虹の橋を渡って

まあやが来る前
自分達は犬を飼える環境に無かったので
よく、いとこの犬を可愛がっていました

名前は　にいにい　従姉の娘がつけた名前です





男の子のような名前ですが
れっきとしたレディーなんですよ





立派な体格で堂々としたこの子は
こんなガラゆきで白黒だから
よくボーダーコリーに見られたんだけど

実はＭＩＸです

父はバーニーズマウンテン
母はイングリッシュスプリンガー

父の顔つきと体格、それに母の毛質をあわせもった
それはそれは優しい愛嬌のある犬です

犬好きなのに飼えない自分達は

事あるごとに彼女を連れだして
毛並みの手入れや遊びに遠出をし

一緒に過ごす楽しさをたくさん経験する事ができた

自分達にとっていろいろと勉強させられた子です





でもね、自分達に懐いてくれる可愛い子であるのに
おうちに帰ってお父さんに向かって一目散に跳んで行く姿が
微笑ましくもあり寂しさもあったのが
本当のところだったんですけどね


やっぱり、自分達の犬がいなくちゃ！


と頑張って、やっと飼えたのがまあやです


にいにいとはそれからも子犬のまあやと出かけたりしていました

親子に間違えられたり、違う犬種だと説明するのに
いろいろと煩わしい思いをした事がなつかしいですね

人に対してとってもフレンドリーな性格だったんで
ちょっぴりウチの看板犬みたいな事もしてみたりして

頭を撫でられるとブンブンとシッポを振っていた
心の穏やかな頭の良い子でした



それが・・・

夜、急に

にいにいが亡くなったと連絡がありました

ビックリして、信じられない事で・・・


とにかく、行ってみると
もう冷たくなってしまった彼女の姿がありました


心不全だそうですが、その時まで、名前を呼ぶと
シッポを振って答えていたそうです

明るい子だったから・・・

悲しくて切なくて





おまえのお陰でまあやがいるようなもんなのに、

享年１０歳

もう少し面倒みてあげれば良かった
自分ならもうちょっとなんとかできたかな？

悔しさのほうが大きくて涙がたくさん出てきちゃう


身近な犬が亡くなる事はこれが最初ではないけど
なおさら、

まあやとシータに後悔のない愛情をそそがなければならないと

心から誓うものがあります

にいにい

ごめんな、もうちょっと見てあげれば
もう少し触れてあげれば

ほんのちょっとでも分かってあげたかもしれないのに

ごめんな

でもね
飼い主であるお父さんが一番打ちひしがれて
泣いてるんだから

せめて安らかに眠ってね


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