ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Marques de Caseres マルケス・デ・カセレス 訪問

2019年11月11日 | スペインワイナリー2019
2軒目の訪問ワイナリー

リオハ・アルタにある「Marques de Caseres マルケス・デ・カセレス」


Export Sales ManagerのJoel Martinezさんがご案内

醸造所

葡萄は模型




ロゼ用のタンク セニエがしやすい形になっています。


赤いタンク 初めて見ました。


研究用の樽


ローストの仕方が違う樽を使ってみたり、熟成期間を変えたりして、最適なブレンドを追求されています。



テイスティングルーム


7アイテムをテイスティング




DEUSA HAI 2018
DO Rias Bixas(O Rosal) ジョイントベンチャー
アルバリーニョ 2019年5月瓶詰め

Rioja Rosato 2018
テンプラニーリョ96%、ガルナッチャ4%
数時間のスキンコンタクト、12月瓶詰め、1月発売

Crianza 2016
テンプラニーリョ85%、ガルナッチャ10%、グラシアーノ5%
樹齢25年
12ヶ月樽熟成(フレンチオーク60%、アメリカンオーク40% 25%新樽、75% 4年まで使用)
5~8年で飲み頃

Reserva 2014
テンプラニーリョ85%、ガルナッチャ10%、グラシアーノ5%
樹齢30~35年 畑の標高が高い
12ヶ月樽熟成(フレンチオーク、33%新樽、67%3年以内)
2年瓶熟成

Gran Reserva 2011
テンプラニーリョ85%、ガルナッチャ8%、グラシアーノ7%
樹齢50~90年
26ヶ月樽熟成(フレンチオーク、50%新樽、50%2年以内)
7~9年で出荷、12~15年で飲み頃

LA CAPILLA Crianza 2015
DO Ribera del Duero 60ha
12ヶ月樽熟成(フレンチオーク50%、アメリカンオーク50%)

GAUDIUM Gran Vino 2014
テンプラニーリョ95%、グラシアーノ5%
5ヶ所の畑 2haがプレ・フィロキセラ
樹齢50~130年 11ha
18ヶ月樽熟成(全数フレンチオーク、新樽)
敢えてクリアンサなどの熟成規定表示をしない。
2,500本/年 いい年しか造らない。
10~15年で飲み頃

<メモ>
・1870年設立
・名前の由来スペイン南西部の地中海沿いの街Caseresを拠点に活動していた。
・1830年代バレンシアでワインを作り始めたが、1936年の内戦で資産を失い、フランス、ラングドック(コルビエール)に移住。
・ワインの貿易等で資産を無し、ボルドーのシャトー・カマンサック等を取得。
・1960年代後半にスペインに戻ることを決意し、リオハでワイン作りを開始。
・2011年~4代目(リオハでは2代目)クリスティーナ(68歳)が当主。
・リアス・バイシャス、ルエダ、カバ(カタルーニャ)、リベラ・デル・デュエロでもジョイントでワイン作りを開始。
・生産量 700万本/年 内、45%がクリアンサ
・ワイン醸造所は大きく、作った時期別に3つに分かれる。(1970年代、80年代、90年代)
・ステンレスタンク 2,000ℓ~6,000ℓ
・樽19,000個(2/3フレンチオーク、1/3アメリカンオーク)
・樽は最長4年使用、その後はスコッチやシェリーなどのメーカーに売る。
・クリアンサ1年、レゼルバ2年、グラン・レゼルバ26ヶ月
・国内販売50%、輸出50%
・輸出は米国、ヨーロッパ、南米がほとんど、アジアは輸出の3%

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