妊娠

それはある日「突然」やってくるのでした。
Sanjuktaの来日公演を終えて、ほぉ～っと一息ついたかつかぬかの発覚。

お腹の中に宿った大切な命にすっかり世界が変わってしまうのでした。

最初はか弱く、儚い存在で。

段々とその小さな細胞の固まりは進化をして成長をして。

魚やら猿やら様々な人類進化の様子をたどりながら
ちょこっとずつ大きくなって。

気づけば鼓動が聞こえる様になり、
それはトクトク...と速いスピードで。

羊水にぷかぷかと浮かんでいる模様。

私たちは病院へ行くとその小さな命の様子をつぶさに画像で見る事が出来て
ちょこっと大きくなったとか、分かる様になっていて。

ただ祈る様な気持ちで、ちゃんと大きくなってねと見守るばかりでした。

そのうちお腹が大きくなったり、バストに変化があったり。
自分の身体にいろいろな変化が起きてきて。

気づけばポコッとお腹を蹴る手か足や胎動を感じる様になって。

あっという間の10ヶ月。

お腹の中のまだ見ぬ生き物を愛おしく想う頃、
妊娠生活は「出産」という未知のドキドキ体験を残して終わるのでした。