気ままにぶらり旅日記

山や森のレポート&日々の雑記

初夏の石老山

2014-06-23 | 奥多摩・高尾(青梅線・中央線沿線)
2014年5月24日(土)

行先:石老山
行程:石老山入口~顕鏡寺~桜道ルート~融合平展望台~石老山~大明神展望台~船着き場


肌を刺すような強く眩しい光が、空から降り注いでいました。
だけど風はからっと爽やかで、立ち止まっていると涼しく感じます。
夏のようで夏では無い、夏の一歩手前の季節。


いとこのお姉さんのSちゃんと一緒に山登り。
この春から山登りを始めたというSちゃん。
3月のお彼岸で偶然会った時に山登りの話が出て、
じゃあ今度一緒に山に行こうという話になり
今回の登山となりました。
一緒に遊んだりするのは小さかった頃以来。
なんだか不思議、でも嬉しい

舗装道から土の道に入ると、あたりは一気に森の中。
薄暗い森の中に、木漏れ日が差し込む登山道。
登山道横には、紫の模様の入った白い花がたくさん咲いていました。




「この花、シャガって言うんだよ。この間覚えたんだ。」
にこにこ笑顔で教えてくれたSちゃん。
Sちゃんの笑顔に、ほっこりあったかい気持ちになります。 

シャガの少し先に、昨年も見かけた花が咲いていました。
「これはフタリシズカって言うんだよ。」
今度は私がSちゃんに伝えます。
葉は大きめだけど、白く小さい可憐な花。
今年も出逢えたことに感謝。


二人で他愛のないおしゃべりをしながら歩く道。
天気はとても良いのに、登山者はあまり見かけません。
今日は貸切だね、高尾山はきっと混んでいるよね、そんなことを話したり。
鳥と虫の声だけが響く登山道。


顕鏡寺の辺りからは、たくさんの奇岩が出てきます。
それぞれの言われを読み、眺めながら歩いていました。
写真は撮らなかったのですが、石老山登山の楽しみのひとつです。

顕鏡寺の少し先で、道は二俣に。
昨年来た時は八方岩方面の道を歩いたのですが、今回は桜道ルートを選択。
右側に景色を見ながら歩ける、ゆるやかな道が続きます。
ちょっと遠周りして、八方岩方面の道と合流するコースのよう。
でも眺めは良いです。

この日はだんだんモヤってきてしまったけれど、肉眼で微かにスカイツリーらしきものが見えました。



桜道の途中、見上げれば、葉っぱたちが太陽の光を受けてキラキラ光っていました。
光を浴びて透けた葉を下から見上げるのが好き。
ずーっと眺めていたくなる。
新緑の眩しい季節。
山や森が活き活きしているように感じます。


木漏れ日の差す緑の小路


八方岩コースの道と合流後、しばらく歩くと融合平展望台に到着。
モヤってはいましたが、相模湖が見えました。



11時半頃、山頂に到着


お目当ての富士山はうっすら見えました。
うっすらでも、富士山が見えると嬉しくなるのはなぜなのでしょう?


写真を撮ったのち、日影のベンチでランチにしました。
Sちゃんがおにぎりを持っていくと話していたので、
おにぎりに合うようにと、お味噌汁を作りました。
と言っても、乾燥素材を入れただけの簡単お味噌汁なのですが・・・。
海藻、ネギ、鳥団子入りの八丁みそのお味噌汁。
味は大丈夫だったかな?
(写真はいまいちだったのでナシということで

昼食後、再び森林浴をしながらのんびり歩き。
キラキラ光る葉に、何度も目を奪われます。
初夏の光と新緑の織りなす、この時期ならではの光景。




大明神山に向かう途中、ヤマツツジが咲いていました。
緑の中に朱色が映えます。


大明神展望台でうっすら富士山と相模湖を眺めたら、下山開始。


下山途中で見つけた花。
すずらんかと思っていたのですが、ナルコユリ?
この一つしか見つけられなかったのですが、もっと咲いていたのでしょうか。


杉林に差し込む光


光を浴びた竹林もまた素敵でした☆


帰りはバスでは無く、渡し船を利用しました。
ドラム缶を叩いて、向こう岸にいる舟の管理人さんを呼びます。


渡し船乗り場の近くに咲いていた青い花
オカタツナミソウ?





渡し船で相模湖を渡ります。
水面が眩しい


振り返れば石老山


岩と新緑とそして湖。
たくさんの魅力が詰まった初夏の石老山でした




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