ええ、そうです。
今更です・・・でも書きます。
まずは一言
「岩松さん コレ難解です」
独特の岩松ワールドと割り切れば奥深く面白い作品です
出演者の皆様も存在感、演技力、表現力ともに申し分ないっす
どんな舞台でも賛否両論あってしかりだけど
総合的に考えると私はこの戯曲好きです。
理解できないのになぜ好きと言えるかと言いますと・・・
とにかく想像と妄想でたくさんの受け取り方があるのかな?と。
サダヲ狂なワタクシ、もちろん今回の舞台も何度も何度も足を運び
相方とのシダトークを炸裂させ
そして妄想目いっぱい膨らませてとっても楽しませていただきました。
感想としては・・・
相変わらず阿部さんに釘付けになって
いつも通りたくさん笑わせてもらってドキドキして
なのに見るたびに悲しい感倍増。
コクーンの舞台、セットチェンジ無し。
なのに次から次へと移り変わってゆく物語と人間模様。
今こうして感想を書こうとしても
ドコまでも真面目に書くか、それとも阿部さん中心のベタな感じで書くか・・・
う~ん、まずはそこから迷います(笑)
迷うので阿部さん中心で真面目に書くとしよう
志波崎組の組員たちは幹部も下っ端も組を存続させるという同じ目標に向かっているが
それぞれの立場で考え悩み そしてズレていく。
本当に守りたいのは志波崎組なのか自分なのか?
そして病に伏した組長の跡目をめぐり さらにそれぞれの思惑は複雑にからまっていく・・・
阿部さん演じる森本ですね。
この男、本当に愛するべきバカに見えました。
本音を見せない登場人物たちの中で唯一正直な男
役ドコロは下っ端ヤクザ(チンピラ?)なんだけど
組長の愛人の子であるタカヒロ(江口洋介)を兄貴と慕い絶対の信頼をよせている。
結局 組を継いだのは本妻の子であるツヨシ(小出恵介)。
組の存続、統一のため命を消される事となるタカヒロ。
その手引きをする幹部の水野(風間杜夫)
兄貴であるタカヒロのキケンを感じつつもピストルの弾を抜かなかった森本。
タカヒロを慕う純粋な心すら抗争の大きな渦に飲み込まれていく
物語終盤、正気と狂気の間で水野に感情をぶつける森本の悲しさが
たまらなく胸を打つ。
岩松さんの造りだす不気味と言える程にインパクトあるセリフの数々がね
阿部さん演じる森本を通して炸裂していく。
「あ~ぁ、こりゃ掃除しなきゃなんねーなぁ」
組事務所内を落ち着きなく歩き回る森本。
脱ぎ捨てられた服とか許せないそうです。
それでもそんなのお構い無しに散らかっていく室内
「俺が気持ち悪いと思うことを気持ちいいって奴がいるんだから
俺、もう、錯乱っすよ」
”錯乱”ってトコがたまりません。
この一言に森本の全ての感情が読み取れました
怒り、悲しみ、憎しみ、後悔、孤独。
無造作にピストルに手を伸ばし
「・・・足打ってもいいっすか?
自分のじゃなくて、水野さんの」
そして挑発に乗る水野
有無を言わさず足を打ち抜く森本。
阿部さんと風間さんが造りだす緊迫感。
最後の台詞は・・・
「アニキ」でした。
この「シダの群れ」はコミカルとシリアスのさじ加減がとっても自然でよかった
そして、やっぱり我ら阿部さんは凄い!
1部終了時、舞台の暗転と同時に響き渡る森本の笑い声
子供のように水野につっかかる雰囲気
目いっぱい口に詰め込んだ寿司を吐き出す下品加減
彼の表情、動き、目線
その一つで舞台が緩んだり締まったり
笑わされたり、泣かされたり・・・
あなたを目で追うといつも忙しいです。
でもそれが魅力なんですね~
この舞台の阿部さん、本当に素敵でした。
「シダの群れ」に関わった全ての方に感謝します。
とてもいい舞台でした!!!
そして最前列センタード真ん中などというまさに神チケを譲ってくださった
Mさま。
本当にどうもありがとうございました。
おかげであんな事や、こんな事がありました。
思い出すだけであの数々の奇跡にキュンキュンしてしまうわ☆
次の舞台も楽しみで仕方ないっす。
今更です・・・でも書きます。
まずは一言
「岩松さん コレ難解です」
独特の岩松ワールドと割り切れば奥深く面白い作品です
出演者の皆様も存在感、演技力、表現力ともに申し分ないっす
どんな舞台でも賛否両論あってしかりだけど
総合的に考えると私はこの戯曲好きです。
理解できないのになぜ好きと言えるかと言いますと・・・
とにかく想像と妄想でたくさんの受け取り方があるのかな?と。
サダヲ狂なワタクシ、もちろん今回の舞台も何度も何度も足を運び
相方とのシダトークを炸裂させ
そして妄想目いっぱい膨らませてとっても楽しませていただきました。
感想としては・・・
相変わらず阿部さんに釘付けになって
いつも通りたくさん笑わせてもらってドキドキして
なのに見るたびに悲しい感倍増。
コクーンの舞台、セットチェンジ無し。
なのに次から次へと移り変わってゆく物語と人間模様。
今こうして感想を書こうとしても
ドコまでも真面目に書くか、それとも阿部さん中心のベタな感じで書くか・・・
う~ん、まずはそこから迷います(笑)
迷うので阿部さん中心で真面目に書くとしよう
志波崎組の組員たちは幹部も下っ端も組を存続させるという同じ目標に向かっているが
それぞれの立場で考え悩み そしてズレていく。
本当に守りたいのは志波崎組なのか自分なのか?
そして病に伏した組長の跡目をめぐり さらにそれぞれの思惑は複雑にからまっていく・・・
阿部さん演じる森本ですね。
この男、本当に愛するべきバカに見えました。
本音を見せない登場人物たちの中で唯一正直な男
役ドコロは下っ端ヤクザ(チンピラ?)なんだけど
組長の愛人の子であるタカヒロ(江口洋介)を兄貴と慕い絶対の信頼をよせている。
結局 組を継いだのは本妻の子であるツヨシ(小出恵介)。
組の存続、統一のため命を消される事となるタカヒロ。
その手引きをする幹部の水野(風間杜夫)
兄貴であるタカヒロのキケンを感じつつもピストルの弾を抜かなかった森本。
タカヒロを慕う純粋な心すら抗争の大きな渦に飲み込まれていく
物語終盤、正気と狂気の間で水野に感情をぶつける森本の悲しさが
たまらなく胸を打つ。
岩松さんの造りだす不気味と言える程にインパクトあるセリフの数々がね
阿部さん演じる森本を通して炸裂していく。
「あ~ぁ、こりゃ掃除しなきゃなんねーなぁ」
組事務所内を落ち着きなく歩き回る森本。
脱ぎ捨てられた服とか許せないそうです。
それでもそんなのお構い無しに散らかっていく室内
「俺が気持ち悪いと思うことを気持ちいいって奴がいるんだから
俺、もう、錯乱っすよ」
”錯乱”ってトコがたまりません。
この一言に森本の全ての感情が読み取れました
怒り、悲しみ、憎しみ、後悔、孤独。
無造作にピストルに手を伸ばし
「・・・足打ってもいいっすか?
自分のじゃなくて、水野さんの」
そして挑発に乗る水野
有無を言わさず足を打ち抜く森本。
阿部さんと風間さんが造りだす緊迫感。
最後の台詞は・・・
「アニキ」でした。
この「シダの群れ」はコミカルとシリアスのさじ加減がとっても自然でよかった
そして、やっぱり我ら阿部さんは凄い!
1部終了時、舞台の暗転と同時に響き渡る森本の笑い声
子供のように水野につっかかる雰囲気
目いっぱい口に詰め込んだ寿司を吐き出す下品加減
彼の表情、動き、目線
その一つで舞台が緩んだり締まったり
笑わされたり、泣かされたり・・・
あなたを目で追うといつも忙しいです。
でもそれが魅力なんですね~
この舞台の阿部さん、本当に素敵でした。
「シダの群れ」に関わった全ての方に感謝します。
とてもいい舞台でした!!!
そして最前列センタード真ん中などというまさに神チケを譲ってくださった
Mさま。
本当にどうもありがとうございました。
おかげであんな事や、こんな事がありました。
思い出すだけであの数々の奇跡にキュンキュンしてしまうわ☆
次の舞台も楽しみで仕方ないっす。