2,3年目から雛飾りを欠かさないように心がけております。
娘が生まれた初節句は徳島の小さな漁村でした。
母がお雛さんを買ってくれるというので揃ってお店に行って選んだのですが、
七段飾りを横目に見て小さなガラスケース入りの壇飾りを決めました。
「好きなのを決めて」と言う母に私は敢えて小さなのを選びました。
母が一人暮らしであったこと、又借家には床の間が無く宗教的な関係か
変わった神棚が飾り付けも調度の高さに作られていてこのケースを置く
のに適していた事でした。
こちらへ帰って来てから大きくなった娘は友達の家の大きな雛壇を
羨ましがりましたが覚えていないようです。
よく見れば毛氈に虫の穴が見られるようになりましたが、今年は
ケースを開けて写してみました。艶やかと言うより子供らしい顔や
姿が娘の幼かった姿と重なります。
散歩道の蝋梅が雪の中でも満開に近づき香りを放っている。
赤い蕊が見える頃となり春は刻々と近づいてくる。
受験のシーズンとなり心落ち着かない時期でもある。
我家でも思い返せばその度ごとに不安に思う日々でした。
今日の新聞には牧師さんの言葉が掲載されていました。
「あなたのなすべき事を、主にゆだねよ」 主とは神さまのことです。と
たとえ自分の願うことにならなくとも、神さまは最も良い道に導いてく
ださるとの言葉です。
今日は良い言葉を頂きました。
「神さま??そんなの嘘でしょう?」なんて声が聞こえそうですが、
おられるように思う私です。
美しい心を神さまは好まれるようです。
2月にはいって急に冷え込み田圃の水は凍って、以前に散った葉を写し又
日毎散る山茶花が彩りを添えている。
寒くても自然の美しさを感じるこの頃です。
節分に撒いた豆を小鳥が、ツツツーと啄ばみに来たのか時々姿を見せる。
そんな自然の中の平穏な日々、起床してテレビをつけると余りにもひどい事件が
相次ぎ目を覆いたくなる。
福は内 福は外
亡き人の面影に似し枇杷の花
目立たない枇杷の花が咲いては散り始め義姉の七七忌(49日)法要も終わりました。
目立たないけどしっかりとした健康な人で「健康なもんは駄目なもんじゃ、人の気持
ちが解からんところがあるから・・・」と言われた。
が共働きの長男家族をしっかりと守って来られた。
何よりも甥である長男のやさしい家族思いの姿に義姉の優しさが
重なってしまうのです。