航跡

雑多なこと、あれこれ。気ままに。

桜一句

2007-04-09 | 詩・歌
曇ったり晴れたり
雷が鳴ったり雨が降ったり
忙しい空模様の日
だから
桜の間から
こういう陽の差し込むことを
実に
嬉しいと思う


日まばゆく 桜はかくも 満ちて居る


                             散歩道にて

少女

2007-04-06 | 詩・歌


少女はどこへいくのだろ

どこへ去ってしまうのだろ

行かないで 行かないで

その純な魂のまま

どこへも行かないで

少女は少女のまま

その時を今に重ねて


::::


家の外はこの所、屋根やベランダに
近所の花吹雪とともに黄砂が居座ります。
車にも積もっていて。
家の中も片付きません。
時間があっという間に過ぎていきます。

小学校低学年の頃はニコッと挨拶していた女の子が
大人びてツンとすまして行き過ぎるようになりました。


   photo from 啓さん

2007-04-01 | 詩・歌



私には

足がある

手がある

でも

やる気がない

根気がない

から

誰の役にたつこともない

ただ

空の死ぬほどの青さを

海のやるせない強さを感じながら

大地のひとつとなって生きてはいる

  


浜のカモメ

2005-03-20 | 詩・歌

ここに暮らしてどれくらいだろう
結構な時を過ごしているのに
まだどこか
見知らぬ町のようだ

カモメたちは
小雨に煙るこの町を
今日も
自由に堂々と飛んでいるが


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「色んなことが起こっていたのに、わたしは気づかなかった。気づかないで過ぎていったんだわ。(byソーントン・ワイルダー)」