フランス語習慣

仏検1級合格者によるフランスとフランス語のおいしい話。語学とフレンチに舌鼓。(Opera 推薦)

Le Bourgignon

2009-10-12 10:29:59 | グルメ
九月の連休を利用して食い道楽。まずは、しばらくになるフレンチ「ル・ブルギニオン」です。ディナーを予約してお店に向かうと、連休のためか、常連さんというよりは、観光客らしいテーブルもちらほら。まずは、挨拶代わりに白ワインをいただきました。



右はアルザスワイン。「Schoffit Alsace Pinot Gris Colmar」。左は珍しいフランを使った白ワインです。「Couly-Dutheil Blanc de franc」



どちらがどちらか忘れましたが、こうして比べてみると、色から違いますね。



「蝦夷アワビ 肝のソース ルッコラと茄子」

悩んだあげく、メニューはやめて、アラカルトでお願いすることにしました。アミューズの後に出てきたのが上のアントレ。お嫁さんとぼくのチョイスは同じになりましたが、これは、それで正解。アワビのおいしさはシェアできません。やはり、独り占めしたくなるもの。



「骨髄とエスカルゴ トリッパ」

ラ・ロシェルで骨髄はいただいていたので、そのイメージがあったのですが、ごらんのように、非常に背丈のある骨髄。中にはエスカルゴが入っていて骨髄とソースはすでに調理されていました。



「フォアグラのリゾット」

川崎シェフのフォアグラは何度も食べていますが、こちらではいただいたことがなかったので、思い切ってお願いしました。

味としては優しい味付け。濃いのが好きな人は物足りないと思うかもしれませんが、ぼくは、なかなかいいと思いました。

なお、この日のワインはマルゴーのワイン。

Château Desmirail 2003
Marugaux

三級の格付けのワインですが、マルゴーというよりは Pauillac らしい味わいにお嫁さんも満足。家にも同じものがあるので、あと5年以上してから楽しもうかな。



「アンドゥイェット」

シェフの内臓の処理はさすがで、お嫁さん曰く、びらびらが一杯入っていたにもかかわらず、きれいにできあがっていたとのこと。ぼくも少しいただきましたが、確かにそのような印象を受けました。



「タスマニア産仔羊 ニョッキを添えて」

シェフのニョッキを食べたかったのと、仔羊が好きなのがこのメニューを選んだ理由ですが、非常においしくいただきました。鴨のソースがあっさりとしていて、これまでぼくの知っていた仔羊とは少し新しい世界。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、やはりアラカルトでお願いするとボリュームが多い。これでかなりお腹いっぱいになります。



お腹委パイになってしまったので、デセールはなし。最後にコーヒーをいただいてお暇をしました。いつもながら、丁寧に見送ってくださるシェフに感銘を受けます。