そんな○○に魅せられて

hustlerにご注意

昨日の記事で、観光客で大賑わいのNYCをご紹介しました。
NYCの楽しみといえば、街中や地下鉄駅構内でプロ並みのスゴいパフォーマーを見るのもいいですね。

しかし。

最近のNYCは、困った事も色々あるようで、旅行者のかた向けの注意としてこんな記事がありました。

The New York City hustle every tourist needs to know about

記事をかいつまんでみますと、善意の旅行者をカモにする色々な押し売り行為が横行しているとのこと。
たとえば、自由の女神入場の「にせチケット」を売りつける、
チャージ額が少ないメトロカードを「ディスカウント、安くしますよ」と実は高く売りつける、
見た目がきれいな電池(新品かどうかわからない)をサランラップで包んで売りつける、などの古典的なもの。

そしてストリートパフォーマーがらみでは、脅迫に近いものがあるようです。
街中で屈強な若者何人かがグループでヒップホップ系のアクロバティックなダンスをしている場所があります。
主なところではブルックリン橋のマンハッタン側のたもと、バッテリーパーク、セントラルパーク、タイムズスクエア等です。
彼らは大抵4、5人のグループで、色々なパフォーマンスを見せたあと、いわゆる「フィナーレ」、
観客の中から「ボランティアで地面にうずくまってくれる人はいますか」と観光客らしき5、6人を呼び出します。
このうずくまった人たちを一気に宙返りしながら飛び超えたりするのですね。一番の見せ場です。

そして「フィナーレ」の前に観客の前を回ってお金を徴収します。いわゆる投げ銭で一人1〜2ドルですね。
このお金がある程度集まるまで「フィナーレ」は始まりません。

そして私も知らなかったのですが、次に「ボランティア」からもお金を集めるんだそうです。
この額が記事によりますと一人20ドル(!)を要求するんです。
なので「ボランティア」には、お金のありそうな年配の白人か、体格の小さいアジア人がターゲットになりやすいのだそうです。
このターゲットは、フィナーレに入るまでにグループのメンバーが目星をつけるのだそうです。
そして「ボランティア」がお金を払うまで「フィナーレ」は始めないぞとプレッシャーをかけるのですね。
なので、不本意ながら20ドル払う人が多いのだそうです。

自衛策としては、お金を払いたくなかったら、さっさとその場を去る。
ボランティアに指名されても断る。どうしても断れない場合はポケットに小額紙幣(10ドル札以下)だけ入れて
貴重品やバッグは連れに預ける。連れは誰だと聞かれても教えない。
だそうです。
いわゆる「投げ銭」を強要するのは違法なので、断るのは自由です。
もしいいパフォーマンスだった、と思えれば、1ドルといわず、好きなだけあげればいいのですし。

タイムズスクエアのエルモやスパイダーマンなどのコスプレイヤーもそうで、
写真を一緒に撮ったら多少チップを渡せばよいと思いますが、プレイヤーがそれ以上に支払いを強要することはできません。
コスプレイヤーが写真を撮りませんかと声かけしてきて、高額のチップを要求する、という苦情が増え過ぎて
最近、プレイヤーが立ってもいい場所というのが決められてしまいました。

New York Moves on Restricting Costumed Characters in Times Square

これに生活がかかっている人もいるらしいので、パフォーマーも必死になるのはわかります。
最近、地下鉄も主要駅では警官常駐、車内の見回りにくる頻度も増え、「お金をねだられても渡さないように」
と繰り返し放送がありますし、めっきり無許可のパフォーマーや物乞いの数が減りました。

なので、限られた場所と時間で稼げるだけ稼ぎたい、というのも理解できなくはないですが、
折角の旅行の楽しみに水を差すようなことは止めて欲しいですし、旅行者の側も気をつけたいものですね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「NY-出来事」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事