ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

中村文則『掏摸』

2018-06-16 22:20:04 | 本と雑誌
今日読み終わった本は中村文則『掏摸』である。
アメトークの読書芸人で良く紹介される中村文則の作品だ。
一言で『引き込まれる小説』である。
スリリングな場面とか文学的な感じの文章や
知らず知らずに最後まで読み通した。
他の作品も読む事になるな。
この小説の主人公である天才的な掏摸が現実に居たとしても
私が被害にある事はないだろう。
この主人公は掏る対象があぶく銭を持った人や
後ろ暗い事をやっている人だからだ。
如何にも貧乏庶民の私は対象外になるはずだ。

長らく生きているが、まだ掏摸の被害にあった事がない。
っていうか、何か犯罪の被害者になった事が無い。
ねずみ講とかも引っかからないし
怪しげなメールとかで感染した事もない。
かなりラッキーなのかもしれないけど
日本だから、犯罪そのものの被害に合うのは少ないのではないかと思う。

今日のマンション理事会は2時間ちょいで終わった。
マンション管理会社を換える事になったのだ。
考えられないほどやる気のない管理会社なのである。
名前だけは有名なんだけど
所詮、仕事は人なんだろう。
どんな仕事でもハズレと当たりがあるものだ。
フロントがやる気ないし、その上司も同じ部類の人間だ。
次の会社がどこかはこれから決めるわけだけど
今よりもマシになる事だけは判っている。