Addicted To U

ハンギョンとヒチョルを応援します!

Miss you vol.3

2009-07-12 | FanFiction(suju)
午前7時。

すっかり上がりきった日の光が、カーテン越しに顔を照らす。

いつもなら携帯の目覚ましにも反応しない僕なのに、今朝はそいつが鳴る10分も前にベッドから体を起こした。

こぢんまりとしたダイニングキッチンのテーブルにパソコンを広げ、コーヒーを啜るキュヒョン。

僕の足音に反応したのか、僕の方を見て、

「おはよう」

って、笑顔で挨拶してくれた。

その視線のくすぐったいのと、昨夜の事を思い出したのとで僕は頬が自然と高揚する。

「昨日は…ごめん…」

(とにかく謝らなきゃ)

「気にしてないよ」

なんとなくぎこちない空気に耐えきれずに、僕はキッチンでいつものように朝食の準備をしているシウォンの元へと、逃げるように歩いて行った。



いくつもの効果音を紡いでいく作業。

画面のフレームと睨めっこしているこの状況とも、どうやら今日の午後でおさらば出来そうだ。

コン コン

ドアノックと共に開く防音扉。

そこからいつもの顔が覗き込む。

「ハンギョン、今日は何時に上がれそう?」

「就業時間と共に上がれそうだよ。シウォンは?」

「まぁ、20時には上がる予定。明日休みだし、今日はキュヒョンを連れてどこか食事でも行こう」



「おかえり~」

「…ただいま」

彼との時とはまるで逆のパターンだ。

あの頃、決まって僕が彼を出迎えていた。

胸元を締め付けていたブルーのネクタイを外し、Tシャツにジーンズっていうラフな装いに着替え、6畳ほどの部屋を後にする。

そこの広さだけは譲らなかったリビングのソファーに身を沈め、膝元に置いてあるiBOOKを、リズムよくタイピングしているキュヒョンの姿。

僕の記憶はまた4年前へと遡る。

これがドラマなら、彼は記憶喪失だった…という展開だ。

(5年前はどこに居たの?)

「ん?座らないの?」

(どっちが来客者なのかわからないね)

キュヒョンはいつまでも突っ立ってる僕のことを不思議がっていたけど、別人だってわかってもやはりどこかに彼の面影を自然と探してしまう僕は、この空間に身の置き場を失くしていた。


シウォンが忙しくてなかなか時間の取れない間、僕は発売前のゲームを抱えてキュヒョンと一緒に楽しんだ。

彼と居たころと同じ。

キュヒョンの傍にいるだけで、

キュヒョンの体温、

キュヒョンの息遣い、

キュヒョンの髪、一本一本の動き、

それを捉えるだけで、僕は満足していた。

このおだやかな気持ちが波打つことなんてないだろう…


しかしそれは、キュヒョンのガールフレンド登場という衝撃的な場面にて覆されることとなった。

小さな嫉妬心がいくつにも重なり、僕の気持ちを乱していく。


「ねぇ、寂しかった?」

「ああ…とっても」

大切な資料を置き忘れたことを思い出し、途中の駅から急いで帰った。

普段はシウォンが使っている部屋から漏れる男女の吐息。

僕は微動だにせず、その情景を食い入るように眺めていた。

(僕はココにいるよ。どうして気付かないの?)


3日間の滞在で彼女は北京を後にした。

人の行き交う搭乗口でしばしの別れのkissをしている二人は、まるで“パリ市庁舎前のキス”の写真のように美しかった。

誰にも入る隙間など無いってこと?

僕は今にも泣き崩れそうだった。

「キレイだな…」

小刻みに震える僕の手を、温かいものが包み込む。

隣で僕の心の棘を知らないシウォンは、握りしめた手を離さないように、さらに強く握りしめた。



「案外身近にある大切なものって、気が付きにくいんだよ」

旅立つ前に…と、決心を決めた僕にキュヒョンはそう言った。

夕日が薄く地平線に色を残す頃、西の空に金星が光り始めていた。

ベランダの手すりに両腕を乗せ、北京の夏を惜しむかのようにしばらくそこに立っていたキュヒョンに、後ろからそっと近付き抱きしめた。

「帰らないで」

と想いをぶつけた僕。

消化しきれずにいた想いが次から次へと溢れ出し、声となって堰を切ったように流れ出す。

気がつけばキュヒョンの腕の中で泣いていた。

「ハンギョン、僕をよく見て。僕はキミが想っている人とは違う。後ろばかり向いていないで前進しなきゃ。キミがずっと大切に想っている人のためにもね」

彼じゃない…

そんなこと、最初からわかってる。

それでもキュヒョンを好きにならずにいられなかったんだ。


Miss you

翻訳者:廿廿 庚明顶独家

早上7点。
太阳已经升了起来,透过阳台晒进屋子里。
往常依靠闹钟也爬不起的我,以外得在乐声想起的前10分钟就自动清醒了过来。
キュヒョン啜饮着咖啡坐在客厅里,面对着笔记本在做些什么。
听到我的脚步声,他回过头微笑着说。
早安。
直视他对我来说依然有些困难,但想去昨天的失礼,我还是抬起了眼眉。
昨天。。真是抱歉了。。
无论如何我应当陪个不是。
没事,我并没有在意。
尽管如此,这诡异的气氛仍是让我有些尴尬,像是急于逃离一般,我走进厨房,同始源一起开始准备早餐。


在工作室里研究几个效果音的做法。
我凝视着屏幕,找这个进度来看,今天下午大概差不多能够完成。
咚 咚
随着敲门声被拉开的工作室的门。
始源从缝隙中探出头。
韩庚。今天几点能下班?
恩,应该能准点下,你呢?
我8点前能搞定吧。正好明天休息,今天晚上带キュヒョン出去搓一顿吧。


你回来了。
恩。我回来了。。。
和同他在一起的时候,正好相反。
那时,总是我在迎接他的归来。
解开领带,换上体恤,我向客厅望去。
キュヒョン仍是窝在沙发上,对着笔记本不断得敲打着什么。
我的思绪又忍不住往4年前追溯而去。
如果这是电视剧,现在的情节,大概是,他失去了记忆。。。
欸?你坐啊?
(汗。。到底谁是客人。。)
见我一直呆站着不动,キュヒョン似乎有点疑虑。
只是对我来说,与他待在相同的空间,即使明白不是同一个人,仍会使我忍不住透过他寻找另一个人的蛛丝马迹。。



始源因为工作空不出时间的日子里,我常常和キュヒョン一起折腾还没开始发售的新游戏。
待在キュヒョン身边,让我有种是和他在一起的错觉。
キュヒョン的体温。
キュヒョン的气息。
キュヒョン一根一根扬动的发丝。
这些微不足道的事情,让我觉得满足。
而这种和睦的氛围,若能永远持续下去该有多好。


不过这一切,都在看到キュヒョン女友出现的瞬间被彻底颠覆。
我的心情变得很乱,里面似乎还参杂着些许嫉妒。。。


想我么?
恩,非常非常。
因为把非常重要的资料落在了家里,走到半路又匆忙往回。
始源平时使用的房间,忽然传来女子的声音。
我有点奇怪,探头看了一眼,刚刚的情景便映入眼帘。
谁也没有注意到我的存在。。。


女生在北京只停留了3天。
临走入登机口的时候,2人告别的kiss,美得像是巴黎街头的画报。
那2人之间,已经不可能有任何其他人插足的余地。。
我感到鼻头一阵酸涩。
真的好登对啊。。。
忍不住这样轻叹。
微微颤抖的我的手,被一股温暖的气息包围起来。
像是对我的心思丝毫没有察觉一般,身边的始源,只是握紧了我的手,用力不放。


人有的时候,会容易忽略身边一些非常重要的东西。
回国之前,キュヒョン对我这样说道,下了很大的决心一般。
夕阳快要从地平线上消失,西方的夜空,繁星开始闪动。
キュヒョン双手撑着阳台向上仰望,像是要与北京的夏天道别。
我鬼迷心窍般从后面圈住キュヒョン。
不要走。
长久的隐忍就这样功亏一篑。
那些压抑的心里一直没能找到出口的情感好像都化成了泪水,决堤一般疯涌而出。
韩庚,你仔细得看看我。我并不是你思念的那个人。如果一直活在过去,那永远都不可能找到前进的路。即使是为了你深爱他,你也该放下了。
我知道。
我知道你并不是他。
从一开始我就知道。
尽管如此,我还是忍不住要喜欢上你。。。


AX



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