恒川さんの作品を読んだので、ちょっとだけ感想をば…。
前に『夜市』を図書館で見つけて、例に読んでみようって思ったんです。第12回日本ホラー小説大賞って帯に引かれたのかもしれませんけどね。
(新しい作家さんの作品を読むの大好きなので、知らない名前には注目します、いつも)
ホラーって恐いって事だろうけど、小説のホラーは読んでもちっとも恐くないんですよね、いつも。想像力が足りないのかもしれませんが、恐くない。それより、作品性のよさに、ホラー作品ってくくりでいいのか!!! って思うものに出会うことが多いのですよ。
確かに、ホラーと銘打つからには、殺人、傷害、切ったはったの恐ろしい場面はあるのですが、読んでいるとミステリーとちっとも違わないような気がしてしまって、恐くない。
でも、どこか、常識と外れているってのはあります。
常識外ってのが私の趣味に合うのでしょう。
「穏」という隠れ里が舞台で、ちょっとだけ時間軸のミスリードがあって、すごく面白かった。こういうの、恩田さんがよくやっているなと思いながらも、新しい世界を創ってるなあって、いいよォ、いい、魅かれるよォ、って思いました。
私、書きたいのこういうのなのよね。
でも、なかなか書けない。当たり前だけど。
朱川さんとかも、こんな感じだし。
昔からちょっと不思議世界が展開されると、おお、っと思って入っていくというか、読んでいて楽しいというかだったのです。
なんか、本の内容とか全然触れてないですね。ははは。
なんかねえ、こういうジャンルの底に、例えば、『高野聖』とかの作品があるような気がします。
子ども時はブラッドベリとか大好きでしたが、彼の作品って、昔こういう雰囲気あったと思うんです。最近はなんか違ってますけど。
やっぱり、感想になってないですね。すみません。
一気に読めたってことで、興に乗った作品なのよ~ってことで。いいかな?