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お爺さんとガシャポン。

2012-03-10 22:47:29 | 徒然。
ウチの息子は、知らない人に話しかけるのが好きです。
いや、道行く人に話しかけて回ってるわけではなく…

たとえば、買い物に行って欲しいものが無いと、普通は「あ、この店にはおいてないのか」とあきらめるんですが、
息子はすかさず店員に聞きます。
一度、ブックオフで欲しい漫画を店員に探してもらってた時はひやひやしたよね。
ブックオフだから!無いならあきらめな!?
可愛い犬連れてる人に、「この犬なんて名前ですか?何歳ですか?」とかね…。

昨今の小学生(とくに男子)は、挨拶しても返してこないよーな子がたくさんいてムカッと来ることが多いのですが。
知らないおばさんならともかく、お前、ウチに遊びに来たことあるだろ!私知ってるだろ!
っつー男子でも挨拶返しませんからね。

おかげで息子のようなのはずいぶん珍しく、好かれるらしいのです。とくにお年寄りに。
そんな息子が今日、買い物中にやらかしてしまいました。


私がスーパーのレジに並んでる間、息子が
「外のガシャポン見てていい?」
というので行かせたんですが(ガシャポンコーナーは私から見える位置)
なんか、ガシャポンの前でまたしても見知らぬお爺さんとお話してる…。

レジ待ってる間、ずいぶん長い間話しててハラハラしてたんですが、
やがて帰ってきた息子の手にはガシャポンのカプセルが一つ。

「まさかアンタ…!」
「お爺さんが買ってくれた…。
 僕は『いいです』って言ったんだけど『いいですじゃないじゃろ』ってゆわれた…」

『いいですじゃないじゃろ』、にちょっとウケたんだけど、ここで笑ってはいけない。
母としてしっかりお説教をしなければ。

「知らない人から物をもらったりしてはいけないって、学校でも言われたじゃろ!?」
と、至極当たり前のお説教。
息子としても、あまりにも基本的で当たり前なルールであることを知ってるがために、
いざ自分がその場に立って、あっさりもらってしまったことにおおいに反省。
というか、
「もらわんきゃよかった…」
「なんでもらったんじゃろ…」
と、今でも凹んでいます。

そんなに怒ることではないとは分かってるんだけどさ…
おじいちゃんも、子供とお話できてきっと嬉しかっただけなんだと思うんだけどさ。
世の中いい人ばかりじゃないんですよ。問題はそこなんですよ。
間違ってるのは物騒で油断のできない世間なんですよ。


蛇足:ちなみにそのガシャポンの中身は、息子は全然欲しくないものだったらしい(苦笑)


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