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坂口勝 Stage Site~ECHOES~ 

シンガーソングライター・パーカッション坂口勝/TAP DO!/GADOGADO/FLYING RODステージ日記

BE YOUR HERO LIVE

地球儀。

2010-03-10 04:05:52 | Diary
こんばんは!昔ね・・・うちに大きな地球儀があったんですよ・・・。
でも、子供の頃って、まさか色んな国に行くって思ってなかったし・・・。
身体の小さい俺にとっては、多摩川の鬱蒼とした森も立派なジャングルだったし、川に入れば巨大魚がいるって思ってた・・・まさに秘境だった・・・。
湘南の海だって、この先に別の大陸があるなんて想像できなかったし。
だから、漠然と「地球はこういうものだ」って意識だけで地球儀を見ていたんですよね。
やがて、地理という教科が始まって、世界の事を少しだけ知るようになって・・・メルカトル図法だとかなんとかで・・・。
でも、その頃にはもう古くなった地球儀は捨てちゃったんですよね。
その後、硬式野球でオーストラリアに遠征に行きました!19歳の時。それが始めての海外。旅行とは言えないものでしたけど、試合と練習だったし!
でも、オーストラリアのプロチーム(できたばかりだった)のみんなは身体も大きく、心も広い!だから、すぐにうちとけて、夕飯に誘われたり・・・自分の彼女を紹介してきたり(笑)。気のいいメンバーというイメージがありました。

それからは海外に行く機会はなく・・・次がGADOGADOヨーロッパコンサート。
日本人だけじゃなくて、現地の人達とも本当に仲良くしてもらって!どこの国でも多少のトラブルはあっても根はいい人ばっかり!
そしてアメリカコンサート!アメリカっぽい(偏見か?)、ダイナミックな人柄に本当に毎回楽しませてもらっています。

子供の頃・・・国境があると知ったあとも「制空権」とか「海域」にまで線があると思わなかった・・・。だから、泳いでいったら、どの辺りで英語になるのかな?って思ってました。
でも、こうして手のひらにおさまる地球儀を眺めていると、こんなにごちゃごちゃした中にどうして境界線があるんだろう?って思う。
やっぱり、歴史や、政策の違いがあるし、考え方も違うから、そうしないわけには行かないのかも知れないけど・・・。
一つ思うのは、オーストラリア、ドイツ、イギリス、ベルギー、フランス、スイス、スペイン、イタリア、アメリカ・・・どの国に行っても、個人的には「どこから来たの?」って聞かれるけど・・・談笑しているうちに、「日本人」としてではなく「日本から来た坂口勝」として見てくれる。ただたんに、「坂口勝」という人間の出身地がたまたま日本であっただけ。
なのに、なんで国の名前だけだといがみ合いが生まれるんだろう?
俺は、海外に行って、外国の方と嫌な雰囲気になったことがない!ま、国境を越えるときに怪しまれることはあるけど(笑)・・・結局、最後はオーケーですから。

そういえば、イルカ漁が映画に取り上げられましたね。
実は恥ずかしながら、イルカ漁があるなんて知りませんでした・・・。食用になっていることも・・・。シーシェパードの問題も含めてこれからどうなっていくのか心配ですけど。
人って・・・もうちょっと話せないのかな?
俺も個人的にはイルカ=愛らしいというイメージがあるから食べられないけど・・・否定はしない。だってそれが生活の糧であり、快楽のために惨殺しているわけではない(ということを信じたい)わけで。牛や豚も俺にとっては愛らしいから・・・。
考えるのは難しいけど・・・結局人間は何かしらの命を糧として生きてる。
だから、食卓に並ぶ物が命であると年に数回は考えて、感謝できたらそれでいいと俺は思う。

ま、そんなことを小さな地球儀を手にとって考えていたわけです。

でもね!今生活しているエリアが違うというだけ!頭ごなしではなく、なぜこの国はこうしなくてはいけないのかとかを考えたら、少しは話して解決できることもあるんじゃないかな。・・・きれいごとかな?

色んな意味で昔ほど世界は遠くないのにね!!

MASARU