過剰に金髪

気が付けば『エリザベート』の東京公演がもうじき終わっちゃうんですね。

3月末に帝王・山口祐一郎様のトートは観ました。
いやもう、堂々と朗々と、そりゃー死の王っちゅーのはこうゆうもんだろね！
っつー威容でございました。

しかし、あまりにも人間離れした帝王っぷりに、恋愛どきどきモードには入れ
なかったんですよ。
「そんな立派なあなた様が、オーストリア王妃とはいえ、
こんなわがままで情緒不安定なギスギス小娘に、なにゆえそこまで執着を!?」
ってところが、「えーやんえーやん」とは、納得できないのよねぇ。

「いつもお前を見守っている～♪」と歌い上げたところで、
所詮トートは真性ストーカー野郎。
だったら、もうちょい、卑近な、そして卑猥な、いやらしさが欲しい。
そんな危うさが合ったら、うを～ 乙女心をもっとくすぐるんでないの？？


白状すると、実はルキーニの高嶋兄のほうにドキドキしてしまった…（←自分が許せん、いろんな意味で）キ――――――――ッッッッチュ！！


ってわけで、今になってウッチー（内野聖陽）版が観たくなってる私。
かなりやらしいらしいので。

チケットあるのかなー。と思ったら、もう空席ないんじゃん！
う～山口版観に行った時に買っとけば、まだ平日とか空いてたのに…くうう。
ヤフオク見たら、えっれ～～高いしなー。
しょがない、<>当日券ねらいかなぁ。
でもそれならオイディプスもアマデウスも観たいし…

そんなふーに悩みつつ、山口帝王の時に購入してきたパンフを観たら、
世界各国での上演写真が載っていて
……あんなどうかしてる髪型、日本だけじゃん！！
（写真で観る限り、ウッチーの方が若干シャギー気味？）

そりは何故かと考えてみたらば

1. 日本初演が宝塚で（←不思議なことに同じ頭でも違和感ナシ）、
　　今回も演出家が同じだからその流れで。
2. ヨーロッパのトート俳優みたいなナチュラルな金髪（地毛か染めてると見た）は、
　　しょせんモンゴロイド男性には望むべくもないので、
　「ヘンに恥ずかしがるから余計恥ずかしいんだ！思いっきりやったほうが恥ずかしくないんだ！」と
　　高校の体育の創作ダンスの授業中みたいな心境になって、ついボリュームを足してしまった。
3. 一路真輝の趣味。

でも実は鬼門は髪型より口紅の色じゃないかと。
普段はとても50前には見えない、若々しい山口帝王まで
これ一本でどーしても実年齢が浮き彫りになってしまう、老け顔メイクの出来上がり。
青なんて！ 青なんて！！へドリアン女王（ex.「電子戦隊デンジマン」）じゃないか！！

これってなんとかならないのかしらねー、とか、ぢっと手を見る。

ところで「ウッチー」とか書いといたから、
検索でいらした女子アナ好きの方とかいらっさるのでしょうか？
すいませんねぇ、こんなところまでお呼び立てしちゃってー。