開幕前に

なでしこの試合は見られなかったケド、昨夜の男子サッカーの試合はネットテレビで観戦できた。
画質も酷いもんだったケド、これしか方法も無いので仕方ないわけで。

結果はご存じの通り１－０でスペインを撃破
結果的には大金星になるケド、内容的には金星ではなく勝つべくして勝った試合と言っても過言ではないと思った。

スペインの徹底したポゼッションに対して前線からプレスに行き、複数の人数をかけてパスコースを分断するやり方が実にはまっていた。
ボールを奪えばカウンター。ワントップの永井がスピードを活かして徹底的にＤＦラインの裏を狙う攻撃は嫌がっていた感じがしたなぁ。
永井の下に控える３人も清武は攻撃のリズムを作り、大津はフィニッシャーとして、東はリンクマンとして攻撃を任されるだけではなく、守備面でも高い位置からのプレスで本当によく動いていた。

カウンターから得たＣＫから大津が先制点を挙げると、前半の終了間際には永井のプレスが相手ミスを誘い奪い返そうとしたスペインＤＦがファールで止めてレッドカード。
１点リードだけでなく、１人の数的有利を得たアドバンテージはメンタル面で大きかったんじゃないかなぁ。

後半頭から怪我の大津に代えて斎藤を投入。人の入れ替えだけで戦術に変化は無し。
数的不利であれつないでくるスペインに対して粘り強い守備で対応。ＯＡの吉田・徳永を含めたこの日の４バックは実に安定してたし、ＯＡの２人が本当に効いていたなぁ

１点ビハインドで前がかりになるスペインに１人多い日本はカウンターで追加点を狙う。
も、精度を欠いたりＧＫデヘアの好セーブもあって最少得点差のまま試合が進んだのは課題。
あと３、４点は入っていてもおかしくない内容だったし。

終盤怪我の酒井宏から酒井高、扇原から山村と同じポジションでの交代で陣形は下手に動かさずの手堅い采配でそのままクローズに成功。

前回の北京では３戦全敗だったので、オリンピックでの勝利はアテネでガーナに勝って以来ですかね。
アテネの時は非常にミス多かった印象ですが。


ニュースサイトで見る限り、この勝利を金星とか番狂わせで世界は伝えている。
それだけスペインという国は強かったってことなんだろうなぁ。


オリンピック開会式前に良い試合を見れて良かった。
できるなら良い画質で見たいものです。

でわでわ