ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

3日目ディナー 「史跡料亭 花月」

2024年02月08日 | ななつ星in九州5
ななつ星での最後のディナーは「史跡料亭 花月」さんによる長崎の伝統料理である卓袱料理

1号車の入り口には花月さんの暖簾、車内には花月さんの提灯が飾られ、料亭にいるような雰囲気になりました。

花月の女将さんがご乗車され、最後まで宴席をご案内してくださいました。

さすがに円卓に多くの料理が並べられるということはありませんでしたが、フルコースで楽しむことが出来ました。

卓袱料理の宴席は女将による「お鰭(ひれ)をどうぞ」の掛け声から始まります。それまでは、お料理にもお酒にも手をつけませんし、どなたのご挨拶もありません。

【御鰭(おひれ)】


五ツ鰭(二重餅・四方鯛・筍・玉半斤・つる菜)


【造里】


伊勢海老一献盛 鯛 海胆(うに) 鯨三種

【三品盛】


車海老黄身寿司鋳込み ふくりん鮑
慈姑 菜の花お浸し チーズ玉子
花月唐墨身巻き 黒豆

【取肴】花月ハトシ(海老・鰻)


ホワイトアスパラガス 芽キャベツ
ズワイガニの黄身酢掛け


【大鉢】


海老芋唐揚げに柚子味噌掛け
長崎牛ヒレロースト タラの芽
梅麩 銀飴

【変り鉢】花月パスティ


パスティとはパスタと同じく「小麦粉を練ったもの」表面に卵黄を塗り、艶やかに焼き上げられています。

編目を割ると・・・


すっぽん湯葉巻き・フカヒレ・焼葱・焼麩

【中鉢】角煮(辛子)


【煮物】ヒカド仕立てスープ(大根・人参・椎茸・きくらげ・みつば)
【食事】棚田米
【香の物】季節二種




【水菓子】金柑甘露煮 ヨーグルトムース


卓袱料理の〆は「梅椀」

【梅椀】御汁粉


紅白のお団子を浮かべたお汁粉

卓袱料理は椀で始まり、椀で終わります。

食べきれないと思いましたが、不思議と最後まで美味しくいただけました。

今夜のワイン
Ruinart Blanc de Blancs
ルイナール ブラン・ド・ブラン
Vincent Brochet b.s.a. Brut
ヴァンサン・ブロシェ
Volnay 1er Cru Clos de la Barre Monopole / Louis Jadot
ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・クロ・ド・ラ・バール モノポール/ルイ・ジャド

食後は長崎検番の芸妓さんが唄と踊りを披露。太鼓などの楽器はお客さんの中から指名された人が演奏。始まる前にレクチャーがあり、相棒はなんと「長崎ぶらぶら節」チャンチキ(当り鉦(あたりかね))を任されました。リズムを取るのが難しかったようですが、なんとか演奏出来ました。

皆さんの手拍子と、外国人のお客さまがいらっしゃったこともあり、多いに盛り上がったディナータイムでした。

最後は出口で芸妓さんの唄と三味線の音色が響く中、花月の女将より一献いただいて、見送っていただきました。

大変楽しいひととき、ありがとうございました!

この記事についてブログを書く
« 長崎~早岐 | トップ | 3日目バータイム »