南相馬市ふるさと回帰支援センター

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南相馬市ふるさと見聞録     常磐道と常磐線

2011年06月21日 | 日誌

       

 この写真、場所は原町区北原です。近づくと車体は斜めに傾き脱線したのかな?と思える程。

 東日本大震災、そして原発事故による災害でここ南相馬市は都心への交通網に大きなダメージを

 受けました。

 東京までのんびりと時折キラキラ輝く海を眺めながら小旅行気分での上京はもうできなくなりました。

 原ノ町駅にもまだ数台の電車が止まってしまったままです。そこだけ時が止まったかのように…。

 それともゆっくり時が過ぎ誰かが起こしてくれるその時まで深い寝息をたてているのでしょうか?

 まだまだその眠りを妨げるものはなさそうです。壊滅的は被害!そして人類史に残る大災害がその

 線路に横たわっているからです。

 その常磐線の思い出です。

  大雨だぁ!大雪だぁ!というとよく止まりました。

 「只今列車は○分遅れて○○駅を通過しました」 アナウンスが仙台駅構内に流れます。

 でも決まって東北線が優先 しかもようやく走り出しても…

 「途中特急列車が通過いたしますので○分発車になります」

 ある日の大雪の仙台、駅に着くと案の定止まっていました。待つ事2時間、夜もふけもうあきらめ

 モードに、この日は友人に連絡しお泊まり。次の日またまた大雪

 で、またまた「只今電車が雪の為遅れております」これを聞くや否やこの日も早々に友人宅へ

 そんな事思い出しながらシャッターを切っていたらその姿が痛々しくて愛しくて…。

 「早く動きだせ~!!一緒にがんばろう~!」そう叫びたくなりました。

 現在原ノ町駅からは、野馬追の車体のはらまち旅行さんが臨時バスを

 運行し住民の皆様を助けて下さっています。閉まりっぱなしだった駅入口の扉も開いています。

 
 ところで20日から高速料金が無料になりました。私たち被災者にとっては本当にありがたいもの

 です。無料で通行するには被災証明書が必要ですが、こちらは代理の方でも申請する事ができる

 そうです。詳しくは市役所の方で確認して下さい。遠くに避難されていられる方への嬉しい配慮。

 その高速「常磐道」原町から相馬までを先行で開通にむけて毎日工事が続いています。

 相馬から新地の方も急ピッチだそうです。

 ここは「緊急時避難準備区域」緊急時には車で逃げるしかありません。

 早期の原発事故終息(収束)を切に願います。

    
                   写真は原町区の工事現場 6月撮影

 >>南相馬市ふるさと回帰支援センターHPへ 


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