これだけ円安になってくると中国で生産するより国内で生産するほうが良いとの判断に傾いていくでしょう。
なんと1元=16円近くにも元が高くなってしまったのですね。
この傾向が続くと、中国で生産するよりも日本で生産するほうが、よっぽど安く生産できると判断されるでしょう。
産経新聞から、
「なぜこれほど中国依存、対中取引にのめり込んだ関西経済のアベノミクス無縁“生き地獄” (産経新聞 5月21日)
関西経済連合会など財界も対中国・対アジア貿易の強化を打ち出し、毎年のように訪問団を派遣した。
「東京シフトで関西の地盤沈下が叫ばれる中、中国の急成長は関西復権のチャンスと考えられた」。関西の証券アナリストはこう分析する。
反日デモが冷や水に
だが、関西企業と中国との“蜜月関係”に冷や水を浴びせたのが、昨年の反日デモだった。
パナソニックの青島や蘇州などの工場にも暴徒が押し寄せ、中国の雇用や輸出に貢献してきた歴史が踏みにじられたからだ。同社の25年3月期の中国売上高は、現地通貨ベースで前期比14%も落ち込んだ。」
これだけ、毎日尖閣諸島に中国の船や飛行機が押し寄せている現状で、いつ中国で反日デモが再燃しないともわかりません。
もう、そろそろ引き上げる時なのですが、日本企業は弱みを握られているのかなかなか引き上げができません。
中国工商銀行の保有株式を売却 ゴールドマンサックス (宮崎正弘 5月21日)
ゴールドマンサックス、ついに中国から逃げ去るようだ。「中国工商銀行」の最後の持ち株11億ドル、売却の予定。
2006年4月だった。ゴールドマンサックスは、中国工商銀行の株式4・9%の大株主となった。これによって中国の銀行に弾みが付いた。同行は、時価総額で世界一にランクされた。」
ゴールドマンサックスも逃げると言われています。
中国が危なくなっています。
これから、円安になり、景気が上がってきて一番に株価が上がってくる企業は、中国と関係が少ない企業と言えるでしょう。
早く、日本企業は中国から撤退すべきと思います。