遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

御嶽山(木曽) 2013-06-23

2013年06月30日 | ・御嶽山

御嶽山(おんたけさん 3067m) 天気:晴れ/曇り

 中央高速で夜が明けるが、空が赤く染まっている。天気予想は悪くはなかったが、梅雨のど真ん中だから一日晴れとはいかないかな。R19を左折して王滝へ向かうと、ダムの手前で工事中の標識が有り、右岸道路へ誘導される。こちらの道は初めて通ったが、ずっと良い道が続く。橋を渡って王滝村に入ると通常ルートに戻り、野生の猿や熊を見ながら田ノ原をめざして登っていく。、えっ、熊ですって、、いや~、びっくりしました。舗装道路から道路脇のブッシュに駆け込む熊を目撃!。。御嶽山ってワイルドだなぁ。。王滝から30分ほどで田ノ原の駐車場に到着。御嶽山の上は晴れて青空が広がっている。駐車場の端っこからは槍と穂高が見えている。

 ↓今日一番の展望。乗鞍、(槍)、穂高

 鳥居をくぐって目の前に大きい御嶽山へ向かう。最初は砂利を敷いた太い遊歩道だが、すぐに歩きにくい岩がちの登山道に変わる。少しずつ登りになると登山道にはチョロチョロと水が流れてくる。その先に少しだけ残った残雪が有るが、そこを越えても登山道は湿りがちだ。

 ↓出発

 駐車場から1時間も歩けばハイマツ帯に飛び出す。ここから先は高山帯だ。陽が有れば暖かいが、時々陽が隠れるとさすがに涼しさを感じる。

 ↓まだ良い天気

 この辺りから、登山道脇にはイワカガミがたくさん咲いている。なかなかの群生で、八合目の下までイワカガミロードになっていた。天気はやはり下り坂で、だんだんとガスに覆われる時間が長くなってくる。

 ↓今日はイワカガミロードを歩く

 八合目の上で雪渓に突入する。上の方はチョッと傾斜がきつい。登りは大丈夫だが、下りはアイゼンを履いた方が良さそうだ。

 ↓100m位いの雪渓登り。

 雪渓を越えれば頭上に王滝頂上の小屋が見えてくる。登山道は岩が多くて歩きにくい。チョッときつくなってきたが、どうも今日は調子が悪そうだ。御嶽山ってこんなにキツかったっけ。

 ↓王滝頂上小屋

 ぜぇぜぇ言いながらやっと王滝頂上に到着。小屋はまだ開いてないので、「ビール冷えてます」の悪魔の誘惑は無い。王滝山頂から脇に入ってトイレに寄ろうとしたが、ここのトイレは使用出来ない様に入口が打ちつけられていた。その奥の綺麗なウッドデッキに座って休憩する。気持ちが良いので寝転がったら、チョッとウトウトとしてしまった。

 ↓王滝頂上

 

 八丁ダルミから剣ヶ峰へ向かう。今日はどうも調子が出ないと思っていたが、どうやら寝不足がたたっている様だ。歩いていると立ったまま眠ってしまいそうな位いに眠い。目を閉じるとクラクラしてひっくり返りそうだ。2~3歩進んで立ち止まるペースになってしまった。正直、今日の山行は無かった事にして帰ろうかと思った。

 ↓八丁ダルミ。ついにガスってしまった。

 本当のカメ歩きでやっとこさ山頂に到着した。足はキツイし山はガスってしまった。チョッと御嶽山をなめていたバツかな!。

 ↓大人が階段の~ぼる~。

 

 山頂には結構な人だ。そこかしこに大勢の人が座り込んで昼を取っている。真っ白で何も見えないが、山頂標識で記念写真の待ち行列が出来ている。自分は山頂の直ぐ下の岩の陰で昼飯にする。

 ↓山頂

 食後に岩の間でうとうとと昼寝をする。たまに陽が出れば暖かいが、ガスが出ると肌寒い。ふと気が付くと、あれれ、もう12時を回っているよ。30分以上も寝ていた様だ。

 ↓一瞬、二の池が見えた

 

 帰りは巻き道を通ってみよう。山頂の階段を下りて二の池へ向かう。

  ↓二の池 アップ

 二の池の分岐まで来ると、眼下に雪田を渡って二の池へ向かう登山者の列が見える。二の池まで行かなければ気がすまなくなった。二の池の万年雪はまだ沢山残っている。池は岸辺近くは緑で、真ん中は青く見える。

 ↓二の池 アップ

 

 二の池から巻き道分岐まで戻る。山頂方向から降りてきて巻き道で王滝頂上へ戻る人が結構居る様だ。丁度4人パーティが巻き道に入ったので、3分待ってから後に続く。

 ↓左巻き道、右山頂

 巻き道から見上げれば山頂が高く見える。少し先で一つ目の雪渓を渡る。一つ目の雪渓は短いけど割と急斜面。アイゼン無しでも行けるけどストックは有った方が良さそうだ。

 ↓一つ目の雪渓。

 さらにその先で二つ目の雪渓を渡る。二つ目の雪渓は長いけど斜面は緩やか。滑っても止まるでしょう。

  ↓二つ目の雪渓。 

 巻き道はモニュメントの上で登山道に合流する。そのすぐ先が王滝山頂だ。小屋の先を少し入れば、シューシューと音を立てて蒸気を噴出している所が見える。

 ↓シューー

 さぁて雪渓では大渋滞だ。アイゼンの無い人がほとんどの様で、スニーカーの子供はなかなか降りられない。アイゼンを履いた登山者達は雪渓の手前で待っていたが、全然列が進まないので横を追い越して降りて行く。行列はそのうち子供も大人もステップを壊しながら尻セードで下って行った。

 ↓雪渓の下り。

 ↓白っぽい花のイワカガミ

 イワカガミロードをよたよたと下る。空は完璧にガスってしまったが、最後の遊歩道でパラパラと雨が落ちてきた。駐車場で車を出す頃には小降りの雨になっていた。

 ↓山頂は雲の中。右手前は、若い衆のフォークダンスの輪かい、、わかいって、良いなぁ・・・

 

 今日は登りがかなりキツかったが、筋肉痛にはなっていないので、やっぱり原因は寝不足だった様だ。さぁて、そろそろ夏山です。今年はアルプスへ行かれるかな?

 

  TIME

田ノ原(7:20)―八合目(8:40)―(10:15)王滝頂上(10:25)―(11:10)剣ヶ峰(12:15)―二ノ池(12:50)―巻道―王滝頂上(13:45)―八合目(14:55)―(15:50)田ノ原  240km 4h


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