将棊頭山(しょうぎかしらやま)2730m 天気:晴れ
夏だ!!山だ!!アルプスだっ!!よし、将棊頭山へ行くぞー!!、、え~かめさん、まだ夏じゃないですよ、上には雪がたっぷり、素人が日帰りってあなた、ちょっと~、かめさ~ん、あ~、いっちゃったよ。
伊那ICを降りて広域農道に入ると右前方にまだらな残雪の山が見える。将棊頭山か、それとも西駒山荘手前のピークかなぁ。小黒川キャンプ場の大きな看板を通り過ぎ、信号の無い交差点で小黒川キャンプ場・桂小場の小さな標識を見て右折する。今回は迷わずに6時前に桂小場に到着した。駐車場に他の車はいない。朝飯のパンを飲み込んじゃったら直ぐに出発だよ~。
↓桂小場の登山口
最初は植林帯の登り。道端にはユキザサ、マイズルソウ、チゴユリなどが見られる。ほどなくぶどうの泉に到着。ここは沢の様になっているが、直ぐ上の崖からとうとうとわき出している様だ。水を汲んだら出発。植林帯から落葉松林に変わると尾根を乗っ越して巻き道に入る。今日は良い天気のはずだが、樹間から覗く将棊頭山頂は雲の中なんだょなぁ。
↓天気は・・・
野田場の水も良く出ているが、ぶどうの泉よりは細い。コミヤマカタバミがちらほらと見られる巻き道は緩い登りが続く。右上の稜線が近づいてくるとやがて馬返しに到着する。ここは右手から権兵衛峠からの良い道が合流する。
↓馬返し
馬返しから登山路は樹林の尾根を進む。今日も風が強く結構寒い。道が水平になると大樽小屋に到着した。ここまで3時間、あれ~前回より30分もオーバーだ。よっかめさん、随分かめっぷりが上がりましたね。
↓大樽小屋。左下にトイレ棟が有る。
大樽小屋から12分で胸突八丁の標識が有り、信大コースを分岐する。ここから胸付八丁の登りだ。最初は急登では無いが長い登りなのでゆっくり行こう。
↓六合目
六号目のベンチで休憩。この先から登山道に残雪が出てきた。少し先で6本爪を装着してストックを手にする。所々で土の道も現れるが、掘れてしまった夏道はほとんどが雪で埋まっている。
↓残雪
雪が多くなってくると道が判りにくくなってきた。残雪から飛び出している木の枝が邪魔だ。通り安い所を選んで登る。
↓七合目
いよいよ残雪の斜面の急登になる。踏み跡も無いしだんだんと方向が怪しくなってきたぞ。さぁて、どっちぇ行けば良いかのぉー。真っ直ぐはブッシュが邪魔で登りにくそうなので左へ進んでみるがさらに登りにくそうだ。戻って右へ行って又元に戻ってが2~3回。はい、道に迷いました。え~ぃ、ともかく高い方へ行かざぁ、と、真っ直ぐに急斜面を登ったら、樹間の向こうに胸突の頭の標識が見えた。良かった~、うわ~、もう12時だわ。
↓胸突の頭
胸突の頭の標識はピークではない。夏道はここから左にトラバースしているはずだ。このまままっすぐ登るとブッシュに突っ込むので、左へ雪の斜面をトラバースする。少し進めば雪の斜面の向こうに山頂が見えた。稜線上には雪が無く、稜線に乗れば山頂まで土の道で登れそうだぞ。
↓稜線は
残雪の斜面をトラバースして稜線のコルへ向かう。滑っても下は樹林帯なので大丈夫さぁ、と言っているそばから、わ~滑った。ストックを雪面に突き刺したらすぐに止まった、が、あれまぁ、買って1年もたっていないシナノのストックが曲がってしまったわぃ。ブッシュの切れ目から稜線に乗ってアイゼンを外した。
↓御岳山と行者岩
稜線の乗れば行者岩が直ぐ近くに、その左に御岳山が良く見える。すぐ上に分水嶺の標識が有り、直登ルートと巻き道の分岐が有る。稜線上には雪が無いが斜面は雪がべったり。尾根上の直登ルートを進む。
↓稜線から御岳山
残雪の西駒を正面に見ながら尾根道を登る。木曽側の絶壁の深い谷から吹き上がる風は私の帽子を吹き飛ばそうとして見事に失敗した。それから稜線の風はおとなしくなり、私に涼しさを届けてくれる友達になった。
↓後もう少し
上手い一文を考えたつもりだったが、本当は1歩1歩がきつくてとっても辛い。登山口からどれだけ歩いた??。ピークを巻き、次のは越えて、尾根道が水平になると、やっと山頂に着いた。時計は12時58分だゎ。
↓山頂
山頂から残雪の西駒が美しい。展望を独り占めしながら昼飯にしよう。こんな場所でのんびり出来たら最高だろうなぁ。
↓山頂から木曽駒ヶ岳
直ぐ下に西駒山荘が見える。雪田を滑って下れば30秒位いで着きそうだ。伊那谷を隔てた向こうの南アルプスは、残念ながらあまりよく見えない。振り返れば山頂のケルンと高さを競う様に御岳山が孤高にそびえている。北を見れば登って来た尾根の向こうに乗鞍岳から北アルプスがずら~っと並んで見えている。
↓西駒山荘と南アルプス
すばらしい山頂だ、日暮れまでのんびりしたいなぁ。酒飲みながら夕日を眺めたら、仕事のストレスなんて全部すっ飛んでしまいそうだ。
↓登って来た稜線と乗鞍岳・北アルプス
さぁ時間だ、帰ろう。名残惜しいが帰り道も残雪のトラバースと急な下りが待っている。山頂直下で2人連れのおじさんとすれ違った。西駒山荘泊まりだろうか。今日、出会った登山者はこの方たちだけだった。
↓稜線のミヤマキンバイ
行者岩まで行きたかったが、とてもそんな時間は無い。本当に暗くなる前に降りなくっちゃ。
↓馬返しのコイワカガミ
きつかったけど最高の眺めだった。良い山だったなぁ。あ~そうだ、曲がったストック、どうしよう・・
TIME カシミール
桂小場(6:10)→馬返し(8:25)→大樽小屋(9:10)→津島神社(10:30)→胸突の頭(11:50)→(13:00)将棊頭山(13:50)→大樽小屋(15:55)→桂小場(17:35) 240km 3.5h
夏だ!!山だ!!アルプスだっ!!よし、将棊頭山へ行くぞー!!、、え~かめさん、まだ夏じゃないですよ、上には雪がたっぷり、素人が日帰りってあなた、ちょっと~、かめさ~ん、あ~、いっちゃったよ。
伊那ICを降りて広域農道に入ると右前方にまだらな残雪の山が見える。将棊頭山か、それとも西駒山荘手前のピークかなぁ。小黒川キャンプ場の大きな看板を通り過ぎ、信号の無い交差点で小黒川キャンプ場・桂小場の小さな標識を見て右折する。今回は迷わずに6時前に桂小場に到着した。駐車場に他の車はいない。朝飯のパンを飲み込んじゃったら直ぐに出発だよ~。
↓桂小場の登山口
最初は植林帯の登り。道端にはユキザサ、マイズルソウ、チゴユリなどが見られる。ほどなくぶどうの泉に到着。ここは沢の様になっているが、直ぐ上の崖からとうとうとわき出している様だ。水を汲んだら出発。植林帯から落葉松林に変わると尾根を乗っ越して巻き道に入る。今日は良い天気のはずだが、樹間から覗く将棊頭山頂は雲の中なんだょなぁ。
↓天気は・・・
野田場の水も良く出ているが、ぶどうの泉よりは細い。コミヤマカタバミがちらほらと見られる巻き道は緩い登りが続く。右上の稜線が近づいてくるとやがて馬返しに到着する。ここは右手から権兵衛峠からの良い道が合流する。
↓馬返し
馬返しから登山路は樹林の尾根を進む。今日も風が強く結構寒い。道が水平になると大樽小屋に到着した。ここまで3時間、あれ~前回より30分もオーバーだ。よっかめさん、随分かめっぷりが上がりましたね。
↓大樽小屋。左下にトイレ棟が有る。
大樽小屋から12分で胸突八丁の標識が有り、信大コースを分岐する。ここから胸付八丁の登りだ。最初は急登では無いが長い登りなのでゆっくり行こう。
↓六合目
六号目のベンチで休憩。この先から登山道に残雪が出てきた。少し先で6本爪を装着してストックを手にする。所々で土の道も現れるが、掘れてしまった夏道はほとんどが雪で埋まっている。
↓残雪
雪が多くなってくると道が判りにくくなってきた。残雪から飛び出している木の枝が邪魔だ。通り安い所を選んで登る。
↓七合目
いよいよ残雪の斜面の急登になる。踏み跡も無いしだんだんと方向が怪しくなってきたぞ。さぁて、どっちぇ行けば良いかのぉー。真っ直ぐはブッシュが邪魔で登りにくそうなので左へ進んでみるがさらに登りにくそうだ。戻って右へ行って又元に戻ってが2~3回。はい、道に迷いました。え~ぃ、ともかく高い方へ行かざぁ、と、真っ直ぐに急斜面を登ったら、樹間の向こうに胸突の頭の標識が見えた。良かった~、うわ~、もう12時だわ。
↓胸突の頭
胸突の頭の標識はピークではない。夏道はここから左にトラバースしているはずだ。このまままっすぐ登るとブッシュに突っ込むので、左へ雪の斜面をトラバースする。少し進めば雪の斜面の向こうに山頂が見えた。稜線上には雪が無く、稜線に乗れば山頂まで土の道で登れそうだぞ。
↓稜線は
残雪の斜面をトラバースして稜線のコルへ向かう。滑っても下は樹林帯なので大丈夫さぁ、と言っているそばから、わ~滑った。ストックを雪面に突き刺したらすぐに止まった、が、あれまぁ、買って1年もたっていないシナノのストックが曲がってしまったわぃ。ブッシュの切れ目から稜線に乗ってアイゼンを外した。
↓御岳山と行者岩
稜線の乗れば行者岩が直ぐ近くに、その左に御岳山が良く見える。すぐ上に分水嶺の標識が有り、直登ルートと巻き道の分岐が有る。稜線上には雪が無いが斜面は雪がべったり。尾根上の直登ルートを進む。
↓稜線から御岳山
残雪の西駒を正面に見ながら尾根道を登る。木曽側の絶壁の深い谷から吹き上がる風は私の帽子を吹き飛ばそうとして見事に失敗した。それから稜線の風はおとなしくなり、私に涼しさを届けてくれる友達になった。
↓後もう少し
上手い一文を考えたつもりだったが、本当は1歩1歩がきつくてとっても辛い。登山口からどれだけ歩いた??。ピークを巻き、次のは越えて、尾根道が水平になると、やっと山頂に着いた。時計は12時58分だゎ。
↓山頂
山頂から残雪の西駒が美しい。展望を独り占めしながら昼飯にしよう。こんな場所でのんびり出来たら最高だろうなぁ。
↓山頂から木曽駒ヶ岳
直ぐ下に西駒山荘が見える。雪田を滑って下れば30秒位いで着きそうだ。伊那谷を隔てた向こうの南アルプスは、残念ながらあまりよく見えない。振り返れば山頂のケルンと高さを競う様に御岳山が孤高にそびえている。北を見れば登って来た尾根の向こうに乗鞍岳から北アルプスがずら~っと並んで見えている。
↓西駒山荘と南アルプス
すばらしい山頂だ、日暮れまでのんびりしたいなぁ。酒飲みながら夕日を眺めたら、仕事のストレスなんて全部すっ飛んでしまいそうだ。
↓登って来た稜線と乗鞍岳・北アルプス
さぁ時間だ、帰ろう。名残惜しいが帰り道も残雪のトラバースと急な下りが待っている。山頂直下で2人連れのおじさんとすれ違った。西駒山荘泊まりだろうか。今日、出会った登山者はこの方たちだけだった。
↓稜線のミヤマキンバイ
行者岩まで行きたかったが、とてもそんな時間は無い。本当に暗くなる前に降りなくっちゃ。
↓馬返しのコイワカガミ
きつかったけど最高の眺めだった。良い山だったなぁ。あ~そうだ、曲がったストック、どうしよう・・
TIME カシミール
桂小場(6:10)→馬返し(8:25)→大樽小屋(9:10)→津島神社(10:30)→胸突の頭(11:50)→(13:00)将棊頭山(13:50)→大樽小屋(15:55)→桂小場(17:35) 240km 3.5h