遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

麻布山・前黒法師山(北遠) 2009-06-14

2009年06月17日 | ・水窪・佐久間・熊伏山

麻布山、前黒法師山(あざぶやま、まえくろほうしやま) 1685m,1781m 天気:曇り/晴れ

 日曜日の方が天気が良さそうだと、バラ谷の頭を狙っていたが、山の神から夕方の用事を仰せつかってしまった。それならばといつもよりだいぶ早起きをして車を飛ばし、野鳥の森駐車場で朝飯のむすびを飲み込んだら6時半に出発できた。天気はイマイチだが予報ではさほど悪くはならないはず。ご夫婦ペアが直前に出発され、しばらくは後ろ姿を追ったが、じきに見えなくなった。
 ↓登山口の駐車場


 登山路は偽木の階段で始まり、まずは広い尾根上に上がる。道はカエデやカラマツの森の中を緩く下って行き、30分ほどで1つ目の東屋が見える。ご夫婦ペアは休憩の模様なので小生は先に進む。道はさらにどんどん下り、だんだんと尾根が狭くなる。右手は植林帯となり、尾根道がやっと登りに転じると2つ目の東屋が見える。ここまで1時間なら上出来なのだが、やはり少しオーバーだ。
 ↓休憩の東屋


一服したら登りを続ける。ナギの縁を通ると右手に前黒法師山とその奥にバラ谷の頭の山頂が見える(最初の写真)。やがて道は崩壊地にかかる。偽木の階段は崩壊地の右端に作り直されており、急坂をゆっくりと登る。振り返れば常光寺山が見えるはずだが、今日は白いだけで何も見えない。
 ↓崩壊地の道。


 樹林帯に入ると傾斜は緩み、やがて麻布神社奥宮跡地の標識が有り、左手に小さな石柱が見える。道は少し下り、その先の鞍部に大きな壊れた家屋が有る。これはずいぶん以前(30年近く前にも有った)から壊れたままで存在している。
 ↓社務所か林業作業小屋か、、


 緩く登ると左へ三角点の標識が有る。左へ入ると10歩で山頂標識と三角点が有る。ここで単独の静岡の方にお会いした。
 ↓麻布山、山頂標識と三角点


 10歩戻って先に進むと、バイケイソウの群落の中に3つ目の東屋が有る。見上げればカエデの木が多い。休憩もそこそこにして前黒法師山へ向かう。
 ↓山頂先の東屋


 これもずいぶん以前から有る例の標識を横目に見て先に進む。森の中を進めば偽木の階段が続いている。一旦下れば、後は大きなダケカンバが点在するモミ・ツガの森の中をゆっくり登る。ココの道も以前よりずいぶん濃くなっており、迷うことも無く歩ける。山頂手前の登山路にはシロヤシオの花が散っていた。最後に少しの急登をこなせば麻布山から小一時間で前黒法師山に着いた。
 ↓前黒法師山山頂


 さぁて、ここで9時20分だ。時々陽が射す位いに天気はもっているし、時間もまだ早いが、今日は思いの外疲れてしまった。それより、何よりも山の神の言いつけは守らないと、この先の小生の人生に多大な支障をきたす恐れが有る。と言うことで、夕方の用事に間に合う様に、今日はここまでとして、飯を喰ったらさっさと帰ることにしましょう。まぁジモティだから、又、来れば良いさ。
 帰りかけると、朝方のご夫婦ペアに遭遇した。奥様から、足下にマイヅルソウが咲いている所を教えて頂いた。来るときはガツガツ登ってきたので気が付かなかったのだろう。やっぱり余裕を持って歩きたいですね。帰りは、そう思ってゆっくり歩けばいろいろな物が見えてくる。

 ↓モミの木の新芽でしょうか、枝の先に小さな緑のボールが。

 
 ↓大木を喰ってしまったノリウツギ。


 ↓ニョキニョキとギンリョウソウ。


 帰りは2つ目の東屋から先は結構な登り返しになる。帰ってきて最後の登りはつらいですね。
 野鳥の森駐車場に降りたら、水窪側の谷は厚い雲で覆われ、雷が響いていた。単独の方も降りており、「丁度良い時間に下りましたね」と挨拶して帰宅した。帰宅後、仰せつかった用事で名古屋まで往復したらずいぶんと疲れてしまった。先週の疲れも残っていたのかなぁ。ムリしてバラ谷の頭へ向かわなくて良かった。これからもカメでのんびり行きましょう。

 TIME
野鳥の森駐車場(6:30)→2つ目東屋(7:45)→麻布山(8:35)→(9:20)前黒法師山(9:50)→(10:40)麻布山(10:50)→(12:30)野鳥の森駐車場

 カシミール


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