<2日目:2013年11月3日(日)>
夜中、外ではゴーゴーと大きな風の音が響いていましたが、
朝になると、少し風は落ち着いていました。
ほとんどの方の朝食は6時でしたが、私は少し遅めの8時頃。
ゆっくり起きて、ゆっくり身支度&荷造りをしていました。
談話室のカーテンを開けると、窓からうす曇り空の中の天狗岳が見えました。
天気予報では雨マークだったのですが、雨ではなさそう。
そうしてしばらく窓の外を見ていたら、不思議な感覚を覚えました。
以前にもこんな感じの景色を見たような気がする・・・。
実際、しらびそ小屋に立ちよったことが1回、立ち寄らず通りすぎたことが1回あり、同じ景色は見ているはず。
でもそれとは違うのです。
どこで見たんだろう?
少し考えていたら、パッと頭に思い浮かびました。
あ、マグリットの絵・・・
薄暗い中に、存在感のある鳥にも見える岩山が、そびえたっている絵です。
(後日、作品名を調べたら「アルンハイムの領地」でした。
若干山の形は違うのだけど、なんとなく似ているような気がするのです)
中学生の時に、美術の教科書でルネ・マグリットの作品「光の帝国」を見て衝撃を受け、
以来マグリットの絵が好きです。
画集を見たり、マグリット展に行ったり、マグリットの作品を見るためにベルギーまで行ったり。
(ベルギー出身の画家なのです)
マグリットの絵に似ていると思い始めたら、ドキドキしてきました
7時くらいになると、青空も見えてきました。
天気予報が良い方にはずれたよう。
明るくなるとマグリットの絵の雰囲気とはちょっと違ってしまうのだけど
青空はやっぱり嬉しいです
8時過ぎに朝食を食べ、朝食後はオーレン小屋へ向かいます。
オーレン小屋へは、根石岳に寄ってから行くか、硫黄岳に寄ってから行くか迷いましたが
青空が見えていたので、爆裂火口を見に硫黄岳に寄ってからオーレン小屋に行くことにしました。
8時40分頃のみどり池と天狗岳。
7時くらいの時と色が違っていてまた素敵☆
青空がさらに広がっていました
9:00 しらびそ小屋出発
小さい沢の横を歩いたりしながら本沢温泉方面へ
途中で天狗岳が見えました。
10:10 本沢温泉
沢沿いには黄金のカラマツが立ち並んでいました。
そしてその奥には硫黄岳の爆裂火口!!
迫力満天です☆
下には本沢温泉の露天風呂
本沢温泉を過ぎたら、苔を愛でながら夏沢峠へ。
11:00 夏沢峠
空は再び曇り空。風も強くなってきました。
小休止後、夏沢峠に荷物をデポし硫黄岳へ。
少し歩いて振り返ると、緑の森の奥に奥に黄色い絨毯が見えました。
そうしていよいよガレ場を登って硫黄岳へ。
さらに風は強くなり、とっても寒い!!
歩いていたら暑くなると思い、ハードシェルを脱いでライトシェルで来てしまったのですが、
歩いていても寒い!!
失敗したかも・・・低体温症にならないよう気をつけなきゃ
ちょっと焦りながら登っていました。
そうして頂上まであと少しのところで、爆裂火口が見えました!
浅間山なども見えます。そして下には黄色い絨毯。みなカラマツ?
振り返れば天狗岳と蓼科山
強風で寒かったので、爆裂火口が見られたしここまででもいいかな・・・と思ったのですが
結局頂上まで行ってしまいました。
11:57 硫黄岳
どんより曇り空。朝は青空も見えていたのになぁ。1日目と同じ?
爆裂火口
横岳・赤岳・中岳・阿弥陀岳
奥にうっすら見えるのは南アルプス?
金峰山方面(多分)
天狗岳・北横岳・蓼科山・霧ヶ峰
浅間山
寒かったので、写真を取ったら早々に下山。
夏沢峠からオーレン小屋までは森の中なので、風は無く穏やかに歩けました。
13:30 オーレン小屋
友人たちと合流しました。
オーレン小屋に入ると、薪ストーブもコタツもあり、とっても暖かかったです。
荷物を部屋に置いてひと段落したら、お風呂に入って汗を流しすっきり☆
オーレン小屋には、温泉ではないけれど山の強清水を沸かした檜風呂があるのです!
トイレもめちゃくちゃ綺麗で、旅館のようです。
入浴後は、こたつでまったり。
オーレン小屋のご主人(おやっさん?)から、小屋の話や水力発電の話を聞かせていただいたり。
オーレン小屋の電力は、すべて水力発電で賄われていると知りびっくりしました!
コタツも電気。ご飯を炊くのも、お湯を沸かすのも電気なのだそう。
部屋にもいくつかコンセントがありました。
携帯電話の充電に使っていいよとのことだったので、ありがたく使わせていただきました。
※でもドライヤーはNGだそうです。
17:30 夕食
まちにまった夕食は、オーレン小屋名物「桜鍋」
馬肉のすきやきです。
友人からおいしいと聞いていて、食べたい!と思っていました。
ちなみにこれは1人前です。
隣は友人夫妻2人前の鍋だったのですが、比べてみると私の鍋は1.5人前のよう
天ぷら・おひたし・酢の物・そば・チーズケーキもあり。
オーレン小屋に着いた時に、同じく名物の「ボルシチ」を食べたかったのですが、
ボルシチを食べたら桜鍋が食べきれないかもと思い自粛。
自粛して正解でした(笑)
ひさびさに、腹十分目(それ以上だったかも・・・)まで食べました。
とってもおいしかったです
幸せ~
しかし、このあと食べすぎで消化不良を起こしました・・・。
(もともと胃腸が弱いのです)
こうしてのんびりゆったり、若干腹痛の1日は過ぎて行ったのでした。
<3日目:2013年11月4日(月)>
朝起きると、昨日の午後から降っていた雨はまだ止んでいませんでした。
雨だったので、そのままひと組の友人夫妻と桜平へ下山。
オーレン小屋の小屋締めのお手伝いに来ていたもうひと組の友人夫妻に見送られ、
オーレン小屋をあとにしました。
友人たちと一緒に山に行くのも楽しいけれど、山小屋で集合というのも楽しかったです
食べたかったものを食べ、泊まりたかった山小屋に泊まり、
いろいろな人に出逢って、いろいろな話を聞き、幸せな3日間でした
今回の山旅で、八ヶ岳をますます好きになりました☆
靴を新調したので、軽アイゼンで歩ける範囲で、冬も八ヶ岳を訪れたいです。
スノーシューハイクにもまた行きたい!
麦草峠行きのバスの運行が始まったら、今回歩けなかった麦草峠~根石岳を歩いてみたいです。
麦草ヒュッテのケーキと高見石小屋の揚げパンを食べたいな。
あとオーレン小屋でボルシチを食べなきゃ!
山小屋めぐり食べ歩きの旅は、きっとこれからも続くことでしょう(笑)
夜中、外ではゴーゴーと大きな風の音が響いていましたが、
朝になると、少し風は落ち着いていました。
ほとんどの方の朝食は6時でしたが、私は少し遅めの8時頃。
ゆっくり起きて、ゆっくり身支度&荷造りをしていました。
談話室のカーテンを開けると、窓からうす曇り空の中の天狗岳が見えました。
天気予報では雨マークだったのですが、雨ではなさそう。
そうしてしばらく窓の外を見ていたら、不思議な感覚を覚えました。
以前にもこんな感じの景色を見たような気がする・・・。
実際、しらびそ小屋に立ちよったことが1回、立ち寄らず通りすぎたことが1回あり、同じ景色は見ているはず。
でもそれとは違うのです。
どこで見たんだろう?
少し考えていたら、パッと頭に思い浮かびました。
あ、マグリットの絵・・・
薄暗い中に、存在感のある鳥にも見える岩山が、そびえたっている絵です。
(後日、作品名を調べたら「アルンハイムの領地」でした。
若干山の形は違うのだけど、なんとなく似ているような気がするのです)
中学生の時に、美術の教科書でルネ・マグリットの作品「光の帝国」を見て衝撃を受け、
以来マグリットの絵が好きです。
画集を見たり、マグリット展に行ったり、マグリットの作品を見るためにベルギーまで行ったり。
(ベルギー出身の画家なのです)
マグリットの絵に似ていると思い始めたら、ドキドキしてきました
7時くらいになると、青空も見えてきました。
天気予報が良い方にはずれたよう。
明るくなるとマグリットの絵の雰囲気とはちょっと違ってしまうのだけど
青空はやっぱり嬉しいです
8時過ぎに朝食を食べ、朝食後はオーレン小屋へ向かいます。
オーレン小屋へは、根石岳に寄ってから行くか、硫黄岳に寄ってから行くか迷いましたが
青空が見えていたので、爆裂火口を見に硫黄岳に寄ってからオーレン小屋に行くことにしました。
8時40分頃のみどり池と天狗岳。
7時くらいの時と色が違っていてまた素敵☆
青空がさらに広がっていました
9:00 しらびそ小屋出発
小さい沢の横を歩いたりしながら本沢温泉方面へ
途中で天狗岳が見えました。
10:10 本沢温泉
沢沿いには黄金のカラマツが立ち並んでいました。
そしてその奥には硫黄岳の爆裂火口!!
迫力満天です☆
下には本沢温泉の露天風呂
本沢温泉を過ぎたら、苔を愛でながら夏沢峠へ。
11:00 夏沢峠
空は再び曇り空。風も強くなってきました。
小休止後、夏沢峠に荷物をデポし硫黄岳へ。
少し歩いて振り返ると、緑の森の奥に奥に黄色い絨毯が見えました。
そうしていよいよガレ場を登って硫黄岳へ。
さらに風は強くなり、とっても寒い!!
歩いていたら暑くなると思い、ハードシェルを脱いでライトシェルで来てしまったのですが、
歩いていても寒い!!
失敗したかも・・・低体温症にならないよう気をつけなきゃ
ちょっと焦りながら登っていました。
そうして頂上まであと少しのところで、爆裂火口が見えました!
浅間山なども見えます。そして下には黄色い絨毯。みなカラマツ?
振り返れば天狗岳と蓼科山
強風で寒かったので、爆裂火口が見られたしここまででもいいかな・・・と思ったのですが
結局頂上まで行ってしまいました。
11:57 硫黄岳
どんより曇り空。朝は青空も見えていたのになぁ。1日目と同じ?
爆裂火口
横岳・赤岳・中岳・阿弥陀岳
奥にうっすら見えるのは南アルプス?
金峰山方面(多分)
天狗岳・北横岳・蓼科山・霧ヶ峰
浅間山
寒かったので、写真を取ったら早々に下山。
夏沢峠からオーレン小屋までは森の中なので、風は無く穏やかに歩けました。
13:30 オーレン小屋
友人たちと合流しました。
オーレン小屋に入ると、薪ストーブもコタツもあり、とっても暖かかったです。
荷物を部屋に置いてひと段落したら、お風呂に入って汗を流しすっきり☆
オーレン小屋には、温泉ではないけれど山の強清水を沸かした檜風呂があるのです!
トイレもめちゃくちゃ綺麗で、旅館のようです。
入浴後は、こたつでまったり。
オーレン小屋のご主人(おやっさん?)から、小屋の話や水力発電の話を聞かせていただいたり。
オーレン小屋の電力は、すべて水力発電で賄われていると知りびっくりしました!
コタツも電気。ご飯を炊くのも、お湯を沸かすのも電気なのだそう。
部屋にもいくつかコンセントがありました。
携帯電話の充電に使っていいよとのことだったので、ありがたく使わせていただきました。
※でもドライヤーはNGだそうです。
17:30 夕食
まちにまった夕食は、オーレン小屋名物「桜鍋」
馬肉のすきやきです。
友人からおいしいと聞いていて、食べたい!と思っていました。
ちなみにこれは1人前です。
隣は友人夫妻2人前の鍋だったのですが、比べてみると私の鍋は1.5人前のよう
天ぷら・おひたし・酢の物・そば・チーズケーキもあり。
オーレン小屋に着いた時に、同じく名物の「ボルシチ」を食べたかったのですが、
ボルシチを食べたら桜鍋が食べきれないかもと思い自粛。
自粛して正解でした(笑)
ひさびさに、腹十分目(それ以上だったかも・・・)まで食べました。
とってもおいしかったです
幸せ~
しかし、このあと食べすぎで消化不良を起こしました・・・。
(もともと胃腸が弱いのです)
こうしてのんびりゆったり、若干腹痛の1日は過ぎて行ったのでした。
<3日目:2013年11月4日(月)>
朝起きると、昨日の午後から降っていた雨はまだ止んでいませんでした。
雨だったので、そのままひと組の友人夫妻と桜平へ下山。
オーレン小屋の小屋締めのお手伝いに来ていたもうひと組の友人夫妻に見送られ、
オーレン小屋をあとにしました。
友人たちと一緒に山に行くのも楽しいけれど、山小屋で集合というのも楽しかったです
食べたかったものを食べ、泊まりたかった山小屋に泊まり、
いろいろな人に出逢って、いろいろな話を聞き、幸せな3日間でした
今回の山旅で、八ヶ岳をますます好きになりました☆
靴を新調したので、軽アイゼンで歩ける範囲で、冬も八ヶ岳を訪れたいです。
スノーシューハイクにもまた行きたい!
麦草峠行きのバスの運行が始まったら、今回歩けなかった麦草峠~根石岳を歩いてみたいです。
麦草ヒュッテのケーキと高見石小屋の揚げパンを食べたいな。
あとオーレン小屋でボルシチを食べなきゃ!
山小屋めぐり食べ歩きの旅は、きっとこれからも続くことでしょう(笑)
オーレーン小屋の食事すごいんですね。
そのうえお風呂まであるなんて~。
これは行きたい 山小屋 に追加です。
そうそう その1 に夜行バス路線バスを乗り継いでって書かれてましたが、茅野までの夜行バスがあるってことですか??
ではまた~。
オーレン小屋の桜鍋は食べ応えありました!
私も来年また行こうと思っています♪
夜行バスは、東京ディズニーランドから長野行きの夜行バスがあるのですが、茅野で降車できるのです。
ただし、駅まで20分くらい歩きます。
春~秋であれば、旅行会社の夜行の登山バスが便利ですよ~。