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原発の問題に付いてはテレビも雑誌もこれでもかと言うくらい頻
繁に取り上げています。
しかしどれも分かったようで分からない感じが残ります。ある雑
誌に政治学者の先生が「原発事故は誰の責任か」を論じていまし
た。
最後まで読んで見ましたが、これもよく分からない結論で終わっ
ていました。
概要としては、当然企業としての東電が悪い、そして政府も悪い、
いやそれだけで無く、財界とマスメデイァも悪い、しかし最も悪
いのはあまりにも長すぎた既得権の政治であり、その政治を支え
た国民が一番悪い、と私には取れました。
間違っているとは思いませんが、問題が解決できる主張にはなっ
ていません。
原発は様々な問題を含んでいます。その問題毎に原因、責任、対
策法が考えられます。それをまとめて論じてしまえばみんなが悪
いのは当たり前です。
少し考えただけでも、エネルギー確保の問題、エネルギー使用増
の是非、温暖化の問題、エネルギーと経済の問題、原子力利用の
是非、リスクの想定問題、経済性と安全性、国民の権利と義務、
企業の権利と義務、政治の権限と責務、マスメデイァの役割と義
務、学会の役割と義務など、多くの事を考えたくなります。
誰の責任か、と問えるほど簡単では無い問題だと改めて考えさせ
られました。
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