高齢者にタクシー券を
介護1以上の人も利用できるおうかがい市バスに
12月議会では、おうかがい市バスが利用者の居住地、目的地など条件がそろった人にはこの上なく便利でありながら、条件が合わず利用できない人が多数いる問題、障がい者の利用を認めながら、介護1以上の人の利用を認めない矛盾を強調。おうかがい市バスが、バスや予約受付担当者を増やしても、便利にすればするほど予約が増えて予約に応えられない宿命を負っていることも指摘しました。
これらの問題解決のため、介護1以上、病気やケガなどバス停まで歩けない人、クルマに乗れない高齢者などが利用できるタクシー券、介護1以上の人が利用できるバス、おうかがい市バスの改善を求めました。
高齢者カフェ利用者に通院支援といっても
福祉こども部長は、高齢者カフェの利用者を対象に通院支援を実施したいと答弁。しかし高齢者カフェの利用者だけが対象では不十分です。市民生活部長も市長も、クルマに乗れない高齢者へのタクシー券は予算がかかるので交付しないと答えました。なお市長は答弁で、おうかがい市バスを充実し利便性を高めることに言及しました。
3年前は
通院支援のタクシー券、買い物支援の相乗りタクシーを計画しながら
市は3年前、1人暮らしで移動手段のない高齢者を対象に、通院支援として年24枚のタクシー券交付、買物支援として週1回の利用が可能な相乗りタクシー(無料)の運行を計画しました。しかし通院支援は高齢者カフェの利用者だけを対象に縮小され、それもコロナで高齢者カフェが開けずお蔵入り。買い物支援のタクシー券はなし崩し的になり、現在は、予算がかかるので交付しないとされます。これでは議会答弁や3年前の予算に偽りありとなってしまいます。
クルマがなくても高齢者が生きていけるまちづくりを
新春の集いで市長が明言
1月4日の市新春の集いで市長は、物価高対策として4月からの学校給食の1人目からの完全無料化(中学校は昨年10月から実施。小学校は今年4月から実施。幼稚園、保育園は1人目から小学校の給食費を上限に補助。所得制限なし)に言及。さらに高齢者も大変として、新年度はクルマがなくても高齢者が生きていけるまちづくりを進めると明言しました。この市長の言葉は、議会答弁と同様に責任を伴います。
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