前回、SDカードナビは忘れ去れてしまったと書きましたが、それはG-BOOKに於いてだけのことで、近頃はPNDと呼ばれる持ち運び可能なナビでSDカードが使われています。WiLLサイファに標準で付いていたSDカードは256MBでしたが、PNDでは2GBの容量を持つカードが標準になっているものもあります。
初代G-BOOKはSDカードを利用するというアイデアは良かったのですが、周辺環境や技術がその理想とするところに追いついていなかったことが敗因のようです。もしも、G-BOOKでSDカードナビを新たに発売するとしたら、やはりPNDですかね~。持ち運ぶG-BOOKというのは「PDAでG-BOOK」で実現されていましたが、2002年以降ソフトウェアが更新されていないなど、こちらも忘れ去られた存在になっていました。サービスとしては、ナビゲーション以外のG-BOOKサービスが一通り使えて、詳細地図の表示だけなら出来るようになっていました。しかし、PDA自体が時代の推移で高機能携帯電話・スマートフォンなどに取って代わられてしまったのが残念です。
携帯電話といえば、2006年08月に発売されたトヨタオリジナルケータイ「TiMO」がありましたが、これはBluetooth対応トヨタ純正ナビとの連携を図ったり、G-BOOKの有料サービス「HELPNET」を携帯電話でも利用出来るようにしたサービスです。少数ですが、TiMOとほぼ同様の機能を持ったレクサスケータイも発売されたと聞きます。現在は、対応するauの携帯にTiMOサービスをダウンロードして利用出来るようになっています。
もしも、今SDカードを使ったG-BOOKを発売するとしたら、文句なしにPNDでしょう。サービスは現行のG-BOOK mXのライトバージョンという感じで、G-BOOK mXのサービスを限定的に使えるというのが良いんじゃないでしょうか。HELPNETも含め、オペレーターを介するセーフティ
&セキュリティサービスとプローブコミュニケーション交通情報は除外して(TiMOサービスが利用出来る場合はHELPNETのみ可能)、マップオンデマンド・WEBオンデマンド・ミュージックオンデマンドが利用出来たら良いですね。
名称は「G-BOOK Portable On Demand Device」、略して「G-PODD」なんてどうでしょう。
抜け目の無いトヨタのことだから本当に開発中だったりして...。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- 銀サイファ [2013年5月9日 8:37]
- 自分もサイファに乗っていますが、
最新版(かつ最終版)の地図は、2012年12月版です。
新東名も載っています。
サイファの生産終了や、マップオンデマンドの有効期限から考えると、長いサポートに驚きです。
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