インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

チューニング

2010-05-19 | 一言coment
先日タンプーラをジミさんのところに届けにいった。

元はと言えばジミさんの手元にあるリキラムのタンプーラがあまりにいい音で
欲しくて欲しくてデリーで買ったもの。
でも見せるのは初めてだったみたい。

Jimiさんが目の前で4本の弦をチューニングしてくださる。

私のみようみまねチューニングと、100本の弦を扱うサントゥール奏者では(比べてくれるなと言う話だが)まるで違う楽器のような音色がでてきた。

シヴジーご一行様が滞在されているホテルのベッドルームのあちらの方でさっきから静かに聴いていたタブラのラム・クマール・ミシュラがいや~イイ音だなぁと突然喋り始める。
彼、いちど喋り始めたらとまらない(^-^)
音の話になり、
タブラでもそうだけど16のポイント全てが均等にきちっとバランスが取れたとき
チューニングの最後に黒い部分をパーンと叩くとスカーッと音が抜ける。
少しでもズレていると抜けた音がブレたりゆれたりするそうだ。
そのヌケがたまらないのよッ、と熱い。

ザキールジーに教わったサントゥールの伴奏の極意など
英語とヒンズー語をゴチャゴチャにして話してくれて
時々ダルマダースさんがテキパキ翻訳してくださる。

タブラのガラナは6つある。
その最後がヴァラナシガラナなんだ。
ヴァラナシガラナはいちばんむずかしくて、全てが凝縮されている。
と色々なテクニックの事を話してくれた。

でも花束を作るとき1種類の花でまとめるより色々な花が入っていた方が綺麗でしょう?
タブラのガラナも同じで、1つに集約しなきゃならない理由は無いよ。
花束のように取り混ぜて豊かな表情をつくるんだ。

かわいいビスケットをかじりながら
あくまで熱いタブラさんでした。

今夜の演奏会が楽しみ。
19時から玉川区民会館ホールですよ。

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