猫がつなぐ 人の縁

みなさまこんにちは。
ルシーダの山藤です。

突然ですが、私は自他共に認める、大の猫好きです。
実家には2匹のカワイイ息子（注：日本猫・オス２匹）がおり、帰省の回数が猫がいなかった学生時代と比べて、猫を飼い始めてからの方が格段に多くなった…という、親不孝者でもあります（笑）。

道端に猫がいれば思わず立ち止まってしまうほどの猫好きな私ですが、今のマンションでは猫が飼えず「寂しいなぁ」と思っていたところ、最近なんとも嬉しい訪問者が！
マンションの近くを縄張りにする野良猫君が、定期的にウチに遊びに来てくれるようになったのです。元々かなり人慣れしている猫だったのですが、最近は玄関の前で「にゃーん」と鳴いたら、私が「はーい」といってドアを開けて部屋に入れてあげる、という習慣が朝晩繰り返される、という、なんともステキな関係を構築中です。
といっても、そこはやはり野良猫。ご飯を食べると「じゃね！」とすぐに出て行ってしまうこともよくあります。そんなところがまたいいんですが。。。（すっかり猫バカですね）

さて、昨晩いつもと同じように帰宅への道を急いでいると、マンションの前の道路で、ウチに遊びに来てくれるねこちゃんと遊んでいる人が！
思わず気になって、「ウチにもよく遊びにくるんですよ～」と声をかけると、その人も嬉しそうに、「あ、そうなのね！」と答えてくださり、それから30分ほど猫ちゃん談話に花が咲きました。

聞けば、この猫ちゃんは私の住むマンションの一室で以前こっそり飼っていた人のもので、その人が引っ越すときにどうやら捨てられてしまったらしい、とのこと。捨てられてしまった当時は顔や体にケガなどしていたので、その人と、もう一人、近所に住む猫好きの方とで病院に連れて行き、治療をしてもらったそうです。また、そのときに、野良猫で子どもが増えていくと大変なので、去勢手術やノミ駆除の処理も行ったとか。

今ではその人も含め、近所の猫好きの方が私と同じようにこの猫ちゃんの大ファンに。野良猫の風格がしっかりつきつつも、ファンの間をまわって上手にエサをもらっている猫ちゃんだったのです。

猫ちゃんの生い立ちがわかったのもさることながら、ご近所に同じ「猫ちゃんファン」を発見してすっかり嬉しくなりました。
東京ではご近所の付き合いが浅いということで、私も今まではご近所の方とあまり話したことはありませんでしたが、共通の話題ができることでこんなにも身近に感じることができるんだなぁ、と、人と人とのつながりを温かく感じた夜でした。


台風の日、ベッドの上でリラックスして寝ていた猫ちゃん