前回からまた日が経ってからの更新です。今度はクイーンの映画が公開されたので観に行かなければいけないな~、なんて思っているしだいです。そういえば昨日の「ジキルとハイド」の映画を観ましたか?ジュリア・ロバーツがメイドですよ!別にジュリア・ロバーツに注目ではなく、あのメイド姿と仕事内容、そして周りの仕事仲間に注目なのですよ!メイドといえば黒の服にエプロンが定番なんですが、ある程度の家になると、実は午前用、午後用、汚れ仕事用というように様々な制服を持っています。
さてはて、実は自サイトでDVD・マナーハウスのキャンペーンに参加をしています。発売まで一ヶ月を切ったのでドキドキです。時代的には自分の好きなヴィクトリア時代よりも後の話なのですが、それを除いても自分のつぼを押さえまくった内容なので期待しているのです!!!そこで、DVD普及の為にもブログにバナーを貼り付けておこうと思います。ちなみにDVD予約の第一次締め切りが5月10日みたいですので、発売日当日に手に入れたい方はぜひ今のうちに!!!
それはそれとして、本題の使用人特集です。今回は台所を見てみたいと思います。エマでも家政婦と料理人が仲が悪いという話が出ましたが一体それはなぜなのか?ということが少しは分かっていただけると思います。それでは、どうぞ~。
◆台所は治外法権
1. 料理人 Cook
家政婦が使用人の長であるなかで1人だけその権力から逃れた職があります。それは料理人です。台所は料理人の城であり独立した場所だったため家政婦や、時に女主人でさえ口を挟むことはできませんでした。なぜなら彼女たちが料理人に口を出すことで料理人の機嫌を少しでも損ねるようなことになれば、どうあがいても食事にありつけないからです。料理人は大抵どの世帯にもいました。もちろんその差は本職の料理人から素人までいました。一部、料理人は男性(特にフランス人)を雇う屋敷もありましたが、それは特別裕福な場合に限り、多くは一時的に男性料理人を雇い入れて女性料理人を仕込むというように教員としての扱いがほとんどでした。
2. 台所女中 Kitchen maid
料理人には台所女中と流し場女中(台所界での最下位職:台所見習いであり、とにかくお皿などを洗う。ここで修行を積み、次のステップとして台所女中に上がる)の部下がい、彼女たちは朝に台所の準備をし、火をおこし、材料の下準備をし、料理人が調理にすぐに移れるよう手配しました。また上級の台所女中になれば使用人たちの食事を用意することもありました。
料理人に仕えていた台所女中や仲働き女中(家女中と台所女中を兼用したような存在)の仕事はどれも重労働でした。台所の床や作業台にレンジを磨き、料理人の食事を用意し、流し場女中がいなければ食器は彼女たちが洗わなければなりません。また彼女たちは場合によっては部屋で就寝できずにわらを敷いた台所の隅で夜を過ごさなければならないこともありました。さらに一部の料理人から虐待を受けていたこともあり過酷な状況を乗り切らなければならなりませんでした。しかしこのような状況を潜り抜け、多くの台所女中は料理人になるよう技術を学んでいたのは確かなようです。
3. 目の届かない台所だから……