ1軒目はアイ村にあるAYALA アヤラを訪問







もともとスペインの貴族の家柄。パリに赴任した父を持つエドモンド・デ・アヤラがシャンパーニュでシャンパーニュ造りを学んだことから始まる。
1860年マルイユ子爵の娘と結婚し、アイ村のブドウ畑を相続。1937年~2005年まで3代続き、1920年がアラヤの出荷本数が一番だったが、最高100万本から30万本までに出荷本数を下げ、品質向上につとめた。
2005年ボランジェの傘下に入る。ボランジェが力強いピノ・ノワールを主体とするシャンパーニュ造りをするのに対し、アラヤはステンレスタンク醸造、シャルドネ主体の軽めでフレッシュなシャンパーニュ造りを行う。
2012年現在のアラヤのスタイルが出来上がった。従業員17人、生産本数100万本、70カ国に輸出。
自社畑20ha。100ha分のブドウを購入(そこでもシャンパーニュ造りを行っている約90のブドウ農家)
120個(500~20,000ℓ 区画、クウォリティにより大きさが違う)のステンレスタンクでアルコール発酵
9月収穫、10月一次発酵、シュール・リーで6ヶ月寝かせる。翌年3月アッサンブラージュし、5月に瓶詰め。約3年寝かせる。デゴルジュマンしてからも針金をつけた状態でさらに6ヶ月寝かせる。結果として収穫から4年後に出荷することになる(スタンダードキュヴェ)
ドザージュ6g以下。2019年収穫分よりシャルドネ比率55%以上
ルミアージュは通常はジオパレット。プレステージュは職人の手で行う。

地下2階のセラー


地下1階の熟成タンク室


同じ地下1階の瓶詰め機械を見学






通常サイズで王冠のものは全て自動。コルクのものはデゴルジュマンの後、コルクを抜く作業とドザージュ後コルクを差す作業はハンド。マグナムは全てハンド。

今は使用していない木樽


テイスティングルーム 2017年に増設した保管庫に設置




4アイテムをテイスティング


①AYALA BRUT MAJEUR
Ch55%、PN30%、M15%
2019、2018、2017、2016年の70クリュのブドウ使用
リザーヴワイン43%、ドザージュ6g/ℓ

②AYALA BRUT NATURE
MAJEURと造り方は同じ。今後MAJEURより1年長く寝かせる。ドザージュ0g/ℓ。

③AYALA BRUT ROSE MAJEUR
Ch51%、PN39%(6%は赤ワイン、別の場所で造られたもの)、M10%

④AYALA BLANC DE BLANCS 2016
Ch100%(シュイィ、クラマン、オジェ、グローヴ、キュイ村)ドザージュ5g

注がれた時、足りなくなったのでもう1本開けられましたが、コルクが違いました。(しぼんでいる方が後から開けたもの)味は最初の方がよかったと思います。内容は全く同じはずですが、個体差があるのですね。



4アイテムの中ではスタンダードのマジュールが一番好み。





しっかり説明してくれ、実に濃い内容でした。

有り難うございました!

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