神経内科の先生に診ていただいて、初めて病名がつきました。
横断性脊髄炎(多発性硬化症の疑い)。多発性硬化症は、亡くなられた林家こん平さんが患った病気です。
簡単に言えば、脊髄が腫れて神経の伝達がうまくいかずに、手足の動きが悪くなったということです。
3日間、治療の点滴が続きました。治療はこれだけ。体がうまく動かずに、リハビリを続けました。退院時、杖歩行なんて、治療計画書に書いてあり、ショックでした。
入院後半、角膜ヘルペスになり、とても痛い思いをしました。
ひと月半で退院。その後4ヶ月自宅療養しました。今は小走りに走ることもできます。再発もなく9年経ちました。
あの時、本当にどうにもならなくて、辛くて弱音を吐いていた私に、神様が生きることを教えてくれたんだと思います。