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「他人の不幸は蜜の味」のネタ帳です。

社内ブログ(ナレッジマネジメント)を成功させるためには

2005-12-01 | 根多-ブログ
sta la sta - 社内ブログが失敗する7つの理由

 そういえば僕も昔からナレッジマネジメントには興味があって、実際に社内でも何度か挑戦してみたけれど、うまく行った試しがない。そんな中で、ブログっていうのは使えるツールだと思うのだけれど、まずは「なぜ今まで、ナレッジマネージメントが失敗したのか」を考えなければいけない。
 それを元に、じゃあどうすればいいのだろう、ということを書いてみた。

■経営者の心得:情報発信者を評価すること
 「縦の情報流通」よりむしろ「横の情報流通」を重視するくらいの気持ちが必要。横の情報流通(共有)は、成果が見えにくい。見えにくいが、実際に成果が出ることについては、高く評価する必要がある。

■経営者の心得:ITへの偏見を持たないこと
 まったく馬鹿馬鹿しいことだが、自分がパソコンを理解できないからといって「パソコンのできる若い者は気に入らない」と思っているおじさんは多い。

■導入計画部署の心得;情報入力はできるだけ簡単にすること
 記事タイトル・記事本文だけで入力できるように。
 細かいカテゴライズ、複数の必須項目は設けない。
 Webフォームだけでなく、メールでの記事投稿もできた方がよい。

■導入計画部署の心得:「検索性」にはこだわること
 検索ワードや、検索の方法を把握する、というのはつまりクライアントのニーズを把握する、ということ。利用者がどのような情報を求め、それをどのように利用するのか。
 はてなのキーワード化を応用すれば良いものができそう。あれは、一般のブログではなく、ナレッジマネジメント向けだと思う。

■導入計画部署の心得:情報入力作業を増やさないこと
 今までの業務に情報入力を「プラス」しないこと。今まで提出していた日報(レポート)の代わりに、ブログなどを導入すること。
 入力した情報がそのまま「営業日報(レポート)」として使えるように。

■運営部署の心得:脇役に徹しないこと
 少なくとも導入時には、情報共有の主役は自分たちだと考えること。良い情報は積極的に全社に紹介する。情報のアーカイブ化も進んで行ってみる。メールマガジンなどで良い記事、良い情報提供者を紹介するのも良い。

■利用者の心得:怒られなければ、何を書いても良い
 上司に怒られない限りは、「記事に書いてはいけないこと」など存在しない。何を書いても良い。上司や経営者や他部署にこびへつらった記事ほど、上司や経営者や他部署に役立たない情報はない。本音の記事にしか、価値はない。
 単純に本音を書かれて怒るような上司には、管理者としての資格がない。

こんな感じかな。ブログの記事にするかも知れません。