ルシーダ ブログ

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南の島で思うこと

2007年09月06日 | 山藤
みなさまこんにちは。

東京には大型の台風が接近しているようですね。
今夜から明日にかけて関東上陸のおそれもあるとのこと、ちょっと心配です。。。

さて、先日、夏休みを利用して沖縄の宮古島に行ってきました。

沖縄大スキな私は、石垣島、竹富島、波照間島、久米島…などなど、すでに様々な
離島を訪れていますが、宮古島は今回が初めてです。

沖縄の離島と言えばやはり「きれいな南国の海!」を思い浮かべる方も多いと思い
ますが、島によって、また島の中でもそれぞれのビーチによって、特徴があります。
宮古島にもきれいなビーチが数箇所ありますが、中でも素晴らしかったのが「吉野
海岸」です。「吉野海岸」は、沖縄の中でも絶好のシュノーケリングポイント。水の
透明度が非常に高く、カラフルな魚が泳いでいるのが浜辺から見えるほどですが、
この海岸で素晴らしいのはなんと言っても「サンゴ」です

一口に「サンゴ」と言っても、その形は様々です。枝状のもの、テーブルのように
平たいもの、岩のように見えるもの…など。また、大きさも大人5人でも周囲を
囲めきれないくらいのものもあり、そんなサンゴがあちこちにあるので、シュノー
ケルでサンゴの間を泳いでいくのはまるで巨大な植物園の中を泳いでいるようです。
そしてこのサンゴの周りを、エサや隠れ場所を求めて、たくさんの魚が泳ぎまわっ
ています。

しかし、地元の人によると、このサンゴも以前に比べるとだいぶ減ってきてしまっ
ているとのこと。原因は様々ですが、そのひとつが水温の上昇と言われています。
サンゴは育つのに適した温度がありますが、近年は海水温度が上がってきているため
か、サンゴが育たなくなってしまっているとのこと。また、宮古島の陸地には「赤土」
が大量に堆積していますが、この「赤土」が島の開発により海に流れ出て海の水を
汚してしまうことも、サンゴを死なせてしまう原因になっているとか。
さらに、サンゴを見るために海に潜る人たちがサンゴに乗ったり、ぶつかったりする
ことで、サンゴそのものを壊してしまうという被害も出ているそうです。

知らなければ、「沖縄の海、きれいだなぁ!」の一言で終わってしまいます。でも、
こんなにキレイな海でも、確実に自然破壊や温暖化が進んでいると知り、とても複雑
な気持ちになりました。

私たちに多くのものを与えてくれる自然。この自然を守れるのは、やはり私たち自身
なんじゃないか…そんな思いを強くいだいた、宮古島の旅行でした。



写真は宮古島の砂山海岸。この海岸は、夕方になると夕焼けがとってもきれいに見えます!