フランス語習慣

仏検1級合格者によるフランスとフランス語のおいしい話。語学とフレンチに舌鼓。(Opera 推薦)

仏検1級2009(12)

2008-10-28 07:15:30 | 仏検1級
ヨーロッパには夏時間と冬時間があります。この制度はフランス語で「le système de double horaire été-hiver」と呼ぶそうですが、この週末の日曜日に夏時間から冬時間へと切り替わったそうです。

L'Europe à l'heure d'hiver

エネルギーの節約効果があるとのことですが、みなさんは、このシステムをどう思われますか? 仏検1級の2次試験に出そうな問題です(あるいはもう出たのかな?)。まずは、日本語でどうエクスポゼするか考えてみてください。解答のヒントはコメントに記します。

仏検1級2009(11)

2008-10-27 07:04:19 | 仏検1級

2009年度の試験日程が明らかになりましたね。仏検1級2009(1) の予想通りの日程となりました。

2009年6月21日……一次試験
2009年7月19日……二次試験

あと半年ほどです。合格の美酒を頭で味わいながら準備をしていきましょう。

今日は、読み物。環境問題は仏検1級の中ではぜひ抑えておきたい項目ですが、その前に、21世紀に生きる者としては、理解して少しでも貢献をしたい問題でもあります。

Le Monde で興味深い記事を見つけましたので紹介したいと思います。どれくらいの期間見れるか分かりませんが、とりあえず以下の記事をどうぞ。

L'air de l'Himalaya est aussi pollué que celui des villes d'Europe

「ヒマラヤの空気はヨーロッパの街の空気と同じくらいの汚染度だ」というにわかには信じられない記事です。ヒマラヤが「troisième pôle」すなわち「第三の極」と呼ばれているとは初めて知りました。もちろん、この呼び名は

l'Arctique = 北極
l'Antarctique = 南極

の二つの極の次に来ることに由来しているのですが、33,000平方キロの部分が凍っているということを考えると、うなずける表現ではあります。この面積は、青森県、秋田県、山形県がすべて凍っていると考えるとわかりやすいでしょうか。

読み物としても面白いので、ぜひ、音読をお薦めします。また、ストレッチと思って、知らない単語も調べてみましょう。ぼくが知らなかったのは次の単語。

la liquéfaction : passage à l'état liquide d'un corps gazeux

「気体が液体になること」ということは、「液化」というのが本来の意味らしい。逆に液体が気体になるの(気化)は la vaporisation と言います。

でも、ここでは「dissolution」という意味で使っているようで、氷河が溶解すれば湖ができる。すでに500近くの湖が確認されているというコンテクストです。もし、これらの湖がたまりすぎで決壊すればどんなことになるか? 実はパラドックスとも思える結果が予想されているのですが、それに関しては、上の記事を読んだ人のお楽しみとしておきましょう。

次の単語は知っていましたが、みなさんはいかがでしょうか?

la pénurie

反対語は、「abondance」。Le Petit Robert の定義では次のようになっています。

la pénurie : manque de ce qui est nécessaire à une collectivité

反対語は Le Petit Robert に載っていました。地味ですが、辞書を引くと勉強になりますね。

ア・コテ

2008-10-26 18:19:40 | グルメ

カタカナで書いてしまうと、なんだか妙な感じのするお店ですが、フランス語では「À côté」というパティスリー。フランス語で「à côté de ... 」で「…のそばに」という意味になります。きっと、お客さんと距離の近い気取らないパティスリーを目指したのだろうなと思うわけですが、確かに、パティシエが一人で切り盛りしている小さなお店です。

ちなみに、女性なのにパティシエとか言っているメディアがたくさんありますが、これは、フランス語学習者からすると恐ろしい間違い。そのたびに、え、この女性に見える人は本当は男なの? と横やりを入れているぼくですが、パティシエはあくまで男性形。女性形はパティシエール。同じパターンが、ソムリエに対してソムリエール。



お嫁さんがこのパティスリーにはお世話になっているのですが、今回、初めて連れて行ってもらいました。タルト・オ・ポティロンとチーズケーキをお願いしました。なんでも、国産のポティロン(カボチャ)を使うのは今回で最後ですというパティシエの話に購入を決めたタルトは確かに甘さがこれまで食べたものと変わっていました。自然なテイストがうれしかったかな。

ア・コテ パティスリー (A Cote Patisserie)
03-3447-1354
東京都港区白金台2-5-11

仏検1級2009(10)

2008-10-21 07:17:48 | 仏検1級

巷を賑わしている「汚染牛乳」問題。2008年後半の話題としては間違いなくトップ10にランクインするでしょう。メラニンという物質が混入された牛乳を大量に飲むことで、腎臓や膀胱に結石ができる可能性があるというもの。All About の記事が参考になると思います。

仏検1級の受験生としては、これをフランス語で何というか知っておきたいところ。

Scandale du lait contaminé : pourquoi Pékin impose le silence

やはり、「lait contaminé」と表現するようです。また、メラニンによる汚染牛乳というのは、

lait contaminé à la mélanine

と表現するようです。しかし、「汚染牛乳」以外にも別の表現があるようでうs。

Lait frelaté: le Premier ministre reconnaît une part de responsabilité

「Lait frelaté」というのは、「混入牛乳」とでも訳せばいいでしょうか。

frelater = altérer dans sa pureté en mêlant des substances étrangères

上のリンクを音読した後で、次の名詞化の問題に取り組んでください。太字部分を名詞にしてください。

Le gouvernement est responsable particulièrement dans le domaine du contrôle.

回答はコメントに記しておきます。

この牛乳騒動を巡る中国政府の対応について、批判が数多くされていますが、基本的には、できるだけ大騒ぎを防ぎたいという姿勢が見え隠れするようです。

Pékin voudrait bien mettre en sourdine le scandale du lait

【今日の表現】
mettre en sourdine : 「臭いものに蓋をする」という表現。

アラジン

2008-10-19 15:34:14 | グルメ
三ヶ月ぶりに広尾のレストラン「アラジン」に行ってきました。実は、昼間に別のイベントに参加したかったのですが、それをあきらめざるを得なかったので、そのリベンジもかねて。

いつものように、ぼくは Menu Dégustation (季節のコース) を選択。10,000円で五皿、その上デセールが二つついてくるのだから、とってもリーズナブルだと思うのですが…… お嫁さんは、Menu de Spécialité (スペシャルコース) を選択。本日のお肉料理を聞いたら、なんと、豚足の料理か、自家製アンドゥイェットとのこと。どちらもコアなメニュー。



柔らかなフォワグラのフランと木の子、銀杏、むかごのフリカッセ秋トリュフ風味
Moelleux de foie gras et fricasse de champignons et foie gras “Truffe d’Automne”

季節のコースの一品目。フォアグラのソテーと並んで定番と言ってもいいでしょう。マデイラソースのおいしさは控えめに、まるで茶碗蒸しのように楽しめるフォアグラ。暖かいフランはおいしい。



ホロホロ鳥とフォワグラと石川芋、ゴボウのガランティーヌ
Galantine de pintadeau et foie gras, isikawaimo et gobou

スペシャルコースの一品目は、これも定番となっている料理。ちょうど昨年の同じ時期に食べて感動をした料理です。ただ、今回はサーブする器が違う。昨年は白いお皿でしたが、今回はガラスの器です。個人的には白い器の方がいいかな。



鮑とセップ茸のキャベツ包み蒸し、肝のオリーヴオイル風味添え
Chou farcie d’ormeaux & cèpes marine

季節のコースの二品目はアワビ。これまでに二回ほど食べたことがあるのですが、アワビの蒸し具合とキャベツのコンビネーションがなんとも素晴らしい。素材から言ってもアワビにセップ茸と贅沢な料理です。

後で、川崎シェフとお話をしたときに、これが一番お金がかかっているとおっしゃっていました。



ホタテ貝とセップ茸のキャベツ包み蒸し、柚子風味ドレッシング
Chou farci de Noix de St-Jacques et Cèpes

スペシャルコースの二品目は、アワビのかわりにホタテを蒸した料理。食べ比べると分かりますが、アワビとホタテの食感と風味の違いが興味深い。



毛蟹のリゾット
Rizotto de crabes

季節のコースは三品目が定番の毛蟹のリゾット。ほとんどのお客さんが何が一番おいしかったかと訊かれて、「毛蟹のリゾット」と答えるそうです。

ちなみに、ぼくは、アワビとセップ茸の包み蒸し。



茄子と秋刀魚のシャルロット作り、バルサミコ酢ソースとタプナード添え
Charlotte d’aubergine et snnma au vinaigre de balsamique et au tapenade

お嫁さんの三品目は、シャルロット。前回は「茄子とサルディーンのシャルロット」でしたが、今回は、秋の季節を感じさせる秋刀魚を使っています。やはり、秋刀魚の内臓がおいしい。


魚料理
Poisson Selon Arrivage

季節のコースには魚料理がついてきます。今回はスズキ。柔らかく、ほくほくしているのでてっきり蒸しているのかと思ったら、焼いているのだとのこと。

そういえば、川崎シェフの魚料理では、これまでも鱈とムール貝の料理で感銘を受けたことがありましたが、今回も、感動しました。



この辺りで、この日のワインを紹介しましょう。Saint Julien でとっても有名なシャトー。メドック第4級なのですが、日本での人気が高く、店頭で見かけてもかなり高いワインなのですが、お安くいただいたので、川崎シェフの料理で飲みたいと持ち込みました。なお、持ち込む場合は抜栓料で3,000円必要です。

Château Beychevelle 1983
Saint Julien
Cabernet Sauvignon 60%, Merlot 28%, Cabernet Franc 8%, Petit Verdo 4%

ぼくにとってはあこがれのワインでした。というのも、ボルドーにいた頃、このシャトーの前を通るときには、船は帆を下げたんだよ。それが当時はこういうふうに言ったんだと教わったからです。帆船がラベルにあるのはそのため。

baissez le voile --> baisse voile --> beychevelle



1983年というと、もう25年前のワイン。栓を開けると土埃の香りがしました。色も煉瓦色。熟成をしているのだから、赤色は煉瓦色に近づくのです。デキャンタージュをせず、ボトルから直接注いでもらうようお願いしました。

実は、Château Beychevelle は川崎シェフの好きなワインだとか。後で、話も弾みました。



蝦夷仔鹿背肉ステーキ、赤ワインソース
Dos de Chevreuil poêlé au vin rouge

いよいよ、メイン。季節のコースも選択ができるようになっていますが、ぼくは、蝦夷鹿が食べたいので上のものにしました。上に載っているのは脂身。苦手なので、すべてお嫁さんに寄付。彼女によると、それが、後で効いたとのこと。



自家製アンドゥイエット
Andouillettes a la Maison

簡単に言うと「内臓の詰め物」。フランスにいたときに初めて食べようとしたら、中はいろいろなものが入っているんだよと含み笑い。内臓の詰め物だと、確かにそうでしょう。味、かおりと強い料理です。

後で川崎シェフと話をしたら、かなり、フランスらしいと胸を張っていらっしゃいました。それでも、かなり食べやすくしてあると思います。好きな方はぜひお試しください。



柿とパッションフルーツのスープ仕立て&ヨーグルトシャーベット添え
Soupe de fruit de la passon et kaki & sorbet au yaourt

ぼくのデセール一品目は酸味がここちよいスープ。この酸味で二つ目のデセールを食べる準備ができてしまうので不思議。料理も脳で食べているのかもしれません。



栗のパイ包み焼き,チョコレートソース&栗の花のハチミツアイスクリーム
Marron en croûte sauce au chocolat & glace au mile de chataigne

二品目のデセールは、これも定番の料理。栗がとても大きいので、びっくりしました。訊いてみると和栗だとか。和栗であんな立派なものができるなんて驚き。



Blanc-manger au noix de coco & sorbet au Dita 1,000
ココナッツのブランマンジェ&ライチ風味シャーベット

お嫁さんのデセール。デセールをあまり食べない彼女には、甘みの抑えたこの料理は心地よかったでしょう。

この日は土曜日でしたが、思ったよりもお客さんが来ていました。しかし、ほとんどの方が早めにお店にいらっしゃったようで、10時頃にはぼくたちを含めて二テーブルくらい。お腹もいっぱいになったし、ティザンをいただきながら、今日は早めにお暇しようかなと思っていると、川崎シェフがいらっしゃって、いろいろな話になりました。

以外とおもりあがったのは、フランス人の話。あの人たちは冗談がきついですねという話になって、ぼくが、アメリカンコーヒーのことをフランス人の友人が「靴下の汁」と呼んでいたと「jus de chaussettte」という単語を使ったら、大笑い。あまり上品な単語ではないのですが「les couilles」もよく聞きましたねという話でさらに大笑い。シェフのフランス語の力は以前確認済みで、とてもきれいな発音をされているのですが、やっぱり、しっかりとした実力をもたれていることがまた確認できました。

気づけば一時間ほどお話をしていたでしょうか。おいしいものを食べて、素敵なワインを飲んで、大いに笑って、とっても幸せな夜。川崎シェフを始めスタッフの方々、そして、ディナーをともにしてくれたお嫁さんに感謝。ありがとう。

仏検1級2009(9)

2008-10-18 17:46:55 | 仏検1級

受験生のみなさん、準備の方は進んでいますか? 傾向と対策を購入されて、少しずつ進めているとは思いますが、ペースが落ちていませんか? 受験勉強は計画が大切です。9月から始められた方は、

10月末:第1章を終了
11月末:第2章を終了
12月末:年末年始を使って模擬試験を自分でやってみる
1月末:第3章を終了
2月から:第1章から間違った問題だけやってみる
3月末:第3章まで終了

といった形で計画を立ててやってみましょう。自分で毎週のノルマを決めるのも大切ですが、ノルマを達成したら、自分をほめましょう。「えらい!」というのもいいし、一杯、ウィスキーを飲むのもよし。

今日は、フランス語学習者にとって気になる話題です。

Ouverture du XIIe sommet de la Francophonie">

この金曜日にフランコフォン・サミットが始まったという議論なのですが、フランス語にがんばってもらいたいと思うぼくとしては、とても使いたい表現が目白押しなので紹介させてください。

Dans une interview ce vendredi au quotidien québécois Le Soleil, Nicolas Sarkozy estime même que la langue française, loin d'être en recul, est au contraire en plein essor, puisque le nombre de locuteurs francophones a triplé en cinquante ans.

「essor」という単語は知っているけど、なかなか使えません。もともと、「飛ぶ」という動詞から派生した単語なようです。従って、鳥が飛ぶことが「essor」の一義的な意味なのですが、これが発展 (développement hardi et fécond) という意味にも使われるわけです。

industrie en plein essor
prendre un grand essor

サミットでは4つのテーマ (Quatre thématiques) が議論されたそうですが、上の記事ではすべては紹介されていませんが、次のように書かれています。

les participants au sommet entendent d'abord renforcer le rôle et l'influence de la langue française dans le monde.

「世界におけるフランス語の役割と影響力」というのは「le rôle et l'influence de la langue française dans le monde」と書くのかと今更ながら感心。今度、これを使って何かかっこいいこと言ってみたいと思ったりしますが、記事は続きます。

Ils souhaitent aussi développer l'existence politique et économique de l'espace francophone

これは難しいテーマです。政治、文化、経済のすべてでフランス語の存在が強くなれば、フランス語を学習しようという人も増えるでしょうが、経済においては英語が存在範囲を広めています。どのような議論が展開されたのか興味深いですね。

サミットにはフランス大統領も出席し、スピーチを行っています。

Le discours de Nicolas Sarkozy au sommet de Québec

二つ目のスピーチをぜひ聞いてみてください。フランコフォンで何? というテーマに基づいてサルコジ大統領が力強いメッセージを放っています。ディクテしたいですね。

さらに詳しくはこちらをどうぞ。

【今日の表現】
ne pas chômer = s'activer sans s'arrêter


New MacBook & MacBook Pro

2008-10-15 23:03:59 | マルチリンガルとPC
アップルから新しいノートパソコンが登場しましたね。MacBook がポリカボネートからアルミに変わったこと、そしてグラフィックス性能が飛躍的に上がったことの二点が一番の変化だと思いますが、そんなに思ったほど売れないんじゃないかな。

(1) ビデオでは軽量化する方法を編み出したとか言っていますが、総重量 2 kg は、今時、Windows の世界では珍しくありません。むしろ、凡庸な重さと言っていいでしょう。
(2) MacBook Pro もアルミ。MacBook もアルミ。ぱっとみ、差別化は液晶のサイズだけ? もちろん、FireWire が使えるかどうかという選択肢はあるのですが、それはコンピューターに詳しい人が考えること。平均的なユーザーはあまり考えないかな。
(3) 148,000円という値段は微妙。景気が減退しているときに、前より高くなったものを買うかな? それだけの魅力があると感じられるかどうか。

旧型の値崩れに人気が出そうな感じ。


La Brianza

2008-10-14 07:05:54 | グルメ

九月中旬にスペインに出かけるので、それから戻ったらぜひ来てくださいと奥野シェフからお誘いをいただいたので九月の末にいつものイタリアン La Brianza に出かけました。

月曜日ということもあって、店内はテーブルに余裕がありました。実は、この日もボルドーワインを持ち込み。普通のワインなのでエチケットを取っていませんが、Demoiselle とかいう Haut-Médoc のワインでした。フランス語で「demoiselle」はトンボ。エチケットにはトンボがアクセントとして描かれています。



高いワインでもないのに10年近いため、オリだらけ。最初の段階でオリが待っていました。これは、突然持ち込んだことにもよるのでしょうが、まあ、ワインの値段を考えるといいかというか、やっぱり、イタリアンでもボルドーが飲みたいねと強引にスタートです。



一口のフォアグラとカンパリオレンジ
Fegato d'oca e campari arranca

スプーンの上に載っているのがフォアグラ。こういう食べ方もいいですね。左のカンパリオレンジが美味。ぐいっと行けます。



イベリコの前腕の生ハムと西洋ナシ
Martinseco e hamon iberico

シェフがスペインから持ち帰ってきたイベリコ豚の生ハム。前腕の部分だとか。

生ハムと言えば、イタリアンではメロンと合わせるのが通常のパターンですが、ハムの味が濃いため、洋ナシに合わせてみましたとはシェフの談。確かに、洋ナシとの組み合わせも気持ちよい。



生シラスのガレット 男爵のブレア
Impadella di gianchetti

生シラスを使った料理。生シラスを使ったパスタはシェフのメニューにありますが、男爵芋と合わせたこの種の料理は初めて。新鮮な驚き。



白アスパラのフリット バッサーノ風
Fritto di asparagi bianchi

以前、「紀州産すずきのソテーと白アスパラのインパナート」というのを食べましたが、今回は白アスパラのフリット。記憶を比較すると、インパナートの方が白アスパラの生々しさが残るような気がします。フリットだと衣が少し厚いのかな?



アマトリーチェ風ピチ
Pici al amatorichetrano

ぼくは麺は細い方がいいのですが、この太めの麺はむちむちしてよかったです。やはり、手製だと麺の鮮度がいいからでしょうか。

アマトリーチェ風はぼくの好きなトマト風味。量もこれくらいの方がいいですね。



トスカーナ風ミネストローネ
Minestorone paesana

フツウノミネストローネと比べると赤い色が少なめです。実際に食べてみると、なんだか素朴な感じ。



ルビーグレープフルーツのグラニテ
Granite

調べてみると、前回はお口直しはなかったみたい。



フランス産鳩の炭火アロスト
Arrosto di picchone

フレンチだと鳩というと血を使ったソースなんかが有名で、こってりとした料理という印象が強いのですが、イタリアンらしく炭火焼きをした作品。

炭火焼きが香ばしく、鳩はどちらかというタンドリーチキン的な焼き上がりになっていました。非常においしかった。



ボネット ピエモンテーゼ
Bonet piemontese

最後はデザートで締めくくり。この後コーヒーをいただいたのですが、いつの間にか、シェフが調達をしてきた食後酒の話になり、せっかくなのでいただくことになりました。



気づけば最後の客になったぼくたち。最後は、またシェフのホスピタリティに送られながらお店を後にしました。いつもありがとう。

仏検1級2009(8)

2008-10-13 11:40:30 | 仏検1級

ニューヨークに始まった株式市場の低迷は、世界中での株式市場に影響し、経済システムそのものが脅かされている感がありますが、仏検1級受験者としては、これをいいテーマとして捉えたいところです。2009年の仏検1級では必ず狙われるでしょう。時事用語として出題されるのか、読解問題の一つとして出題されるのか、それは予測がつきませんが、受験者としては、どちらにも対応できるようにインプットを増やしておきたいですよね。

RFI に特集ページがありますので、ご紹介します。

Crise financière internationale

中にはかなり専門的な記事もありますが、興味のあるもの、あるいは自分でも分かりそうなものをつまみ食いしてみましょう。ちなみに、上のリンクにとてもいい文章があるので、以下に抜粋してみます。

Un an après le début de la crise des subprimes (crise immobilière et financière aux Etats-Unis), c'est tout le système financier international qui est déstabilisé. Des géants de la banque ou de l'assurance se retrouvent en situation de faillite, les marchés boursiers connaissent des chutes vertigineuses, et les Etats sont appelés au secours. Retrouvez dans ce dossier les principales étapes de la crise et les analyses de nos spécialistes.

わかりやすい文章ですから、問題なく読めると思います。まずは、音読を誤解してから、次の問題を解いてみてください。

【問題】
次の文章の太字部分を名詞にして文章を書き換えなさい。
Les marchés bourisers ont chuté d'une manière vertigineuse.

恐らく、音読をされた方にはとても簡単な問題だったでしょう。解答は例によってコメントに記しておきます。

上のリンクをたどると文章だけでなく、音声での情報も手にはいるようになっています。これも、興味のある部分をつまみ食いしてみるといいと思いますが、以下のものはなかなかいいと思いました。ぜひ、この機会に経済関係のフランス語のなじみましょう。

La crise des liquidités