長男は、今日30才の誕生日を迎えました。
普通の人の人生とは、かなり違った30才。
私たち夫婦も、かなり違った人生の後半を過ごしています。
でも、これが私の人生、大切なことは、子供から教えてもらっているような気がします。
人と違っていて、後ろめたい気持ちの日もありました。今も、もちろんその気持ちはあります。でも、そんな気持ちを味わっているので、人に少し優しく接することができるみたいです。
人生に、無駄はないと言います。長男30才の日に思うことは、息子たちの自立まで、元気に夫婦で支えていきたい、自立できる日が来ると信じて、前を向いて生きていきたい。そんなことを改めて思いました。
我が家の息子も変わった人生を歩んでいるところです。現在中学二年、小4終わり頃から不登校を継続中です。中学入学して2ヶ月は通ったのですけど...その後はずっとお休み。
学校へ行かないことがすっかり日常になりました。
今夜のNHKニュースで小中学生の不登校は過去最高の24万人を超えたと聞きました。中学生は20人に1人が不登校。不登校の子はごく普通に存在していると言えそうです。
小学5年の途中まで、無理に通わせるようなことをしていましたが、それは本人にとってプラスにならないことに気がつき、本人の思うがままにするようになりました。幸い小学生の頃頃から現在でも友達が遊びに来てくれますので、本人はそれなりに日々を楽しんでいるようです。土日はやかましくらいです(^_^)
元気でいてくれるならばいい...と思う反面、小4の知識・教養のまま年月が経過しているので今後のことが心配です。本人は通信制の高校へ進みたいとは言っていますが...どうなることやら。でも以前ほど不安は大きくはありません。親である私も息子から多くのことを学んだからでしょうね。
金子みすゞさんの『みんなちがって、みんないい』は息子が小1の頃に音読をしてくれて何度も聴いた詩です。多様性社会と言われる現代であってもこの詩は大きな意味を持っていますね。
長男は、高校1年の秋に不登校となりました。いろいろなことがありましたが、また同じ高校へ今通っています。精神障害もありますので、状況がいつ変わるかもと、覚悟しています。
とちかさんは、息子さんのことを、きっと歩き出す時が来ると信じて見守っているのですね。親が諦めたら終わりと、よくカウンセラーから言われました。
先を考えると、不安が押し寄せてくるので、今日一日を大切にと考えて生活しています。
まだまだ息子さんは若い。歩き出すエネルギーを充電中、息子さんには必要な時間なんでしょうね。
我が家の次男…これまた厄介なやつで、なかなか動き出しません。26才。なんとか30くらいには何かを見つけてほしいなー、と、今は待機中です。